大問1(計算)
(1)
(-2)×5
=-10
(2)
3/4-(-1/5)
=3/4+1/5
=19/20
(3)
20a2b÷(-2a)÷(-b)
=10a
(4)
(2-√3)(2+√3)-√27/√3
=22-(√3)2-√9
=4-3-3
=-2
(5)
(x+1)2+(x-2)(x+3)
=x2+2x+1+x2+x-6
=2x2+3x-5
大問2(小問集合)
(1)
(x-2)2=5
x-2=±√5
x=2±√5
(2)
ア:100-x=y→y=-x+100(一次関数)
イ:xy=20→y=20/x(反比例)
ウ:y=πx2(y=ax2)
エ:y=250x(比例)
イ
(3)
√60<√64=8
√60より大きい自然数nの最小は8
(4)
弧BCに対する中心角BOC=31×2=62°
半径より△OBCは二等辺だから、x=(180-62)÷2=59°
(5)
全体は6×6=36通り
1<a/b<2 ←b倍
b<a<2b
サボはbで場合分けしました。
b=1→×
b=2→a=3
b=3→a=4・5
b=4→a=5・6
b=5→a=6
b=6→×
計6通り、確率は6/36=1/6
(6)
2点A、Bから等距離にある点の集合→ABの垂直二等分線
これと直線ℓとの交点がP。
(7)
答案では、用いる文字が示す内容と連立方程式を書いて過程を記述する。
昨年送付したはがきをx通、手紙をy通とする。
総額の増加分しかわかっていない。
料金の改定により、はがき1通22円、手紙1通26円増加する。
昨年と同じ方法で送った場合、22x+26y=4880 …①
昨年の手紙から改定後のはがきは1通1円増加する。
すべてはがきで送った場合、22x+y=1880 …②
①-②で、25y=3000
y=120
②に代入。x=80
はがき…80通、手紙…120通
@余談@
本問は連立方程式の強制ゆえ使えないが、
改定後の手紙1通→はがき1通に交換すると25円ずつ減る。
全体で4880-1880=3000円減少したから、25y=3000
y=120と求まる。
大問3(データの活用)
(1)①
31日間の中央値(Q2)は16番目の値。
35℃以上が16日以上あるか否か→中央値が35℃以上かを見る。
イ
②
ア:2023年の33℃は箱の途中で不明。×
イ:2023年と2024年の31℃はヒゲの途中で不明。ヒゲの長さでは決まらない。×
ウ:四分位範囲=第3四分位数(Q3)-第1四分位数(Q1)
箱の長さが最も長いのは2022年。〇
エ:2022年の最大値は36℃未満。×
ウ
③第1四分位数と第3四分位数が大きくなっているから。
*2つの四分位数がどうなっているかを簡潔に書けばいい。
(2)
面白い設問でした。
Q1…下から8番目、Q2…上から16番目、Q3…上から8番目
枠内が変化している。
①Q2・Q3が増加した。
Q3の8番目が36.1℃に変わる→1~8番目のどこかが変わった。
追加された9月1日…追加後Q3の36.1℃以上~最大値36.9℃以下
Q2増加、Q1変動なし→下8個変わらず。16番目までのどこかが変わった。
削除された8月1日…Q1の34.8℃以上~削除前Q2の35.3℃以下
②Q1・Q2・Q3・最大値が減少した。
最大値の減少から、削除された8月2日が36.9℃(オ)となる。
9月1日は36.1℃以上だから、残りの36.2℃(エ)
Q1減少から下8個のいずれかが変わった。
追加された9月2日…追加後Q1の34.4℃以下→32.6℃(ア)
ちなみに、8月1日は35.3℃以下で残りの35.2℃(イ)
9月1日…エ、9月2日…ア
@@
追加(+1)と削除(-1)のあいだの値が変動する。
追加と削除のいずれが大きいかで順位の増減が決まる。
大問4(関数)
(1)
y=ax2にA(-3、3)を代入。
3=9a
a=1/3
(2)
AC:CB=①:③より、B=3×③=9
(3)
y=1/3x2にx=9を代入→B(9、27)
A(-3、3)→B(9、27)
右に12、上に24だから、傾きは24/12=2
Aから右に3、上に6移動して、切片は3+6=9
y=2x+9
(4)
四角形OABDと△PBDの共通部分である△ABDを除外すると、
残りの△OADと△PADが等積になる。
等積変形より、AD//PO
AD//x軸だからPはx軸上にある→Pはy=2x+9とx軸との交点。
0=2t+9
t=-9/2
△PBDを基準にして、これと等積になるもう1つのPの位置を考える。
Pが下に向かうと△PBDの面積は増加し、上に向かうと減少する。
Bまで面積減少→Bから面積増加
PがBを通り越して反対側にくるしかない。
PB=BP’
P’のx座標t=9-(-9/2)+9=45/2
ア…-9/2、イ…45/2
大問5(空間図形)
②
△ABC∽△BICの証明。
共通角の∠ACB=∠BCI
正四角錐だから側面の△ABCと△ACDは合同な二等辺。
合同の対応する角→BG//CDの同位角→対頂角につなげて、∠ABC=∠BIC
2角相等で∽
(2)
最短距離なので、PT+TU+USは展開図で直線になる。
別々の正四角錐だが、線分PS=線分BGとして図を使いまわせる。
前問の相似を使う。
AB:BC=BC:CT
CT=4×4/7=16/7cm
AT=7-16/7=33/7cm
AT:TC=㉝:⑯
BC=CD=4cm
△ATU∽△ACDより、TU=4×㉝/㊾=132/49cm
大問2以降のラストの小問は正答率が低い。
●講評●
大問1
満点を狙いたい。
大問2
(3)√60に近い上の平方数を狙う。
(5)分母のbで整理した方がいい。分母を払うとb<a<2b
aはbより大きく、2bより小さい数。
(7)書きづらさがある。
郵便料金の総額がわからず、その増加分しか出されていない。
求めたい枚数を文字に置き、1枚あたりの増加分を整理する。
大問3
(2)箱ひげ図ではなく、表の変化したところを見る。
何日が入って何日が出るか書いておこう。
最大値の変化が一番わかりやすいので、これから判断してもいい。
8番目のQ3が36.0から36.1に増えた。
→1~8番目に新たなデータが挿入されたことで、36.0が9番目になった。
大問4
(4)良問だった。実力差がでる。
共通部分を抜くと見えやすい。残りの三角形で考えると、1つはx軸上にある。
もう1つが難しい。△PBDと等積になるようにPを直線②上で動かす。
大問5
(1)②正四角錐→側面の二等辺はいずれも合同であることをはさむ。
(2)正答率は低いが、公立高校入試でいくつか類題が出ている。
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