平均18.3点(前年比;-0.9点)
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大問1(小問集合)
(1)① 92.6%
-4+(-6)-(-2)
=-4-6+2
=-8
② 75.8%
(x-y)/2-(x+3y)/5
={5(x-y)-2(x+3y)}/10
=(5x-5y-2x-6y)/10
=(3x-11y)/10
③ 66.7%
4ab2÷(-6a3)×9a2b
=-6b3
④ 63.1%
√24÷√2-9/√27
=√12-9/(3√3)
=2√3-√3
=√3
(2) 47.8%
a個のみかんを5b個配ったら、余りは25個より多い。
a-5b>25
ア
(3) 31.3%!
歩いた距離が80am、走った距離が200bm、合計が1200m。
80a+200b=1200
200b=-80a+1200 ←÷200
b=-2/5a+6
(4) 42.0%
x2-8x+4=0
解の公式を適用して、x=4±2√3
(5) 7.6%!!
一次関数y=-2x-1の変化の割合→傾き-2
y=ax2において、xの値がp→qに増加するときの変化の割合はa(p+q)
a(3+9)=-2
a=-1/6
(6) 23.4%!
中心をOとする。
弧ABは円周の9分の1→弧ABに対する中心角AOB=360÷9=40°
弧ABに対する円周角ACB=40÷2=20°
弧AB:弧CH=∠ACB:∠CBH=1:5
∠CBH=20×5=100°
△BCPで外角定理→∠CPH=20+100=120°
(7) 41.5%
5枚から十の位・一の位と順番をつけて2枚とる→5P2=20通り
3の倍数→12、15、21、24、42、45、51、54の8通り。
3の倍数でない確率は、1-8/20=3/5
(8)出題ミスにより、受検者全員を正答扱い
①2辺AB、BCから等距離→∠ABCの二等分線
②Cから最短距離にある→Cを通る垂線。交点がP。
大問2(規則)
(1) 75.0%
左列は平方数が並ぶ。
6番目は62=36
(2) 15.5%!
Xはn番目の平方数→n2
XとYの差→n-1
Yの値は、n2-(n-1)=n2-n+1
ア…n2、イ…n-1、ウ…n2-n+1
(3) 21.9%!
72=49、82=64
8番目のL字は50~64。個数は64-50+1=15個
等差数列の和の公式より、
(50+64)×15÷2=855
大問3(データの活用)
(1) 37.2%
累積相対度数は、その階級までの相対度数の和。
(5+4+6)/20=15/20=3/4=0.75
(2) 20.4%!
16個の第3四分位数は上位8個の真ん中、上から4番目と5番目の平均。
30~35回の階級の階級値である32.5回。
(3) 40.2%
ア:最頻値…最もあらわれている値。しおんでは20~25回の階級に含まれる。〇
イ:2人とも最小値は10~15回の階級に含まれるが、それ以上の詳細はわからない。×
ウ:20人の中央値は10番目と11番目の平均→20~25回の階級
16人の中央値は8番目と9番目の平均→25~30回の階級だから、しおんの方が小さい。〇
エ:度数分布表は各データの具体的な値はわからないが、
データに偏りがあれば平均値の大小関係がわかる場合もある。
しかし、本問は微妙である…。
1つのやり方としては、20~25の階級である階級値23.5を仮の平均として、
そこから等距離にある階級の度数を相殺していく。
すると、ひなたの方が平均値が大きくなりそうなので、しおんが大きいとは必ずしも言えない。×
ア・ウ
@余談@
しおんの平均値を大きく見積もると22回、ひなたの平均値を小さく見積もると23.75回。
ひなたの方が平均値は大きい。
大問4(数量変化)
(1) 5.1%!!
この直線の式を求める。
右に10、下に6だから、傾きは-6/10=-3/5
切片は(0、6)
y=-3/5x+6
(2) 10.7%!
求めるべき交点は●。青線の∽を使う。
横線の時間をみると2マスと3マス→相似比は②:③
駅からの距離は、6×③/⑤=3.6km
時間は【10分=⑤】なので、20+10×②/⑤=24分後
13時24分に、駅から3.6kmの地点ですれ違う。
大問5(関数)
(1) 38.9%
y=1/4x2にx=-2を代入→A(-2、1)
Bはy軸についてAと対称→B(2、1)
正方形の1辺であるAB=BC=2-(-2)=4
B座標から上に4→C(2、5)
(2) 3.3%!!
y=1/4x2にx=-3を代入→E(-3、9/4)
正方形の対角線はそれぞれの中心で交わり、その交点をOとする。
O(0、3)を通過する直線は正方形ABCDを2等分する。
EOを求めればいい。
E(-3、9/4)→O(0、3)
右に3、上に3-9/4=3/4なので、傾きは3/4÷3=1/4
切片はOのy座標だから、y=1/4x+3
(3) 0.3%!!!
y=1/4x+3にx=-2、2を代入→F(-2、5/2)H(2、7/2)
FA=3/2、GM=2、HB=5/2
台形の面積比は上底と下底の和から求まる。
四角形AMGF:四角形MBHG
=(3/2+2):(2+5/2)
=7/2:9/2
=7:9
大問6(平面図形)
(1) 8.1%!!(部分点含む15.3%)
△ABD≡△CEDの証明。
正三角形ACDより、DA=DC
正三角形BEDより、DB=DE
∠ADB=60-∠BDC=∠CDE
2辺とあいだの角が等しいので合同。
(2) 1.5%!!
前問の合同から、△CEDを△ABDに移すと、
四角形BCEDは△ACDに変形できる。
1辺4cmの正三角形の高さは、4×√3/2=2√3cm
4×2√3÷2=4√3cm2
●講評●
高知、大丈夫か(;´・ω・)
大問1
配点率44%。是が非でも取りたい。
(2)中1の文字式だが、正解者が半分もいない。
全体-配った個数>余りの25個
(3)迷ったら図を描いてみよう。
歩いた区間と走った区間は、それぞれ時間と速さが判明している。距離で等式。
(4)解の公式はどこでも出題されます!
(5)正答率が悪い。y=ax2の変化の割合は頻出。一次関数を含むが、これも基本の範疇。
(6)円の問題は中心や半径、円周角の定理を使おう。
大問2
(2)イはXとYの差。nではなく、n-1である。
2番目、3番目の図で確認しよう。
(3)等差数列の和の公式は厳密には公立高校入試の範囲外のようだが、
小学生でも理解できる公式なので知っておきたい。
大問3
(2)これは正解してほしい。用語の定義に関わる。
(3)エ:意地悪な出し方はしてこないと思うので、大雑把に判断していい。
大問4
(1)なぜか正答率が低い…。間違えた直線を選んだか?
(2)こちらの方がなぜか正答率が良い。他県でも出題される頻出問題。
2直線の式の交点座標を求めるのが定石だが、∽を使うと素早く解ける。
大問5
難度としてはここが最も高いが、そこまで難問でもない。
(1)対称性と正方形の一辺でC座標が求まる。
(2)他県でも出てくる形式。
平行四辺形の性質をもつ四角形(長方形や菱形など)も同様に中心を通る直線が二等分する。
(3)台形の面積比→上底と下底の和は応用が利くテク。
大問6
(1)証明も難しくはなく、記述しやすい。
(2)合同で移す発想は持っておこう。昨年より易化したが、正答率は伸びなかった。
全体的に基礎学力に難点がみられる。
それでも現状を包み隠さず、正答率を公表した高知教委会に敬意を表したい。
コメント
高知県って毎度毎度問題の難易度の割に平均がヤバいですね。特に大問4と6は何があったのかすごく疑問です。よく全国公立入試の難易度ランキングでは平均の低さからここがトップになるんですが、それだけでは判断できないんですね。
コメントありがとうございます。
都市部と地方では受験への意欲や通塾率に差があるようなのですが、
それを考慮しても他の地方県より出来が悪いですね…。
高知特有の地域的な事情があるのか、サボも気になります。