2020年3月13日、TBSの番組『金スマ』で放送された内容です。
番組タイトルでは15のテクニックとあり、一部始終みて速記でメモしたつもりですが、
記載漏れがあったのか、区切り方が悪かったのか12で終わりました(;´Д`)
ところどころ私見を交えています。
(以下;水上颯さん→水、鶴崎修功さん→鶴、鈴木光さん→光と敬称略しています)
心理学者アルフレッド・ビネー曰く、『知能は後天的な要素が大きい』
①好きなこと好きなようにやらせる。
水;子供が興味を持ったものを親が快く受け入れてくれる。
家の雰囲気からそう。「これはダメ」がなかった。
光;小さい頃、美術の時間に5色のクレヨンで5つの〇を描いた。
主観的には戦隊モノのヒーローを描いたつもりだったが、客観的にはオリンピックの旗みたい。
『お宅のお嬢さん大丈夫?』と周りからいわれていそうだったが、
親はこれでいいと寛大に受け止めてくれた。
②子供が興味をもったものに全力で付き合う。
光;私が魚の浮袋を見たいといったら、浮袋が付いた魚を買ってきてくれて家で解剖をした。
浮袋見れて良かったね、みたいな。
水;カブトムシが欲しいといったら、父はペットショップ…ではなく、森に行った。
昼の間に木に樹液を塗っていたようで、夜になって野生のカブトムシを手づかみしに行った。
*すごい…(;´・ω・)教育熱心な親御さんの姿が思い浮かばれます。
③興味を持たせるニクニック
子供が興味を持ってくれない場合の対処法。
水;僕が欲しいとは一言もいっていないのに、いつのまにか*ケネックスという知育玩具が
部屋に置かれていた。それを夢中で遊んでいた。
*ケネックスとはなんぞ?
棒状のパーツを組み立てていく、アメリカで生まれた知育玩具だそうです。お値段が7600円で高いですけど…こういった組み立て系玩具は知育特集でこれでもかというほど紹介されているので、言語が未発達な幼児期にはとくに想像力を刺激するアイテムなんでしょうな(‘ω’)
STEAM教育にA(アート)が含まれるのも、普段の勉強では補えない創作力を鍛えるためと聞きますしね。大人にも良いかも。
ちなみに、水上さんの親御さんも『意図的に身の回りに置いていた』とアンケートに回答されており、勉強の意図はなかったとも言っています。ただ、お父様もお母様も祖父も医者だそうで、医師の家系に生まれた息子をうまく誘導したんじゃないかなぁと思ったり…。
PINTESTより。ケネックスおそるべし。
④両親が勉強をする
鶴;自分の親もドイツ語など日々勉強をしていた。
親が『勉強嫌い』と言っていると子供も勉強しなくなる。親の知的好奇心が重要。
*これは本当にその通りだと思います。
「本を読みなさい。新聞も見なさい」と言うだけで親が本や新聞を読まなかったら、高確率で子供も読まないと思う。親がしないのに確変で子がそうなることはほぼなく、子は親の背を見て育つがそのまんま当てはまります。親子関係に限らず、教養のある人の話を見聞きすると、自分も頭が良くなったような気持ちになりませんか?”教養は伝播する“。他者からの知的な刺激は勉学への意欲につながります。
⑤親子でしりとりをする
鶴崎家では、ときどき親子でしりとりゲームを遊んでいたそうです。しりとりは語彙力を鍛え、言葉を幅広く知ることで自分の周りにある様々な事柄に興味を持たせるきっかけ作りになります。また、鶴崎さんの父親は意地悪にも『る攻め』で『る』のターンをよく回してきたようで、鶴崎さんは防御力を高めるために辞書に手を伸ばし、『る』から始まる言葉をたくさん覚えたらしいです。
⑥雑多な読書
水;学校の図書室に毎日通っていて、1日2冊までしか借りれなかったので、
2冊借りては消化し、返却してまた借りた。ずっと読み続けていくと読む本が少なくなって、
料理の本など興味のない本に手をつけるようになった。
小学校・中学校の図書室にある本はほぼ読破した。
また、父がブックオフから100冊ほどまとめ買いし、段ボールでドサッと持ってきた。
*これはちょっと真似できない(;´・ω・)
冊数はともかく、ジャンルにこだわらないという点ですが、これも親御さん自身が読書をする姿を子に見せるとか、本棚や図書を整えるといった環境整備をおこなうことでしょうか。
⑦授業中に発言をする
鈴木光さんは授業中によく手を挙げて発言をしていたようです。正解じゃなくても、とにかく自分の意見を伝えることが大事なんだとか。人前で発言をして語彙力や表現力を鍛え、間違えていたらフィードバックがもらえる。物怖じせず果敢に挑む彼女の気質は幼少期からあったようです。
⓼予習に比重をおく
鶴;予習は周りがやってないことを先取りするから、それができると優越感に浸れる。
復習はただ単に周りに追いつくだけ。
光;予習をすると授業の理解が深まるうえ、宿題も短時間で終わらせられる。
水;教科書は配られた最初の授業で読んだ。
その後は先生の話をききつつ、ワークなど内職をしていた。
授業が復習で宿題はもらったときにやっていた。
*一度ハマれば好循環ですが、これをルーティーン化するのが至難。。
教科書は年齢相応に正しく読めれば理解できるように書かれていますが、勉強が苦手な子たちをみていると、『この単元は先生の説明を受けていない→だから、できない(やらない)』という認識で、なかなか予習をしてくれません。授業の前段階で既に差がでている感じです。
⑨ノートの取り方
光;私は板書をまんま写していました。
鶴;先生が黒板に書いた誤字脱字もその通りにノートに書いていた。
自分で編集すると、その後に先生が矢印を書いたときに対応しにくくなってしまう。
先生が授業中にいったダジャレ(鎌倉幕府でキャバクラ幕府じゃないぞ)なども書いた。
ノートを読み直しているときに授業の雰囲気が頭のなかで再現できる。
*1点だけ気を付けて頂きたいのは、2人とも『先生の話は一字一句聞き逃していない』点です。そのまま書き写すのも、アレンジに気を取られて先生の説明を逃さないため。ですが、子供たちの多くは黒板を忠実に写そうとするあまり、そちらに気をとられて教師の説明を聞き逃すパターンがかなり多かったです。東大王のように目と手で板書をノートに書き写しつつ、同時に耳も稼働できる人に限られると思います。
生徒さんのお宅にあった、東大生が書いたノートという本。記憶では必ずしも板書通りではなかったような?教師の板書やノートの取り方には個性が出るので、自分にあった方法を見つけるのが良いかなと思います。
⑩ストーリーで記憶する
水;物語仕立てにして覚えた。
例えばナトリウムさんはカッカしやすい元素で、水を入れるとカッカして水素を吹き出すとか。
本能寺の変だったら現場を脳内で上映してシアター化するなど。
*これはよく言われる暗記法ですね。
よく言われているけど…できた試しがない(;´Д`)
ケネックスやらないと無理かも。
⑪タイマー式勉強法
光;タイマーをかけて勉強した。時間に迫られている圧をかける。
カフェで周りから見られながら勉強するのも、自身を奮い立たせる。
*東大OBのどなたかは勉強前に1分間何もせず瞑想していたそうです。
なにもやらないと1分が長く感じられ、時間の有限性を再認識してからスタートするのだと。
オンオフをうまく切り替える有効な手段です。
⑫英語力の鍛え方
スタンフォードが認めた鈴木光さんは帰国子女でもなく、ご両親も英語はあまり流暢でもないのにネイティブ並みの英語力…。小学2年生で高校卒業程度に相当する英検2級に合格できたのは、親が姉妹を大人しくさせるために英語のアニメを観させたり、英語の絵本を読み聞かせしていたからだそうです。最初は学費の高いインターナショナルスクールに通わせていましたが、家庭の都合で公立の小学校へ編入。娘の語学力が衰えないようにとホームステイ客の受け入れを行います。アメリカ、ドイツ、ボリビアなどざまざまな外国人が鈴木家を訪れます。その頃から光さんは多様な価値観に触れていたのでしょう。
…親もすごいなこりゃ(;´・ω・)
ちなみに彼女は筑波大学附属中学という、中学受験では最難関の国立共学校に進学しています。
英語は試験科目にないのに恐ろしい。
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