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本検査はコチラ。昨年の残滓を感じる。
大問1(計算)
(ア)
-13+5
=-8 【3】
(イ)
-5/8-(-2/5)
=-5/8+2/5
=-9/40 【3】
(ウ)
48a2b÷6a
=8ab 【4】
(エ)
5/√6-√24+√3/√2
=5√6/6-2√6+√6/2
=-2√6/3 【1】
(オ)
(√2+√7)(√2-√7)-3(√2-1)
=(√2)2-(√7)2-3√2+3
=2-7-3√2+3
=-2-3√2 【2】
大問2(小問集合)
(ア)
0.1x+0.3y=-1.3 …①
1/5x+1/3y=-1…②
①を10倍、x+3y=-13…③
②を15倍して分母を払う。3x+5y=-15…④
③×3-④
3x+9y=-39
-)3x+5y=-15
4y= -24
y=-6
③に代入。x-18=-13
x=5 【3】
(イ)
5x2+12x+2=0
因数分解ができないので解の公式を適用。
xの係数が偶数なのでb=2b’が使える。
x=(-6±√26)/5 【1】
(ウ)
yの変域が正なので、傾きaは正(下に凸のグラフ)
原点を通過することに注意!
x=0のとき、最小値y=0
x=-3のとき、最大値y=8
8=(-3)2a
a=8/9 【3】
(エ)
15Lに20aを入れると、bL”より”多かった。
15+20a>b 【2】
(オ)
√(67-3n)が整数となる、正の整数nの個数を求める。
67-3nの値が平方数となれば根号が外れる。
67-3n=1
3n=66 n=22〇
67-3n=4
3n=63 n=21〇
67-3n=9
3n=58 nが正の整数にならない×
67-3n=16
3n=51 n=17〇
67-3n=25
3n=42 n=14〇
67-3n=36
3n=31 ×
67-3n=49
3n=18 n=6〇
67-3n=64
3n=3 n=1〇
81は67を超えてしまうので終わり。
よって、6個 【4】
(カ)
60匹中8匹に印がついていた。
印付きの魚は全体で40匹なので、母集団は60×40/8=300匹 【2】
大問3(小問集合2)
(ア)ⅰ
△ABE∽△ECFの証明。
1つは、二等辺三角形ABCの底角。
もう1つは、弧BDの円周角→錯角。
これで2角が等しいことになる。
a…2つの底角は等しい
b…∠BCD=∠CEF
ⅱ
最も出しにくい角度を求めます(´゚д゚`)
ちょっと考えてダメだったら後回し推奨。
∠BAD=∠GAD=●とする。
弧BDに対する円周角で、∠BCD=●
∠ABC=∠ACB=×とする。
△ABEの外角定理より、●+×=74°
弧ABと弧ACに対する円周角から、∠ADB=∠ADC=×
△ABDと△AGDに着目すると、●+×+共通辺ADより、
一辺両端角の相等から△ABD≡△AGD
AB=AG
さらに、△ABEと△AGEで2辺とあいだの角が相等より合同。
△ABE≡△AGE
∠AEB=∠AEG=180-74=106°
対頂角で、∠AEC=74°
∠CEG=106-74=32°
AGを延長。円Oとの交点をHとする。
半円の弧に対する円周角から、∠ACH=90°
∠DCH=90-(●+×)=90-74=16°
弧DHに対する円周角から、∠DCH=∠DAH
すなわち、●=16°となる。
△ECGの外角定理から、∠DGE=32+16=48°
@別解@
●=16°、×=58°さえわかれば、
△ADGの外角定理で、∠AGC=●+×
∠DGE=180-(58+74)=48°
また、EF//DCより、∠AEF=×=58°
∠FEG=106-58=48°
錯角で∠DGE=48°
さらに、△ABD≡△AGDと△ABE≡△AGEから△EBD≡△EGDがいえる。
∠BED=∠GED=74°
△GEDの内角から、∠DGE=180-(58+74)=48°
@別解2(追記)@
等角はいろいろでてくるが、具体的な角度が74°しかわかっていない。
どこかで90°を見出さなければ答えが出せないと思われる。
求めたい角度は∠DGEで、AGは直径の一部。
・・なんとなくAGとBCが直交してみえる…。
半円の弧に対する円周角は直角。
△ABHと△ACHは、斜辺と他の1辺が等しい直角三角形で合同。
直径AHを対称の軸とすると、BとCは対応する点であり、
対応する点を結んだ線分と対称の軸は直交する。
弧ACの円周角から、∠ADC=×
△ADGの外角定理で、∠AGC=●+×=74°
BCとAGの交点をIとし、△CIGの内角から、●=180-(90+74)=16°と導ける。
先のように、△ABE≡△AGE→∠AGE=×とわかれば、∠DGEが求められる。
他に良い解法を見つけたかたはお問い合わせよりお知らせくださいませ。
(イ)
ここも難しい。
あ:最頻値は4日だったが、7→3に減ることで最頻値は変わってしまう。×
い:25人の中央値は、(25+1)÷2=13番目の値
修正前は4日の階級に中央値が含まれた。
平均が変わらないように4人を配置する。
例えるならば、釣り合っている上皿てんびんが再び釣り合うように4つの分銅をのせていく。
わかりやすいのは真ん中の4を基準に+1、-1、+2、-2…
と対称的にのせていく方法だが、極端なケースを考えてみよう。
4日から-3(1日)に1つ、+1(5日)に3つのせると、
1~3日の度数は10となり、中央値である13番目は4日になる。
反対に-1(3日)に3つ、+3(7日)に1つのせると、
1~3の度数は12となり、中央値である13番目は4日なる。
すなわち、いかようにのせても中央値は変動しない!〇
う:-1(3日)と+1(5日)に2つずつのせたり、
-2(2日)と+2(6日)に2つずつのせれば1日は2人のまま。×
え:+3(7日)に3つのせてしまうと、4未満の残り1つでは釣り合わない〇
おか:4つをのせるまえは、3日以下も5日以上も9つずつ。
片方が10未満ということは、4つ全部を他方にのせることになるので釣り合わない〇
解答→い・え・お・か
*6つのうち4つを選ぶのには勇気がいるが完全解答です。
(ウ)
外側に相似図形を作るのだろうと方針は立てやすいが、計算処理が複雑。
BFとCDを延長、交点をHとする。
△ABF∽△HDFより、HD=③×1/2=〇3/2
△EBG∽△CHGより、BG:HG=BE:HC=②:〇9/4=4:9
BG:GH=④:⑨から、△BCHの面積を【13】とおくと、△BCGの面積は【4】。
△FDH∽△BCHより、FD:BC=1:3から、△FDH:四角形BCDFの面積比は1:8。
四角形BCDF=【13】×8/9=【104/9】
四角形CDFG(T)=【104/9】-【4】=【68/9】
よって、△BCG(S):四角形CDFG(T)=【4】:【68/9】=9:17
(エ)
一の位をxすると、十の位は10-x。
ある2桁の自然数をxであらわすと、10(10-x)+x
2文目から、これがx2-12と等しくなる。
10(10-x)+x=x2-12 …ⅰ
うえの式を解く。
x2+9x-112
=(x-7)(x+16)=0
x>0より、x=7
一の位は7。
十の位は10-7=3。
したがって、37 …ⅱ
大問4(関数)
(ア)
y=-1/4x+9にx=4を代入。
A(4、8)
これをy=ax2に代入。
8=16a
a=1/2 【4】
(イ)
DはAとCの中点→D(2、8.5)
A→B→E→F→Gと反時計回りに周回してG(5、4)
DとGを通る直線の式を連立で求める。
8.5=2m+n …①
-)4=5m+n …②
4.5=-3m
m=4.5÷(-3)=-3/2 …ⅰ【5】
①に代入。
8.5=2×(-3/2)+n
n=11.5=11と1/2=23/2 …ⅱ【6】
(ウ)
等積変形を使ってCやGをBO上にのせてもできると思うが、
五角形を分割するとありがたいことに、すべての面積が整数値になる。
△ABC…8×1÷2=4
△ABO…8×8÷2=32
△AOG…△AOFの半分なので、6×8÷2÷2=12
五角形OGACBの面積は、4+32+12=48となり、その半分は24。
AHが五角形を二等分するので、△ABH=20、△AHO=12
BH:HO=20:12=5:3
Hのx座標は、-4×3/8=-3/2
BO:y=-2xだから、y座標は-3/2×(-2)=3
H(-3/2、3)
大問5(確率)
(ア)
全体の取り出し方は、4×3×3=36通り
『6で引き分けになる』場合を考える。
Aは6、Bは6を取り出す必要がある。
Cは何でもいいので3通り。
3/36=1/12 【3】
(イ)
Bで場合分け。
◆Bが6を出す
Aは6以外の3枚、Cは何でもいい。
3×3=9通り
◆Bが5を出す
Aは2か3、Cは3か4を出す。
2×2=4通り
◆Bが1を出す
Bの敗北が決定。
したがって、確率は13/36
*確率は追試験の方が簡単だった。
大問6(空間図形)
(ア)
底面は台形。
DCの長さは、うえのように三平方で処理して2√5cm。
(4+2)×4÷2×2+(4+4+2+2√5)×6
=24+(10+2√5)×6
=84+12√5cm2 【6】
(イ)
最短距離の問題なので展開図を作成。
△CFHで三平方。
CH=8√2cm 【2】
*△CFHは辺の比が1:1:√2の直角二等辺三角形。
(ウ)
むずい:(っ`ω´c):
底面を△BEIとしたときの高さがFJにあたる。
しかし、△BEIの面積を求めるのが至難…。
そこで、GI:IH=1:2をヒントに外側に注意を向けてみる。
EIとFGを延長、その交点をKとする。
△EHI∽△KGIより、EH:KG=2:1
GK=2cm
つまり、KはHの真下にあり、四角形EFKHは正方形となる。
ポイントは切断された部分を復元すること。
JFは△BEKの高さでもある。
〔三角錘B-EKFの体積×3÷底面△BEK=高さFJ〕
三角錘B-EKFの体積…4×4÷2×6÷3=16cm3
△EKFは直角二等辺三角形→1:1:√2ゆえ、EK=4√2cm
対角線EKとHFの交点をOとする。
OF=4√2÷2=2√2
△OFBで三平方→OB=2√11cm
△BEK=4√2×2√11÷2=4√22cm
したがって、16×3÷4√22=6√22/11cm
@余談@
直角三角形OFBの3辺の長さがわかれば、相似図形で乗り越えられる。
OF:FB=OJ:JF=FJ:JB=2√2:6
OJ=〇2√2、JF=⑥とする。
JBを〇で表すと、JB=⑥×⑥/〇2√2=〇9√2
OB=〇2√2+〇9√2=〇11√2
2√11×⑥/〇11√2=6√22/11cm
@2020年度(神奈川)@
数学…平均55.7点 社会…平均58.2点 理科…平均55.9点 英語…平均49.4点
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