スポンサーリンク

2024年度 都立高校入試問題・分割後期過去問【数学】解説

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)
9+6÷(-1/2)
=9-12
=-3

(2)
(3a-b)/4-(5a+7b)/8
={2(3a-b)-(5a+7b)}/8
=(6a-2b-5a-7b
)/8
=(a-9b)/8

(3)
(√6-1)2
=6-2√6+1
=7-2√6

(4)
7(x-2)=5x-4
7x-14=5x-4
2x=10
x=5

(5)
y=x+1 …①
x-2y=-9 …②
①を②に代入、x-2(x+1)=-9
x=7
①に代入、y=7+1=8
x=7、y=8

(6)
2+3x-8=0
解の公式を適用して、x=(-3±√41)/2

(7)
y=1/2x2は下に凸のグラフ。
原点を通過するので、x=0のとき、最小値y=0
x=6のとき、最大値y=1/2×62=18
0≦y≦18(ウ)

(8)
『bがaの約数になる』→aで場合分け。
a=1→b=1
a=2→b=1・2
a=3→b=1・3
a=4→b=1・2・4
a=5→b=1・5
a=6→b=1・2・3・6
計14通り。
全体は6×6=36通りだから、確率は14/36=7/18
あ…7、い…1、う…8

(9)

Aを通る直線ℓに対する垂線をひき、直線mとの交点がP。


大問2(文字式)

(1)

正方形の1辺は、3cm×枚数分の長さから
重なり部分の和(1cm×間の数)をひく。
白い部分を四隅に寄せた正方形の1辺は、さらに重なり部分の和をひく。
2つの正方形の差が重なり部分の面積になる。

n=5
正方形の1辺…3×5-1×4=11cm
寄せた正方形の1辺…11-1×4=7cm
重ね合わせた部分の面積…11×11-7×7=72cm2

(2)
説明問題。
3の倍数であることを証明する→3でくくる形を意識する。

正方形の1辺…3n-1(n-1)=2n+1cm
寄せた正方形の1辺…(2n+1)-(n-1)=n+2cm
Pの面積…(2n+1)2-(n+2)2
=4n2+4n+1-n2-4n-4
=3n2-3
=3(n2-1)
nは2以上の自然数なのでn2-1は整数だから、3(n2-1)は3の倍数。
したがって、Pは3の倍数になる。

大問3(関数)

(1)
y=-1/2x+7にy=10を代入する。
10=-1/2x+7
x=-6

(2)
y=-1/2x+7にx=8を代入。
y=-1/2×8+7=3
C(-4、-3)→P(8、3)
右に12、上に6だから、傾きは6/12=1/2
Cから右に4、上に2移動して、切片は-3+2=-1
m:y=1/2x-1
①…ウ、②…イ

(3)

Cの位置は変わらない。ℓとmの交点であるPの位置が変わる。
△ACP:△PRQ=⑥:①

Cを通るℓに平行な線をひき、y軸との交点をC’とする
傾きは-1/2だから、Cから右に4、下に2移動して、C’(0、-5)
等積変形で△AC’P=⑥、AC’//PR
△AC’Pと△PQRは高さ一定なので、底辺の比が面積比あたる
すなわち、AC’:PR=6:1

AC’=7-(-5)=12
PR=12×1/6=2
RはPとx軸について対称だから、Pのy座標は1。
これをy=-1/2x+7に代入すると、x=12


大問4(平面図形)

(1)

直径AB→弧ABは半円の弧。
弧AC=弧BCということは、弧BCは4分の1円の弧である
∠BOC=90°、その円周角である∠BQC=45°
△CRQの内角から、∠CRQ=180-(45+a)=135-a°

(2)①
△BSQが二等辺三角形である証明。
平行と円しかないので、角度(2つの底角)を狙う。

弧PQの円周角で∠PBQ=∠PCQ
PS//CQとCP//QSから四角形CPSQは2組の対辺が平行→平行四辺形
対角は等しいので、∠PCQ=∠PSQ
∠BSQ=∠SBQで2つの底角が等しいから、△BSQは二等辺三角形。



ABとCQの交点をTとする。
BP//CQの同位角で、∠ATQ=75°
(1)より、∠BQC=45°であった
△QBTで外角定理→∠QBT=75-45=30°

∠SBQ=75-30=45°
(2)①から△BSQは二等辺→内角は45°―45°―90°だから直角二等辺
AQに補助線。直径ABに対する円周角から∠AQB=90°
△ABQは30°―60°―90°→辺の比が1:2:√3の有名三角形である。
【AB→QB→SB】
SB=4×√3/2×√2=2√6cm
え…2、お…6

大問5(空間図形)

(1)

∠MPNを調べるには△PMNの特徴をつかむ。
∠CBD≠90°に注意!

△PMBと△PNBは3:4:5の直角三角形→PM=PN=5cm
△BMN∽△BCDより、MN=10÷2=5cm
△PMNは3辺が5cmの正三角形→∠MPN=60°
か…6、き…0

(2)

体積を求めるので、まず全体の三角錐A―BCDを出せるようにしておく。
底面の△BCDは等辺が6cm、底辺が10cmの二等辺三角形
→半分に割って三平方を使うと高さは√11cm。

また、P・M・Nはそれぞれの辺の中点なので、
三角錐の体積比は、B―PMN:B―ACD=①:⑧

ここで、三角柱PQR―BMNに着目する。
【柱÷3=錘】
三角柱の体積を③とすると、三角錐P―BMNは①。
ということは、求積すべき四角錘P―MNRQの体積は②にあたる
したがって、10×√11÷2×6÷3×②/⑧=5√11/2cm3
く…5、け…1、こ…1、さ…2
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました