平均58.2点(前年比;+2.5点)
問題はコチラ→PDFファイル
出題範囲の除外は資料の活用(標本調査)
追試験の解説はコチラ(全体的に本試験より難易度高めです)
大問1(計算)
(ア) 96.4%
-9-(-5)
=-9+5
=-4 【2】
(イ) 92.7%
-5/6-3/4
=-19/12 【1】
(ウ) 95.7%
8ab2×3a÷6a2b
=4b 【3】
(エ) 88.7%
(3x+2y)/5-(x-3y)/3
={3(3x+2y)-5(x-3y)}/15
=(4x+21y)/15 【3】
(オ) 90.3%
(2+√7)(2-√7)+6(√7+2)
=4-7+6√7+12
=9+6√7 【4】
@@
共通因数でくくることもできるが、そのまま計算した方が早い。
(2+√7)(2-√7)+6(√7+2)
=(2+√7)(2-√7+6)
=(2+√7)(8-√7)
=16+6√7-7
=9+6√7
大問2(小問集合1)
(ア) 92.3%
(x+6)2-5(x+6)-24 ←(x+6)をXに置き換え
=X2-5X-24
=(X-8)(X+3) ←Xを(x+6)に戻す
=(x+6-8)(x+6+3)
=(x-2)(x+9) 【4】
(イ) 93.9%
x2-3x+1=0
解の公式を適用。
x=(3±√5)/2 【2】
(ウ) 85.2%
y=ax2のグラフでxの値がp→qに増加するときの変化の割合はa(p+q)
a(1+4)=-3
a=-3/5
(エ) 80.0%
200kg以上なので200を含む。 【1】
(オ) 86.2%
540を素因数分解すると、
540=22×33×5
各素因数が偶数個になれば平方数となり、根号が外れる。
3を1個、5を1個減らせばいい。
n=3×5=15 【3】
指数は割り算では引き算。
(カ) 46.8%
なかなか出しにくい(´゚ω゚`;)
弧CDに対する円周角と錯角で34°を移動。
孤BEに対する円周角の∠BAE=∠BDE=×、∠ABD=●とおく。
円に内接する四角形の対角の和は180°であるから、
(●+34)+(34+×+40)=180°
●+×=72°
△ABFで外角定理→∠AFD=●+×=72° 【1】
大問3(小問集合2)
(ア)ⅰ ab…88.2%、c…88.7%
△ADF≡△CFEの証明。
仮定より、AD=CF(●)
△ABCは正三角形だから、∠DAF=∠FCE=60°
(正三角形の1辺)-●から等式を立てる。
AF=CA-CF(●)
CE=BC-BE(●)
よって、AF=CE
以上より、2辺とあいだの角が等しく合同。
a…【4】、b…【1】、c…【2】
ⅱ 7.8%!!
対称性から、△ADF≡△CFE≡△BED
(DE=EF=FEより、△DEFは正三角形)
△ABCの面積を⑫、△DEFの面積を⑦とすると、
周囲の3つの三角形は、(⑫-⑦)÷3=〇5/3
分数がわずらわしいので、3倍して整数値になおしてみる。
すると、△ABCの面積は㊱でちょうど平方数。
㊱=【6】×【6】
正三角形の1辺の長さを【6】とする。
周囲の3つの三角形の面積は隣辺比で⑤=【1】×【5】
【1】+【5】=【6】で正三角形ABCの1辺【6】と符合する。
AD:DB=【1】:【5】
AD=18×1/6=3cm
@@
偶然に出ちゃった感がありますけど(;^ω^)
数学っぽくやるのであれば、AD=x、DB=yとおいて、
x+y=6、xy=5で方程式でしょうか。
本問はあてはめてしまった方が早いと思います。
(イ) 32.9%!
縦軸が相対度数になっている。
あ:相対度数の和が0.50を超える階級がどこかを調べる。
縦軸の1目盛りは0.02。
A;0.01+0.02+0.09+0.21+0.24=0.57→20~25cm
B;0+0.04+0.12+0.22+0.24=0.62→20~25cm
階級値はともに22.5cmで同じ。〇
い:先ほどの計算式を利用しよう。
A;0.33 B;0.38 Aの方が小さい×
う:AとBで人数が異なる点に注意。
A;100×0.24=24人 B;150×0.24=36人 Bの方が多い〇
*割合が同じであれば、人数の多いBの方が多い。
え:AとBの対比でなく、それぞれのなかで比較するので相対度数で比べる。
A;25~30m…0.26 30m以上…0.15+0.02=0.17
B;25~30m…0.18 30m以上…0.16+0.04=0.20
Bは30m以上の生徒の人数の方が多い。×
〔あ・う〕が正しい。【2】
(ウ)ⅰ 52.3%
PからQに水が流れ始める時間を求める。
P側の体積を200cm3で割ればいい。
a=30×40×18÷200=108
ⅱ 62.9%
高さ18cmになるのは108秒後。3か4に絞られる。
A→B→Cの順で満たされる。
底面積の比がA:B=40:20=2:1だから、時間の比は②:①。
Bの時間はAの半分。Cではさらに底面積が増えるので、傾きは緩やかになる。
【3】
(エ) 33.1%!
先週の利用者数の合計より、
x+y=580 …①
増加した人数で立式。
xの1割→0.1x、yの3割→0.3y
0.1x+0.3y=92 …②
②の式を10倍。
x+3y=920 …③
③-①
x+3y=920
-) x+y=580
2y=340
y=170
①より、x=580-170=410
先週の大人が410人。
今週の大人は1割増だから、410×11/10=451人
ⅰ…0.1x+0.3y、ⅱ…410、ⅲ…451

ややハイレベルな設問を置いておきます。
大問4(関数)
(ア) 85.5%
y=-xから、A(-5、5)
これをy=ax2に放り込む。
5=25a
a=1/5 【4】
(イ) 46.5%
まずは座標を調べていく。
AC:CB=2:1より、Cのx座標は、5-10×①/③=5/3
C(5/3、5)
AO:OD=5:3より、D(3、-3)
Eはy軸についてDに対称だからE(-3、-3)
C(5/3、5)とE(-3、-3)を通るグラフの式を求める。
5=5/3m+n
-)-3=-3m+n
8=14/3m
m=8×3/14=12/7
n=5-5/3×12/7=15/7
ⅰ…【4】、ⅱ…【6】
(ウ) 5.6%!!
AC:CB=2:1
△ACEの面積を②とすると、△BCEは①。
四角形BCEFの面積が②だから、△EFBは②-①=①
EDに補助線。
△ABE:△EDB=10:6=5:3
△EDB=③×3/5=〇9/5
△EDF=〇9/5-①=〇4/5
DF:FB=△EDF:△EFB=4/5:1=④:⑤
Fのx座標は、3+(5-3)×④/⑨=35/9
Fのy座標は、-3+{5-(-3)}×④/⑨=5/9
F(35/9、5/9)
大問5(確率)
(ア) 44.5%
操作2から考える。
1~6の数字のなかで、約数が4つあるのは6だけ(1・2・3・6)
→b=6が確定。
箱Qに1・2・3・6のカードが入っていなければならないので、
操作1で箱Pから1・2を調達する必要がある。
a=3
(a、b)=(3、6)の1通りしかない。
確率は1/36 【1】
(イ) 11.9%!
ここも操作2のbから考える。
約数をどこかにまとめておこう。
1⇒1
2⇒1・2
3⇒1・3
4⇒1・2・4
5⇒1・5
6⇒1・2・3・6
◆b=1のとき
箱Pから1を調達する。a=1・3・5の3通り
◆b=2のとき
箱Pから1・2の1枚だけを調達。a=1・2・5・6の4通り
◆b=3のとき
箱Qに3があるので、箱Pから1を調達してはならない。a=2・4・6の3通り
◆b=4のとき
箱Pから1・2・4の1枚だけを調達。a=1・2・4の3通り
◆b=5のとき
箱Qに5があるので、箱Pから1を調達してはならない。a=2・4・6の3通り
◆b=6のとき
箱Qに3・6があるので、最低でも箱Rに2枚移ってしまう。×
計16通り。
確率は、16/36=4/9
大問6(空間図形)
(ア) 69.1%
三平方で高さを算出→CO=6√2cm
円錐の体積は、3×3×π×6√2÷3=18√2πcm3 【2】
(イ) 63.6%
側面積の扇形の面積=半径×母線×π
3×3×π+3×9×π=36πcm2 【5】
(ウ) 3.4%!!
最短距離なので展開図を作成。
注意すべきは、ABは円の半周であること。1周しない。
この手の問題は、だいたい有名角が潜んでいる。
扇形の中心角は、360×半径/母線=360×3/9=120°
ここからDを起点として円錐を1周したい。どう描写すべきか・・。
右側にもう1個追加。
ABとA’B’が同一の辺で、その中点DとD’が同一だから、
赤線のD~D’が求めるべき1周の長さとなる。
AB’=18cm
△A’BCは正三角形なので、A’B=9cm
AD:DB=B’D’:D’A’=1:1
DD’はAB’とBA’の平均→(18+9)÷2=27/2cm

今年度の滋賀県でヒモをメガホンに2周巻きつける問題が出題されました。
大問2(4)です。
大問2
(オ)まで稼いでおきたい。
(カ)よくある形に見えて出しにくい。
円周角と錯角から等角を洗い出す。
大問3
(ア)辺の比がわかればよいので、隣辺比の和積で対処。
分母を払うと△ABCの面積比が平方数である点に着目する。
(イ)相対度数の出し方が特殊だが、終始小数の計算にウェイトがかかっており、
なんかヤダ(-_-;)
大問4
(ウ)EDに補助線をひいて面積比をうまく使う。
等積変形でもできるが、それを利用しなくても解ける良い問題であった。
大問5
(イ)過不足なく調べ上げるのは大変(;´Д`A
解説ではbの約数から何を調達すべきかで場合分けをしたが、aでも整理できる。
大問6
前半は体積→表面積の流れ。いずれも小問集合レベル。
(ウ)大変面白い問題であった。
2本目の最短距離は、反射の問題に出てくる鏡の世界を利用した。
@2021年度・神奈川解説@
数学(追検査) 社会…平均72.6点 理科…平均50.1点 英語…平均54.6点
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