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大問1(小問集合)
(1)
3+(-8)-(-4)
=3-8+4
=-1
(2)
2ab2×5a÷b
=10a2b
(3)
12/√6+3√2×√3
=2√6+3√6
=5√6
(4)
x2+16x
=x(x+16)=0
x=0、-16
(5)
-4×(-6)/8=3
*y=-2x
(6)
座標平面の左上が第1象限。反時計回りに第2、第3、第4象限。
a<0の反比例y=a/xは第2象限と第4象限に双曲線としてあらわれる。
x>0のとき(第4象限)、xが増加するとyも増加する。
x<0のとき(第2象限)、xが増加するとyも増加する。
ア・ウ
(7)
回転体は底面の半径3cm、高さ6cmの円柱。
3×3×π×6=54πcm3
(8)
四分位範囲=第3四分位数(Q3)-第1四分位数(Q1)
11匹のQ3は上位5匹の真ん中、上から3番目の139g
Q1は下位5匹の真ん中、下から3番目の112g
139-112=27g
大問2(小問集合2)
(1)
整数問題では、とりあえず因数分解してみる。
(45+n)(45-n)を7で割ったら自然数になる。
→(45+n)(45-n)=7k(7の倍数)
7は素数。(45+n)か(45-n)のいずれかが7の倍数になる。
また、結果が自然数=正の整数なので、45-n>0→45>n
最も大きいnを求めるので、nの候補は44、43、42…と下がっていく。
45÷7=6…3
45は〔7の倍数+余り3〕
7の倍数にするには余り4を足すか、余り3を引けばいい。
45未満で最も大きい〔余り3〕か〔余り4〕の数を求める。
〔7の倍数+余り3〕-7=〔7の倍数+余り3〕だから、
45-7=38は余り3→39は余り4
最も大きいn=39
(2)
三平方の定理で3辺を求める。
△CDIは辺の比が3:4:5→CI=5cm
1辺がa、b、cの直方体の対角線=√(a2+b2+c2)
IJ=√(32+32+22)=√22cm
JC=√(22+62+32)=7cm
周の長さは、5+√22+7=12+√22cm
(3)
累積相対度数…その階級までの相対度数の和
130秒未満の累積相対度数を求める。
上野…11/20=55/100=0.55
大西…13/25=52/100=0.52
上野の方が大きいから①上野が選ばれる。
ア…0.55、イ…0.52、ウ…①
大問3(方程式)
大人の入場券をx枚、子供の入場券をy枚とする。
全て前売り券であったら売り上げは500000円。
1000x+500y=500000 ←÷500
2x+y=1000 …①
実際は割高の当日券がいくらか売れて、売り上げは554100円になった。
1枚あたりの(前売り券→当日券)の増加分は、大人が300円、子供が200円。
合計の増加分の554100-500000=54100円で等式を立てる。
300×0.3x+200×0.4y=54100
90x+80y=54100 ←÷10
9x+8y=5410 …②
①×8-②をすると、7x=2590
x=370
①に代入、2×370+y=1000
y=260
大人…370枚、子供…260枚
大問4(関数)
(1)
y=-x2にx=-2を代入→A(-2、-4)
『y座標が点Aのy座標と等しい』→Eはy軸についてAと対称な点。
E(2、-4)
(2)
A(-2、-4)→B(3、-9)
右に5、下に5だから、傾きは-5/5=-1
Aから右に2、下に2移動して、切片は-4-2=-6
AB;y=-x-6
CD;y=-x+1
Dだけ動点、A・B・Cは定点で位置が固定→△ABCの面積を求める。
△ABCは幅5、高さ7だから、面積は5×7÷2=35/2
△CDBの面積は25-35/2=15/2
四角形ABDCは台形だから上底と下底の比が使える。
AB:CD=△ABC:△CDB=35/2:15/2=⑦:③
ABは幅5だから、CDの幅は5×③/⑦=15/7
Dのx座標は15/7
大問5(平面図形)
(1)
△OFB≡△OGCの証明。
半径より、OB=OC
対頂角で、∠BOF=∠COG
弧AE=弧EDから、∠OBF=∠OCG
1辺と両端角が等しいから合同。
ア…COG、イ…OCG、ウ…1辺と両端角
(2)
∠OFB+∠OGC=135°で一定である証明。
弧BCに対する円周角で∠BEC=45°
最終的に、a+b=135°を示せばいい。
aとbの双方に関連する角度をみつける。∠OCGに着目すると…
△CEFの外角より、a=∠OCG+45°
△OGCの内角より、b=180-(90+∠OCG)=90°-∠OCG
a+b=(∠OCG+45°)+(90°-∠OCG)=135°
よって、題意は示された。
以下、公式解答です。
最後は証明したい事柄を書いてフィニッシュ。
@別解@
直径AB⊥直径CD→4点は円周を4等分する。
△ABCは直角二等辺であり、∠CAB=45°
(弧BCに対する円周角から説明してもOK)
△BOFで外角定理→∠OBF=90-a
弧AEに対する円周角より、∠ACG=90-a
△ACGで外角定理→45+(90-a)=b
a+b=135°
@余談@
EがAと一致するとき、∠CGO=∠CAO=45°、∠CFB=∠COB=90°
EがD側に移動すると、∠CGOは大きくなり、∠CFBは小さくなる。
EがDに一致すると、∠CGO=∠COB=90°、∠CFB=∠CDB=45°になる。
大問6(確率)
(1)
5枚から2枚取る組み合わせ→5C2=10通り
左4枚を裏返すので、4は必ず取る。
4が大きい方になればいいので、もう1枚は1~3枚→3通り
確率は3/10
(2)
順番をつけて2回取る→5×5=25通り
白1枚、黒4枚になるパターンを考える。
裏返しの回数が0回→白、1回→黒、2回→白
白になるのは2パターンある。
●1枚の白が裏返し0回
白の寸前まで左右から裏返す。
両端は必ず裏返すので、白の候補はあいだの3通り。
●1枚の白が裏返し2回
白のところまで左右から裏返す。5通り
計8通りだから、確率は8/25
難しい問題、増えました。
大問1
配点16点。完答を狙いたい。
(6)グラフを描いてみよう。
a>0のときは、xとyの増減が逆になる。
大問2
(1)正答率は低い。
整数問題は因数分解できるものは因数分解して積の形に直すのが鉄則。
得られた式を丁寧に読解し、そこから何がわかるか展開していく。
7の倍数→7は素数→どっちかは7の倍数
自然数=正の整数。45+nは正の整数だから、45-nも正の整数でなければならない。
ここから45-n>0→45>nとnの範囲が絞れる。
後半は7で割ったときの余りがポイントになる。
余りを足して7のセットを作るか、余りを消すかの2択。
45未満の正の整数で最も大きい数はどちらか。
(2)愚直に三平方を3回行う。出題の仕方に戸惑った生徒は少なくないか。
(3)問題文が1ページ分あるが問われている内容は130秒未満の累積相対度数。
読解に時間をかけ過ぎたくない。
大問3
十万の位まであるので計算が大変。
2種類の券・大人子供に百分率が絡むので、情報が錯綜して混乱もする。
1つ目は前売り券オンリー。
2つ目は1枚あたりの割高分だけを抜き出し、当日券の枚数をかけて、
合計の増加分で等式を立てると計算処理がしやすくなる。
大問4
(2)Dが右にズレるほど四角形の面積が広がっていく。
四角形ABDCを分割→△ABC(定数)+△CDB(変数)
四角形は25とわかっているから、△ABCをひけば△CDBの面積が求まる。
台形から上底と下底の比を用いる。
大問5
証明2題。
(2)やりづらかったと思う。
離れているaとbを足すと135°で一定。
円周角定理や外角定理をよぎらせて、aとbで他の角度を表してみるといい。
大問6
(1)小さい方は複数枚ある。
大きい方が4→小さい方は4未満。
(2)操作Pは5個から一度に2個をとる組み合わせだが、
操作Qはa、bと順番をつけて2回とるので全体の場合の数が変わる。
1枚の白の白になれるパターンで整理して、白の場所を数えていく。
玉とカードが20個ずつで同様の操作を行うと、白1枚は(20-2)+20=38通りになる。
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