スポンサーリンク

2018年度 栃木県公立高校入試【数学】解説

記述式が5題。
基本~標準問題が多いです。
最後の正方形はぬかりなく調査できるかどうか。
問題はコチラから→PDFファイル

大問1(計算)

(1) 98.7%
(-12)÷3=-4

(2) 85.8%
1/4xy3×8y=2xy4

(3) 93.4%
√2+√18
=√2+3√2
=4√2

(4) 92.7%
(x+4)2
=x2+8x+16

(5) 81.5%
5a+2b=7c
5a=-2b+7c
a=(-2b+7c)/5

(6) 77.5%
不等式で表す。「より軽い」→未満。
6x+7<900

(7) 80.9%
内項と外項の積は一緒。
5:(9-x)=2:3
2(9-x)=5×3
18-2x=15
2x=3
x=3/2

(8) 70.9%
錘の体積:底面積×高さ×1/3
5π×7×1/3=35/3πcm3

(9) 85.1%
連立方程式
代入法でも加減法でもOK。
x=2 y=-3

(10) 79.9%
2-6x-7=0
(x-7)(x+1)=0
x=-1、7

(11) 58.5%
1つの内角が150°ということは、その外角は30°
多角形の外角の和は常に360°で、
本問は正多角形だから、どの外角も30°
よって、360÷30=12 → 正十二多角形

(12) 94.3%
3本目の平行線をひく。

同位角と錯角を駆使して、、
x=43+36=79°

(13) 71.0%
最も度数が多い階級=モード
モードは130~150の階級で12人。
12/40=3/10=0.3

(14) 63.5%
傾き=(yの増加量)/(xの増加量)
y={-42-(-12)}/(4-1)=-15/3=-5

大問2(小問集合)

(1)作図 43.7%
Aから最も遠い円周上のP→Aを通る直径でA側にない円周上の点
適当な垂直二等分線の交点から円の中心点を求めてもよいし、
公式解答のようにAから円周にむけてピョコピョコ→2つの交点の二等分線でもOK

(2)確率 56.5%
素数は組み合わせは、
(1.3)(2.3)(3.1)(4.1)(4.3)の5通り
(*11も素数だけど、1は2回選べない!)
2枚選ぶ組み合わせは、4×3=12通り
よって、5/12

(3)関数 50.4%
Bのx座標は2。y=-5/4xへ放り込み。
y=-5/4・2=-5/2
Bのy座標が-5/2。
Aのy座標は、
6-│-5/2│  ←距離なので絶対値計算
=6-5/2=7/2
A(2、7/2)
これをy=a/xへ代入。
7/2=a/2  a=7

大問3(式の証明)

記述式解答。詳細は公式解答にて。
(1)整数の証明。 18.2%! 部分正答含-40.2%
5円硬貨の枚数をbとして、等式をたてる。
4倍の証明なので、最終形態は4( ~~~ )の形。
( ~~~ )内が整数である指摘して、4( ~~~ )が4の倍数と示す。

(2)2次方程式 28.6%! 部分正答含-61.6%
等式を立てて解く。長さはx>0なので、x=3となる。

大問4(平面図形)

(1)合同図形の証明 42.6% 部分正答含-88.7%
等しい辺・角度に記号をふる。
二等辺三角形の底角が等しいので、
ここから1辺とその間の角が等しいことを指摘する。

(2)① 20.6%!
都立の大問4にも似たような設問がある。
∠ACBは直径ABに対する円周角で90°
∠ADO=∠ACB=90°
同位角が等しいので、DO//CB
同位角から∠EOD=∠OBCとなるので、
∠EODをaで表せればいい。
△OEDは半径からOE=ODの二等辺三角形で、
∠ODE=a
∠EOD=180-2a  よって、∠OBC=180-2a°

② 18.7%!
ドーナッツ型の面積を求める。
外側と内側の円の半径が知りたいところ。
外側の半径は、△ACBが直角三角形なので三平方から、
AB=√(122+42)=√160=4√10
よって、外側の半径は2√10cm
内側の円の半径はDO。
前問の通り、DO//CB→2角の等しさから△ADO∽△ACB
AO:AB=1:2なので、DO:CB=1:2
DO=2cm
ドーナッツの面積は、
2√10×2√10×π-2×2×π
=40π-4π=36πcm2

大問5(数量変化)

的確に情報整理!
P;A→B→C 3cm/s
Q;A→C→B 5cm/s
(1)① 62.0%
グラフをもとに答える。
y=ax2
(10、600)の点を通るので、
600=102
a=6
(*10秒後にPはB、QはCに同時について、
△APQは△ABCの面積と等しくなります)

②記述式。 37.1% 部分正答含-50.7%
直線の式を求める。
傾きは、右に5、下に600だから、
-600/5=-120
(15、0)の点を通るので、
y=ax+bに代入して切片を求める。

(2)① 67.6%
数量変化の意味を読み取る。
10秒後にPはB、QはC→面積は△ABC
15秒後にPとQが辺BC上で出会い、△APQはゼロ。
18秒後は【QがBにつく】。
なぜなら、10秒後はP・Qともにゴールまで残り40cmなので、
Qの方が速いから、Qが先に着きます。 → ウ
(*A-C―B間が90cmだから、90÷5=18秒)

② 37.7%
18秒以降は、辺BC上のPがCに向かう途中。
15~18秒間はPとQが互いに離れていくので、
△APQの底辺PQは毎秒8cm伸びていく。
18秒以降はQが止まり、Pだけが動くので、
底辺PQは毎秒3cmしか伸びない。
変化の割合は、15~18秒より18~秒の方が小さくなる。
傾きの緩いⅠが正しい。 → ア

(3) 2.7%!!
Ⅰのグラフで500cm3あたりのところに横線をひいてみよう。
3度目に500cm3となるのは、18秒以降。
底辺をABとすると、高さはPB。
PB=500×2÷30=100/3
Pが動く距離は、
30+100/3=190/3cm
Pは秒速3cmなので、、
190/3÷3=190/9秒後

大問6(条件文)

栃木数学の個性(p_-)
(1) 51.3%
ルールを理解しているかチェック!
〔4×4〕の正方形が1つ。
〔2×2〕の正方形が2つできます。
よって、2cn

(2) 10.0%!
縦がn、横が3n+1

〔n×n〕が3つ。〔1×1〕がn個できる。
よって、n+3個

(3) 3.5%!! 部分正答含-6.7%!
ここも記述式。
これがイメージできれば一発↓

赤いところで2つの等式が得られる。ここから連立を組む。

(4) 0.5%!!! 部分正答含-1.4%!
満点をとらせない問題。
横が56cm。3種類の正方形が5つできた。
サイズを大・中・小として、小の1辺をxとおいてみよう。
↑この3つしかないはず。
大は必ず左に1つ。
大が3つ連ねると、残りが中・中となり、小が作れない。
だから、大の枚数は1~2枚
あとは、小の1辺をxとおいて、横の長さで56を割り切れるよう、
正方形を縦や横にあっちこっち配置して、自力で探す。
長方形の縦の長さは、21・32・40cmとなる。
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました