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(1)
4つの整数A、B、C、Dがあります。AとBとCの和は210、AとBとDの和は195、
AとCとDの和は223、BとCとDの和は206です。このとき、Aはいくつですか。
(2)
豊子さんと花子さんは、同時にA地点を出発し、
A地点とB地点の間をそれぞれ一定の速さで1往復します。
2人はB地点から140mの場所で出会い、豊子さんがA地点に戻ったとき、
花子さんはB地点を折り返しており、A地点まで480mの場所にいました。
このとき、(豊子さんの速さ):(花子さんの速さ)を求めなさい。
(3)
下の図のように、円周を12等分した点をとり、
点Aと点B、点Cと点Dをそれぞれまっすぐ結びました。
直線ABの長さが6cmであるとき、色のついている部分の面積は何cm2ですか。
(4)
下の図の三角ABCにおいて、AD=9cm、DB=6cm、AF=8cm、FC=2cmで、
(三角形BDEの面積):(三角形DEFの面積)=2:3です。
このとき、(三角形CEFの面積):(三角形ABCの面積)を求めなさい。
@解説@
(1)
すべてを足す。
A+B+C=210
A+B+D=195
A+C+D=223
+)B+C+D=206
(A~Dの和)×3=834
(A~Dの和)=278
A=278-206=72
(2)
豊子がBを折り返して140mのところで花子と出会った。
このとき、豊子と花子の差は、140×2=280m
一方、豊子がAに着いたとき、花子との差は480m。
速さが一定の場合、時間が経つほど差も一定に広がるから、距離の差の比=時間の比。
280:480=⑦:⑫
2人が出会った時間が⑦、豊子がAに着いた時間が⑫。
豊子の片道にかかる時間は、⑫÷2=⑥
⑥で折り返し、140m移動したら⑦の時間になった。
ということは、豊子がBに着いた⑥より140m手前にいる時間は⑤。
同じ距離にかかる時間の比は豊子:花子=⑤:⑦
速さの比は逆比で7:5。
(3)
円の中心OからAOとBOをひく。
弧ABは円が12等分されたうちの3つ分なので、∠AOB=360×3/12=90°
半径よりAO=BOだから、△ABOは直角二等辺三角形。
これと同じ直角二等辺三角形をくっつけると正方形になる。
正方形の面積は、6×6÷2=18cm2
これはAO×BO、つまり、半径×半径の値が18である。
求積すべき図形は、直角二等辺三角形(正方形の半分)と弧3つ分の扇形だから、
18÷2+18×3.14×3/12
=23.13cm2
(4)
奇妙な面積比を使う。
BD:DA=6:9=②:③
△BDE:△DEF=②:③
・・これは偶然だろうか?
AEに補助線。
△BDE:△DEA=BD:DA=②:③
△DEA=△DEF=③
底辺DEが共通で面積が等しい⇒等積変形でDEとAFが平行。
平行線から、BE:EC=BD:DA=2:3
隣辺比で面積比を算出する。
△CEF…《3》×【1】=3
△ABC…《5》×【5】=25
△CEF:△ABC=3:25
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