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2022年度 愛知県公立高校入試Aグループ過去問【数学】解説

合格者平均11.7点(前年比;-0.8点)
問題はコチラ→PDFファイル
2022年度、愛知B問題(数学)の解説はコチラ

大問1(小問集合)

(1)
8+(-3)×2
=8-6
=2

(2)
(2x-3)/6-(3x-2)/9
={3(2x-3)-2(3x-2)}/18
=(6x-9-6x+4)/18
=-5/18

(3)
5x2÷(-4xy)2×32xy2
=5x2÷16x22×32y2
=10x

(4)
(√5-√3)(√20+√12)
=√100+√60-√60-√36
=10-6
=4

(5)
5(2-x)=(x-4)(x+2)
10-5x=x2-2x-8
2+3x-18
=(x+6)(x-3)=0
x=-6、3

(6)
反比例はxとyの積が比例定数aで一定。
ア:y=x3
イ:y=35/x
ウ:y=4x
エ:y=15/x
反比例はイ・エ。

(7)
平均値は、(1+3+5+a+10+12)÷6=(31+a)/6
6個の中央値は3番目と4番目の平均だから(5+a)/2。
これらを等式で結ぶ。
(31+a)/6=(5+a)/2 ←両辺を6倍
31+a=3(5+a)
a=8

(8)
A(-3、9)⇒B(6、36)
右に9、上に27だから、傾きは27/9=3
原点を通るので、y=3x

(9)
底面の円の半径の比がP:Q=3:5
底面積の比は、P:Q=9:25
PとQは体積が等しいから、高さの比は底面積の逆比でP:Q=25:9
Qの高さはPの9/25倍。

(10)

△ADE∽△CBEより、BC=6×7/3=14cm

大問2(小問集合2)

(1)

ACの傾きが-1
Dを通る傾き-1の直線をひく。
Dから下に4、右に4移動して、直線とx軸との交点D’(7、0)
等積変形で四角形ABCDは△ABD’に置き換えることができる。

△ABD’の底辺はBとD’の距離で10。
底辺を5にすれば、面積が半分になる
x軸上でBから距離5の2点は(-8、0)と(2、0)。

(2)
最大数は、100a+10b+c。
最小数は、100c+10b+a。
(100a+10b+c)-(100c+10b+a)
=99a-99c
=99(a-c)=396
a-c=4

9≧a>c≧1の条件を加味すると、
(a、c)=(9、5)(8、4)(7、3)(6、2)(5、1)
bはaとcのあいだの数字で、各々3通りずつある
*例えば、a=9、c=5であれば、b=6~8の3通り。
3×5=15通り
Ⅰ…99(a-c)、Ⅱ…15

(3)①
タクシーに乗っていた時間は、15÷36=5/12時間=25分
残り3kmを歩いた時間は、3÷4=3/4時間=45分
到着時刻は、25+45=70分

原点→(25、15)→(70、18)を結ぶ。



徒歩の傾きは右に3、上に1(1/3)。
タクシーの傾きは右に1、上に3だったので、帰りは右に1、下に3(-3)。
交点を読み取ると45分後。

大問3(図形)

(1)

弧ABの円周角より、∠ADB=65°
△ADEで外角定理→∠DAE=86-21=65°
△ABDの内角から、∠ABE=180-(65×2+21)=29°

(2)①

△ABEと△DECを等積変形させると、和が長方形の半分である。
△DECの面積は、80÷2-10=30cm2

2018年度 市川学園中学過去問【算数】大問6解説
問題PDF 図1のように、長方形ABCDがあり、AB=8cm、AD=12cmです。点PとSは、この長方形のたての2等分、点Q,R、T、Uは、この長方形の横を3等分する点です。ここで、図2のように長方形ABCDの内部に点Eをとり、EP、EQ、...

長方形を似たような形で4分割した問題です。
高度な視点の切り替えが要求されています。



45°を活用する。
AEを対角線とする長方形AFEGを作成する。
△AFEも△AGEも内角が45°—45°—90°の直角二等辺。
隣り合う辺の長さが等しく、この四角形は正方形である。

△ABEと△AEDは高さがEF=EGで共通なので
底辺の比であるAB:ADが面積比となる
AB:AD=10:16=5:8

ABを5x、ADを8xとすると、
5x×8x=40x2=80
x>0より、x=√2
ABの長さ5x=5√2cm。

(3)①

最短距離なので展開図を作成。
1辺が同じ長さの正三角形を組み合わせた図形でAD//BC
△EAH∽EBFより、EA:EB=1:2だからAH=2÷2=1cm
△AGH∽CGFより、AG:GC=1:2
AC=4cmだから、AG=4×1/3=4/3cm



2つの正三角形を組み合わせた四角形ACDEは菱形
Eの真下にCがある
ECとADの交点をIとする。菱形の対角線は直交するのでAD⊥EC。

1辺4cmの正三角形の高さは1:2:√3を利用して、EI=IC=2√3cm
EC=4√3cm
△EFCで三平方→EF=2√13cm


大問1
配点16点
(4)先にa√bの形に変えても良い。
(6)すべて選べだが、やりやすかった。歯車の歯数と回転数も反比例。
(7)aを使って平均値と中央値を出してみる。
(8)体積=底面積×高さだから、底面積の比と高さの比が逆比。
大問2
(1)(0、6)(6、0)が気になる。傾き-1から、Dをx軸に移しやすい。
高さ共通⇒底辺半分。
(2)正答率は高くないと思う。
文字の条件とbの存在を忘れずに。
(3)愛知はグラフをうまく使うとシャっと解ける問題がでてくるイメージ。
大問3
(2)①中学受験でよく出てくる。
②発想力が問われた。おそらく一番難しい。
45°線は∠BADの二等分線で2直線AB・ADからの距離が等しい。
⇒2つの三角形の高さが等しい、と説明しても良い。
面積比がそのまま長方形の縦:横になるとわかれば、方程式で決着がつく。
(3)①3つの正三角形の作図をうまく描けるか。
雑で下手な絵を描くと真相が見えず、たぶん失敗する。
合同な2つの正三角形をくっつけると菱形になる。
AGはチョウチョ型の相似。AHを別の角度から眺めてみる。
②菱形の対角線が見えたら答えはすぐそこ。

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