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2024年度 京都府公立高校入試問題過去問・中期【数学】解説

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)
6-2×(-52
=6-2×(-25)
=6+50
=56

(2)
2/3(6x+3y)-1/4(8x-2y)
=4x+2y-2x+1/2y
=2x+5/2y

(3)
√32-16/√2+√18
=4√2-8√2+3√2
=-√2

(4)
(x-y)2-10(x-y)+25 ←x-yをXと置き換える
=X2-10X+25
=(X-5)2 ←戻す
=(x-y-5)2
={7-(-6)-5}2
=82
=64

(5)
はじめに両辺をxで割らないこと!
0で割れないので、x≠0という条件がなければxで割れない。

8x2=22x
8x2-22x
=2x(4x-11)=0
x=0、4x-11=0→x=11/4
x=0、11/4

(6)
y=ax2に(x、y)=(3、-54)を代入。
-54=9a
a=-6
y=-6x2

(7)

時計回りに270°回転=反時計回りに90°回転
Cが最もわかりやすい。
OBを対角線とする青の長方形の回転移動で捉えてB’を定める。
同様にAも定める。(長方形の対角線はCAなどでもいい)

(8)
取り出した1個を戻さずにもう1個取る→同時に2個取るのと同じ。
2個の取り方は、52=10通り
同色の方が少ないので、余事象から求める。
同色は赤2個か白2個の2通りしかない。
異色の確率は、1-2/10=4/5

大問2(データの活用)

(1)
30分~90分までの度数を合計する。
8+8+9+8+9+10=52人
@@

最大値は110~120分の階級→ア・エに絞られる。
2つの違いはQ3(第3四分位数)。
120人のQ3は上位60人の真ん中、上から30番目と31番目の平均。
これが90~100分の階級に含まれるからア。

(2)

ア:A組の中央値は約68分。30人の中央値は15番目と16番目の平均。
たとえば、50分台と70分台の平均でも68分は作れてしまう。×
イ:30人のQ3は上位15人の真ん中、上から8番目。
B組のQ3から8番目が80分以上なので、80分以上は8人以上いる。〇
ウ:C組の最大値が複数人いれば、115分は2人以上いる。×
エ:30人のQ1は下位15人の真ん中である下から8番目。DだけQ1が40分を超えている。
Dの40分未満は全体の4分の1未満(多くても7人)で最も少ない。×
オ:四分位範囲=Q3-Q1(箱の長さ)、範囲=最大値-最小値
四分位範囲が最も大きいのはA組で、最も範囲が小さい。〇
イ・オ


大問3(数量変化)

(1)
Aは自転車を、21-6=15分間こいだ。
分速600mだから、PQ間は600×15=9000m
@@
地点Qはスタートから、300+9000=9300m
地点Q(21、9300)→ゴール(46、14300)
右に46-21=25、上に14300-9300=5000だから、傾きは5000/25=200
地点Qから左に21、下に21×200=4200移動して、切片は9300-4200=5100
y=200x+5100

(2)

自転車の速さはA:B=
時間は逆比で⑤:⑥。
15分=⑤だからBの自転車は、15×⑥/⑤=18分
Bが地点Qに着くのは、6+18=24分後

長距離走の速さの比は、A:B=
時間は逆比でA:B=⑤:④
差の3分が①にあたるから、Bが走ってから3×④=12分で追いつく。
→スタートから24+12=36分後でAに追いつく。

Aの速さは前問の傾きから分速200m。
Bに追いつかれた場所からゴールまでの距離は、分速200m×10分=2000m
したがって、14300-2000=12300m

大問4(空間図形)

(1)

AB=③、底面の半径=①
青線の三角形で辺の比を三平方すると、高さは〇2√2=4√6cm
底面の半径は、4√6×①/〇2√2=2√3cm
@@
AE=AB×2/3=(2√3×③)×2/3=4√3cm
半径…2√3cm、AE=4√3cm

(2)

最短距離なので展開図を作成。
扇形の中心角は、360×半径/母線=360×①/③=120°

Eから垂線をひき、DAの延長との交点をFとする。
∠EAF=180-120=60°→△AEFは内角が30°-60°-90°
→辺の比は1:2:√3だから、AF=2√3cm、EF=6cm
△DEFで三平方→DE=2√21cm


大問5(平面図形)

(1)

EB=8-2=6cm
BGとEFに補助線
△EBCは直角二等辺で、Gは底辺ECの中点→BG⊥EC、B・G・Fは一直線に並ぶ
BFを対称の軸として左右対称、∠BEF=∠BCF=90°
四角形EBCFは1辺6cmの正方形で、対角線BFとCEの交点がGである。
△CFG=正方形EBCF÷4=6×6÷4=9cm2

(2)

△ABH∽△DIHより、DI:DH=④:⑤

△DIH∽△CIBより、CI:CB=④:⑤
CI=6×④/⑤=24/5cm

(3)

(1)で△CFGを求めたので、これから△CIJを引けばいい。
△EBJ∽△CIJより、BJ:JI=6:24/5=⑤:④
△CIJの面積は、△BCI×④/⑨=6×24/5÷2×④/⑨=32/5cm2
四角形FGJIの面積は、9-32/5=13/5cm2

大問6(規則)

(1)

n=5のとき、弦の本数は+4して10本。

(2)

規則を見つける。
【1、3、6、10…】は1から連続する整数和(三角数)で、末項(最後の数)がn-1である

n=41のとき、末項は41-1=40
→1+2+3+…40を計算すればいい。
(1+40)×40÷2=
820本

(3)
1~(n-1)までの和が1953になる。
(1+n-1)(n-1)÷2=1953
n(n-1)=3906

連続する2数の積が3906になる。
60×60=3600だから、nは60より少し上。
位の和が9の倍数→3906は9の倍数だから63を含む
62×63か63×64。一の位6から62×63=3906
n=63


大問1
(7)長方形の90°回転に置き換えれば格子をみればいい。
(8)同色が少ないと直感する。
大問2
(1)わかりやすい最小値・最大値を見る→残ったものの相違点に着目。
(2)2つと指定されており、選びやすかった。
大問3
(1)4桁の計算も間違えないように。
(2)まずはBがQ地点に着いた時間を求める。
速さと時間の逆比を使うと、計算処理が楽になる。
大問4
(2)ヒモの位置が端ではないが、外角60°を用いるオーソドックスな手法。
大問5
(1)ここでつっかかる生徒はいたと思う。
ECの垂直二等分線FGをどう使うか。△CFGは内角から直角二等辺で、
EFに補助線をひくと、なんとなくGは対角線の交点にあると感じられる。
理由も説明できるようにしておきたい。
(3)例年と比べると、後半はズルズルと出しやすい。
大問6
(1)1・3・6の並び→三角数を知っておくと吉。
(2)末項がn-1。いつも通りの等差数列の和の公式を使う。
(3)ここも例年通り。桁が多い数を〇×〇にどう分解するか。
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