外部の環境を見直してみましょう。
学習効率を上げる余地があるかもしれません。
整理整頓
環境を整えることは気持ちの整理につながります 。
必要な参考書も短時間で見つけられますしね。
誘惑になりそうなゲームやマンガ、携帯電話などは必ず離しましょう 。
ただ、中にはサッパリした環境だと落ち着かない人もいます。
サボもそうでした・・。
誘惑物を離し、どこに何があるか大雑把に整理したうえで、
作業場所の周りを意図的に混雑させていました。
イメージとしては、原稿の締め切りに追われている小説家のデスクでしょうか。
机の周りに本がタワーのようにうずたかく積み重なっている感じです。
整然か雑然か…自分が集中しやすい方をお好みで。
使ったものはなるべく元の場所に戻しておきましょう。
@@
先日のプライムデーが買ったブックスタンドが良かったです。
教科書や参考書を机に広げると、下ばっかり向くので首が痛くなりますが、
1冊でも立てかけておくと疲れにくく、目線の運用が楽になりました。
また、最初から開けておくと本を取り出す最初の難関をパスできるので、
続きを読もうという気持ちになりやすかったです。
照明
照明は、暗すぎず、明るすぎない、適切な照度が良いです。
暗すぎたり明るすぎたりすると、目に負担がくるからです。
蛍光灯はまんべんなく光が届きますが、作業する手元は案外暗いもの。
学習机にスポットライトがついている場合は、これも併用しましょう。
部屋の電気を消すのも効果的です。
周囲の暗闇は気持ちを落ち着かせる効果があり、
手元だけが明るいので余分な場所に視線が向かず、
手元に気が集中しやすいです(スポットライト効果というらしい )。
また、 LEDライトは紫外線を発しないため、脳に優しいといわれています。
適切な温度
室温も適度な温度調節が重要です。
寒すぎても暑すぎても集中しにくい環境です。
冷暖房や扇風機での調節、窓を開けて通風を良くするのもOK。
サボは冬でも自室で作業するときは、いつも扇風機の微風を流しています。
体調管理としては「頭寒足熱」がポイント。
文字通り、頭を冷やして足を温めることですね。
夏場で冷房が効き過ぎると、まず足が冷たくなりますから、
足元を暖めることは重要です。
裸足の方が快適ですが、無理せず自室でも靴下を履いましょう。
オススメはフカフカのスリッパ。
靴下より床と接しないので、スリッパの上に裸足を乗せておくだけでも暖かく快適です。
湯たんぽを使うと血行が良くなります。案外、湯たんぽの温もりはバカにできません。
濡れタオルなどで頭を冷やすとき、首の頚(けい)動脈を冷やすのが良いですが、
やり過ぎると血管を傷つけて血栓を脳に送ってしまう危険があるようです。
おしぼりを水で濡らし、サランラップでくるんでチンすると熱々のおしぼりが完成します。
水道水だとやや塩素の臭いが気になりますが(^^;
めぐりズムも良かったです。蒸気の力で目をリラックス(*’ω’*)
音
無音で集中できる人は無音でよいのですが、無音だとかえって集中できない人もいます。
そういう人は、軽く音を流して勉強してみましょう。
選曲は重要です。
あまりノリの良いPOPな曲は気分転換には良いですけど、気が音楽に向かってしまいます。
お勧めは声が入れないクラシック。パッヘルベルのカノンとか良かったです。
アップテンポの曲は気分の乗らないときに音量を小さくして流しています。
天国と地獄やトリッチ・トラッチ・ポルカのような運動会で流れる曲を流すと、
行動がややクイックになる気がします(笑)
■AMAZONミュージックにあった勉強がはかどるジャズ■
ラムゼイ・ルイス・トリオ『ジ・イン・クラウド』 ジミー・マクグリフ『Red Sails In The Sunset』
Thilo Wolf『Swinging Fingers』 アート・ペッパー『Cinnamon』
パーニー・ケッセル『The Gypsy’s Hip』 Claude Williamson『Surrey With the Fringe On Top』
Jaromir Honzak『Listen Here』 Lee Morgan『Gary’s Notebook』
ホレス・シルヴァー『Sister Sadie』 The Horace Silver Quintet『Nica’s Dream』
ジミー・スミス『J.O.S.』 Jimmy Smith & Kenny Burell『Kenny’s Sound (Remastered)』
ルー・ドナルドソン『Roccus』 ジョン・コルトレーン『Lover Come Back to Me』
ジャック・マクダフ『Screamin’』 ドナルド・バード『Bronze Dance』
レスター・ヤング&テディ・ウィルソン『Love Me Or Leave Me』
Herbie Hancock『The Eye Of The Hurricane』 Rahsaan Roland Kirk『Lady E』
効果はわからない(笑)
YOUTUBEでは「作業用BGM」という名で延々と音を流すだけの動画もあります。
サボは思い出のあるゲームのBGMが詰まった音をかけていました。
アニメの曲、ジブリの曲、テトリスのカリンカやトロイカのループ再生もオススメ。
自分に馴染みがあるコンテンツが作業用BGMで収録されているかもしれません。
「作業用・BGM」で検索して、探してみましょう。
*ただし、同じ曲を長く視聴し過ぎるとダラけるので注意!
環境音というワードもあります。
環境音とは、さざなみの音や小鳥のさえずり、町中の音などを収録した音です。
環境音を流すと、気になる外部の音をシャットアウトしてくれるのだとか・・。
先ほどの扇風機を流すですが、部屋の通風を良くするとともに、
プロペラのブゥゥゥンという音も環境音になりえます。
静かなファンだとならないですが…。
曲が流せない状況であれば、耳栓がお勧め。
昔からある耳栓ですが、お手軽なアイテムのわりには効き目があります。
アクティブノイズキャンセリングが凄まじいです。
装着した直後に周囲の音がスーゥと消えます。おそるべし電子耳栓・・。
しかし、長時間装着していると耳が圧迫して痛いです。
学習場所
同じ場所に長時間座っていると、次第にメリハリがなくなり『飽き』がきます。
『飽き』は受験生にとって天敵 。
飽きさせないために、学習場所を違う場所に変更してみるのはいかがでしょうか。
子供部屋からリビングへ、空いている書斎、地域の図書館、カフェ、塾の自習室・・。
新しい環境は刺激を与えてくれます。
適当な場所がない場合は、机の位置を変えてみましょう 。
机が部屋の端にあると、安心感が高まる一方で気が緩みがちになり、
机が部屋の真ん中にあると、緊張感が高まる一方で視野が広くなり、
余計なものが目に入りやすくなります。
自分の気分に合わせてみましょう。
(難関中を目指す受験生の特集ではリビングルームが多かったですね)
また、TVに出演していた心理学者いわく、
壁を背に机をドア側に向けると集中力がアップするそうです 。
人間は自分の後ろを警戒する性質があるようで、自分の背中と壁を密着させて
後ろの空間をなくすとより安心感が高まり、結果的に脳の働きも良くなるそうです。
社長室の机がよくドアの方向を向いているのは、
いろいろなアイデアを出しやすくなるからなんだとか。
飲食店のイスも壁側から早く埋まっていきますよね。
背中を壁側にするのはポイントです。
勉強方法の紹介に戻る
コメント