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大問1(計算)
(1)①
5-8
=-3
②
4(3x-y)-(6x-5y)
=12x-4y-6x+5y
=6x+y
③
(-10a2b)÷5/2ab
=-4a
(2)
3√2/√3 ←分母分子×√3
=3√6/3
=√6
(3)
x2-x-12
=(x+3)(x-4)
ウ
大問2(小問集合)
(1)
『ある数xを2乗すると、xの5倍より1大きくなる』
x2=5x+1
x2-5x-1=0
解の公式より、x=(5±√29)/2
カ
(2)
ア:階級の幅は5m(*15-10=5m)〇
イ:A中の最頻値は15~20mの階級値である17.5m〇
ウ:B中80人の中央値は40番目と41番目の平均。20~25mの階級に含まれる。〇
エ:25~30mの度数は10人で同じ。合計(分母)が違うので相対度数(割合)は異なる。×
オ:累積相対度数…その階級までの相対度数の和。
20mまでの度数はA中が14人、B中が28人。合計はAの2倍がBなので累積相対度数(割合)は等しい。〇
*計算すると0.35
エ
(3)
半円の弧に対する円周角→∠BCD=90°
弧AD=弧CDより、∠CBD=29°
△BCDの内角から、∠AED=180-(90+29×2)=32°
ウ
(4)
最初が4個、2枚目以降は2個。
4+2×(36-1)=74個
イ
大問3(確率)
(1)①
全体は4×4=16通り
A>Bになる組み合わせをAで場合分けして調べる。
●1→×
●2→×
●6→3通り
●8→4通り
計7通りだから、確率は7/16
②
3の倍数→位の和も3の倍数。
15・24・27・63・84・87の6通り
確率は6/16=3/8
(2)
全体は3×2×2=12通り
確率5/12ということは、素数が5通りでてくる。
【7・8】では7-2=5、8-1=7の2通り
素数を3通り追加できるカードを選ぶ。
3+2=5、3-1=2、3-2=1
答えは3のカード。
イ
大問4(平面図形)
(1)
平行四辺形になる条件。
①2組の対辺が平行である。(平行四辺形の定義)
②2組の対辺の長さが等しい。
③2組の対角の大きさが等しい。
④対角線が各々の中点で交わる。
⑤1組の対辺が平行で、かつ長さが等しい。
アが⑤を満たす。他の選択肢は満たさない。
ア
(2)
△AFE≡△CFDの証明。
平行四辺形の対辺と折り返しで、AE=CD
平行四辺形の対角は等しい。∠ABC=∠CDA(Ⅰ)
折り返しと対角より、∠AEF=∠CDF(●)
対頂角(Ⅱ)で、∠AFE=∠CFD
三角形の残りの内角より、∠FAE=∠FCD(×)
1辺と両端角(Ⅲ)が等しいから△AFE≡△CFD
①Ⅰ…イ、Ⅱ…ウ、Ⅲ…1辺と両端角
(3)
Mから垂線をおろして足をNとする。
求めたいMHをxとすると、折り返しでBH=x、HC=12-x
Cから垂線をひき、ADとの交点をIとする。
平行四辺形の対角は等しい→∠CDI=60°
△CDIは辺の比が1:2:√3の直角三角形。
ID=4cm、IC=MN=4√3cm
MI=NC=6-4=2cm
HN=(12-x)-2=10-xcm
△MHNで三平方。
(10-x)2+(4√3)2=x2
100-20x+x2+48=x2
20x=148
x=37/5
MH=37/5cm
大問5(関数)
(1)
y=1/3x2は下に凸のグラフ。
x=0のとき、最小値y=0
x=-4のとき、最大値y=16/3
0≦y≦16/3
(2)①
Pを左に動かすと傾きが緩やかになる→aは小さくなる。
切片bは大きくなる。
ウ
②
y=1/3x2にx=3、6を代入→D(3、3)A(6、12)
P(-3、0)→A(6、12)
右に9、上に12だから、傾きは12/9=4/3
切片はPから右に3、上に4移動してC(0、4)
AP;y=4/3x+4
四角形ACODを三角形に変形する。
面積が管理しやすいようにDをy軸上に移す。
Dを通るAOに平行な線をひき、y軸との交点をD’とする。
AOの傾き2→Dから左に3、下に6移動してD’(0、-3)
等積変形で△AOD=△AOD’
四角形ACOD=△ACD’
△ACD’の2倍の面積→y軸上で底辺CD’を2倍する。
AD’=7
D’から下7の点をEとすると、E(0、-10)
△ACEにおいてEをx軸上に移す。
Eを通るACに平行な線をひき、x軸との交点がQになる。
QEの傾きは4/3。Eから右に③、上に④=10でQだから、
③=10×3/4=15/2
Q(15/2、0)
大問6(空間図形)
(1)
円錐の側面積である扇形の中心角は、
360×半径/母線=360×9/15=216°
エ
(2)①
9×9×π×12÷3=324πcm3
②
最初の水面の高さは3cm。
円錐を入れたら4cmになった。
円錐が水を押しのけた青を周りに移動させると、水面下の円錐は赤に相当する。
言い換えれば、【円錐の下4cmの体積=円柱(容器)の高さ1cmの体積】
小さい円錐:大きい円錐の相似比は、8:12=2:3
体積比は相似比の3乗→小さい円錐=⑧、大きい円錐=㉗
下4cmの円錐台=高さ1cmの円柱(容器)=⑲
324π×⑲/㉗=228πcm3
容器の半径をrとすると、πr2×1cm=228πcm3
r2=228
r>0より、r=2√57cm
昨年と比べて難化です。
大問1
配点20点。ミスなく完答したい。
大問2
配点20点。基本問題が占める。
(1)文字式→解の公式
(3)∠AEDだが△BCEの内角で捉えるといい。
大問3
問題文はそれほど長くはないが3ページにわたる。
作業内容や必要な情報をサッと読み込みたい。
問われている内容に下線をひくといい。
(1)は取りたい。
(2)確率から場合の数は5通り。
判明している【7・8】のカードで素数になる組み合わせを頑張って探す。
残りは3通り。素数は2・3・5・7…小さいカードに当たりをつける。
大問4
(3)難所。
高校受験の折り返し図形では、求めたい長さをxとおいて折り返しで等辺移動、
三平方でxを求めるのが王道の流れ。
そこで、素直にMH=xとして、BH=x→HC=12-xまで出しておく。
60°といえば有名三角形。三平方で必要な高さを求める用の角度だと察する。
平行四辺形の高さとともに横の辺もわかり、△MHNの3辺が表せる。
左側の折り返し部分で何とかしようとすると沼にハマる。
大問5
(2)②x軸上のQはいったんおいといて、四角形の面積を2倍にした三角形を考える。
Dをy軸に移動させて三角形に変形。底辺2倍で面積2倍→y軸上の頂点をx軸に移す。
y軸上で面積の管理をして、等積変形を2度おこなう。
大問6
(2)②差がつく。経験も必要。
円錐の下3cmは水を押しのける。押しのけられた水はどこに向かうのか。
2021年長崎大問4では、逆に円錐を水から少し引き上げる。
2019年千葉大問5では、円錐容器の水に円柱を沈め、あふれ出た水の体積を求める。
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