2018年度 神奈川県公立高校入試【英語】解説

平均56.1点

問題はコチラ→PDFファイルリスニング台本
*直訳にこだわってません。

大問1(リスニング)

(ア)1回目は2秒、2回目は4秒の解答時間。
No.1 2 81.8%
ジャック:クミ、僕の英語の本は読み終わったかな?
クミ:ええ、ジャック。読むのに苦労しなかったわ。本当に楽しく読めた。
ジャック:もっと面白い英語の本を持ってるよ。1冊読んでみるかい?
クミ: (     )。
1:ええ、日本語の本を読むのが好きだわ。
2:ええ、もう1冊読みたいわ。
3:いいえ、英語の本を買わなくてもいいわよ。
4:いいえ、あなたは私に本をプレゼントしなかった。
*「another」=もう1つの、別の
another cup of coffee=もう1杯のコーヒー。おかわり表現で使う。

No.2 1 70.4%
ジャック:クミ、今日はとても幸せそうだね。
クミ:うん、バスケの試合でね、あたしたちのチームが勝ったの。
次の試合に向けて練習をがんばるわ。
ジャック:それは良いね!試合みてみたいな。いつやるの?
クミ:(     )。
1:今週末に試合をする予定よ。
2:今日、あなたはバスケの試合をしなかったわ。
3:私たちのチームは、もうすべての試合を終えたわ。
4:今度、バスケの遊び方を私に教えてよ。
*「When will you have it?」のitはthe game。
『あなたが試合をするのはいつになりますか?』という意味。
have a game=試合をする

No.3 3 77.9%
ジャック:クミ、冬休みはどうだった?
クミ:楽しかったわ。北海道に行って、祖父母に会ってきたの。
ジャック:良いね!どれくらいの頻度で会いにいってるの?
1:あたしが生まれてから、彼らと一緒にいるわ。
2:あたしが会いにいくと、いつも彼らは元気よ。
3:毎年冬に彼らのもとへいってるわ。
4:彼らは彼女とともに北海道で楽しい時間を過ごしたわ。
*『How often』は頻度をたずねる常套句。
答え方もいろいろあるので覚えておこう。
How was (       )?』は感想を尋ねる。
How was your trip? → 旅はどうだった?

(イ)1回目は4秒、2回目は5秒の解答時間。
No.1 4 49.1%
ナミ:ジム、次の3月に5日間、カナダに行こうと思ってる!
ジム:それは良いね、ナミ。どうしてカナダに行こうと決めたんだい?
ナミ:去年、私の家にいた中国のお友達に会いたいからよ。
ジム:おぉ、なるほど。楽しいひと時を過ごせたらいいね。
ナミ:きっとカナダではたくさん学べるわ。私は中国語を上手く話せないから、
一生懸命、勉強するわ。
ジム:大丈夫さ。君ならできる。
問題―ナミについて正しいのはどれ?
1: ナミは、どの国を訪れようかまだ決めていない。
2:ナミは、去年の3月に中国の友だちを訪問して楽しかったと思っている。
3:ナミは、中国語をうまく話すと言う。
4:ナミは、中国での経験から多くの物事を学ぶと考えている。
*「I’m sure I will learn a lot of things there.」のところ。
I’m sure~』=きっと~だ。確信をしめす。
本文にはexperience(経験)が使われていないので、単語を拾うだけでは正解できない。
You can do it.』=君ならできるさ。

No.2 3 90.4%
ナミ:今日、英語の授業あった?ジム。
ジム:うん、あったよ。ブラウン先生が宿題だした。
将来の夢か家族、もしくは町のことを書かなきゃいけない。
ナミ:おぉ、彼は私のクラスにも同じ宿題を課したわ。
ジム:ナミは何について書くの?
ナミ:家族について書こうかな。ジムは?
ジム:将来の夢を書こうかな。
問題―ナミとジムについて言えることは何か?
1:ナミとジムは町について書く。
2:ナミとジムは将来何になりたいかを決めている。
3:ナミは家族について、ジムは将来の夢について書く。
4:ナミは何を書くか決めているが、ジムはまだ決めていない。
*宿題は3つのテーマから1つを選ぶ。

(ウ)解答時間は20秒。
No.1 6   59.2%
No.2 abroad 19.6%!
ハイ!僕は将太。質問に答えてくれてありがとう。
「夏休み中に何をしたいですか?」。今日、アンケートの結果を話します。
もっとも多かったのがスポーツ。
11人の生徒はテニスやサッカーといったスポーツを楽しむ予定です。
ええと。本をたくさん読みたい生徒と、映画に行きたい生徒は同数でした。
5人の生徒は新しいことを学ぼうと考えています。
新しい経験は考え方を養うので、とても良いですね。
4人の生徒は海外に行きたいそうで、それは特別な夏休みにしてくれることでしょう。
9月では、夏休みの思い出について話しましょう。
*表の上から順番どおりに読まれるので、メモを怠らないように!
To play sports=11人
To read books=★
To watch movies=★
To learn new things=5人
To travel abroad=4人
Other things=8人
Total=40人
★=(40-11-5-4-8)÷2=6人
本文では、「to visit other countries」となっており、
他の国→外国→abroadとなる。

大問2(単語)

対話文の空欄について、頭文字と語数を頼りに穴埋め。
ア・・traditional 60.6%
イ・・dictionary 53.4%
ウ・・useful   67.8%

 エリ:やあ!アレックス。今なにしてるの?

アレックス:やあ!エリ。宿題やってるよ。来週のスピーチに向けて、
節分やひな祭りといった日本の伝統行事を学んでいるんだ。
エリ:おぉ。長い歴史のある行事について話すのね。
アレックス:そうなんだ。ところで、いくつかの日本語の意味を知りたいんだ。
辞書をもってるかい?
エリ:ええ、どうぞ。
アレックス:ありがとう。宿題を終えるのにとても役に立つよ。
今日、家に持って帰っていい?
エリ:いいわよ。助けになるといいわ。幸運を、アレックス。
*空欄の前後関係から推測する。
品詞は頭においておこう。アとウは形容詞がはいる。
Here you are.』=(物を渡して)どうぞ。
Can I use~?』=~を使っても(借りても)よいですか?

大問3(文法1)

(ア)3 69.5%
大きな窓のあるあの家は、10年前に建てられました。
*『ago』がきた時点で時制は過去→3か4。
主語が単数なので3。〔be動詞+過去完了〕で受身の形。

(イ)2 90.5%
ヨシオには2人の兄弟がおり、彼は3人のなかで最年少です。
*〔the+最上級〕。
場所や範囲はinを使う(in my class、in Japan)
ofのあとは複数を表す単語がくる(of us、of all)。

(ウ)4 74.9%
私の祖母は、インドで作られたシャツを私に送った。
made in 国』=(国)製の~ ←ワンセットで暗記
a shirtを後置修飾。文全体は第Ⅳ文型。

(エ)1 74.8%
たくさんの人々と会話することによって、新しい考えを得られる。
*動名詞。〔by V-ing〕=~によって。『talk with~』=~と話す
ここのweは人々一般を示す。

大問4(文法2)

語順整序。ただし、1語不要な選択肢が混じっている!
(ア)4・2 78.9%
A:アツシ、春と秋、どっちが好き? B:秋かな。
*Atsushi, ( which do you like better ), spring or fall?
お馴染みの比較級表現。

(イ)5・1 36.2%
A:今日の午後、ボランティアとして何をすべきか知ってますか?
B:ええ、公園の掃除をするのよ。
*Do you ( know what to do as ) a volunteer this afternoon?
what to do』=何をすべきか。
「what we should do」と同義だが、主語のweがないと作れない。
前後は「Do you know~?」「as a volunteer」でつながる。

(ウ)2・5 37.4%
A:高校生になったら、何をしたいですか?
B:うーん、中学生のときに1度もやったことないものを挑戦してみたいな。
*Well, I want to ( try things I’ve never done ) in junior high school.
to不定詞のあとは動詞の原形なので、tryがくる。
tryの目的語がthings。これを後置修飾する。
I have never seenは経験用法でみたことあるはず。

(エ)6・3 35.5%
A:明日の天気は知ってる?
B:ええ、晴れて暖かくなるそうよ。
*Do you know ( how the weather will be ) tomorrow?
間接疑問文なのでhow節のなかは〔S+V~〕。
isとbeがbe動詞でかぶるので、不要な語はどちらか。
助動詞willがあるのでbeを選択する。

大問5(英作文)

A:
ある日、ユリは読みたい歴史の本を探しに図書館に行った。

しかし、お目当ての本は見つからなかった。
B:
ユリは図書館司書を尋ねた。彼が言う。

「すみません、今は手持ちがありません。どなたかが借りられまして」
そこで、彼女は図書館司書に尋ねた。(     )。
C:
彼はコンピュータをみて答えた。

「次の木曜日ですね。そのあとで借りれますよ」
「わかりました。また来ます」とユリは言った。

解答例:When will it be returned? 13.8%!
*シチュエーションに合わせて、ユリのセリフを考える。
書くべき内容は決まるので、他の公立入試と違って想像力なしで解ける。
ほかの問題が難しいが・・
図書館司書のセリフから、次の木曜日に借りられるとのことなので、
本はいつ返却されますか?』を英訳する。
未来形willと受動態さえわかれば満点です。


大問6(長文読解)

こんにちは、皆さん。私はアキ。今日は、海岸のゴミについて話したいと思います。海岸の清掃活動をしたことがありますか?私は先月、母と一緒に清掃しに行きました。初めての体験です。土曜の朝8時に始まりました。約2時間、一生懸命に掃除して、海岸にあるたくさんのゴミを拾いました。とても疲れましたが、10月の素敵な日に
楽しく海岸を掃除しました。午後は海岸の近くにある渚(ナギサ)博物館へ行きました。(1)そこには海岸のゴミに関する本やビデオがたくさんありました私はそこでたくさんのことを学び、皆さんと学んだことを共有したいと思っています。

今、私がそのときに拾ったゴミの絵を見せます。海藻、木材、葉っぱ、ビニール袋、ペットボトルがあります。
なぜ、これらのものがビーチにあったのでしょう?どこからやってきたのでしょう?夏の間に海岸にやってきた人々が、すべてのビニール袋とペットボトルを捨てたのでしょうか?グラフ1を見てください。これは、海岸にあったゴミの種類を示しています。

62.8%のゴミは海藻とわかります。海岸に打ち上げられた海藻は、環境に対して深刻な問題とはなりません。なぜなら、海のなかで育った自然のものであり、それが海岸にきたからです。もし、海岸の下に埋められたとしても、6ヶ月ほどで自然にかえるでしょう。(2)では、37.2%のゴミについて考えてみましょう。これはどこからやってくるのでしょうか?

では、グラフ2を見てください。
これは、海藻以外で海岸にあったゴミはどこからやって来くるのかを示したものです。

私がたくさんのペットボトルやビニール袋を拾っていたとき、夏に海岸へやってきた人々が海岸に捨てていったと思っていました。しかし、それは間違っていました。海や海岸からくるゴミは31.9%なのです。残りのゴミはどこからくるのか?それは川からなのです!

私は、渚博物館に勤めている人に聞きました。「なぜ川からたくさんのゴミがくるのですか?」彼は私に言いました。「山や町のゴミが川に流れて、海岸にやってくるのです」私は彼に言いました。「なるほど。川から流れてくる自然のゴミには木材や竹、葉っぱがあります。海藻のようなものは、自然に帰ることができますよね?」「はい、そうです」彼は答えて、こう言いました。「(3)しかし、私たちは環境に対して重大な問題を抱えているんだよ。それは何か知ってるかい?」私は答えました。「ええと、人工的なゴミを減らさなくてはならないと思います。自然にはかえりませんから」「その通り。私たちが今できることをするのが大事だね」と彼は言いました。

私たちの町には川があり、全ての水は海に流れます。もし、ゴミが川に投げられたり、道に捨てられたゴミが風に吹かれて川に入ったら、それは海へ流れ、最後には海岸に行き着くでしょう。今、私たちにできることは何か?もちろん、海岸を掃除するのは良いことですが、私たちはこう言うことができます。〔私たちは海岸をきれいにするために、町にあるゴミも拾うべきです。〕自然環境のために私たちは何をすべきかを家族や友人と話しあうことが大切です。良い考えがあったら、お互いにそれを共有しましょう。

(ア)3 64.6%
*長文の穴埋め。読んでいる途中で埋めてしまおう。
①・・渚博物館でアキがみたもの。
②・・グラフ上のパーセンテージ。段落途中の話題転換に注意!
62.8%を占める海藻の話ではなく、残りの37.2%の話に切り替わる。
③・・渚博物館に勤める職員のセリフ。前後のアキのセリフがヒント。
自然のゴミは自然にかえる→( ③ )→自然にかえらない人工のゴミを減らすべき。
ゴミの投棄は自然環境に害悪を与える。自然環境への重大な問題点を指摘する。

(イ)4 50.3%
*長文の穴埋め。
アキが考える、海岸をきれいにするために私たちがすべきこと。
海岸のゴミの多くは川から流れてくる。町のゴミを取り除くことで海岸のゴミを減らせる。
make O C』=OをCの状態にする。

1:私たちの町をきれいにするために、人工のゴミを減らすことは難しい。
2:人工のゴミがたくさんあるので、川をきれいにするのは難しい。
3:家族や友人と一緒に、海藻を拾いに海岸へいくべきだ。

(ウ)6 42.7%
*内容正誤。6文を読まなくてはならなく、私立みたいでキツイ(´゚д゚`)
a:アキは9月の英語の授業で、海岸の掃除から得た経験について話した。
→海岸掃除は10月。これは先月の話なので、スピーチは11月。
b:アキは、夏の間に海岸へやってきた人々がゴミの多くを捨てたと学んだ。
→riverから流れ着いたゴミが多い。
c:アキは海岸に打ち上げられた海藻は、重要な問題ではないと学んだ・
なぜなら、それは自然にかえるから。→ ○
d:アキは海岸を掃除している間、海外から流れてきたペットボトルを見つけた。
→本文にないウソ話。
e:アキは、川が山や町にあるゴミを海まで運ぶことを学んだ。
→「mountain」はグラフ2が紹介された次の段落の2行目にある。○
f:アキはより良い将来を目指して共に働くために、
同級生と一緒に海岸の掃除をしようと決意した→×

大問7(短文読解)

(ア)3 69.1%
ケンとサムは日曜日に一緒に映画を観にいくつもり。彼らは携帯で話している。
ケン:ハロー、サム?ケンだよ。今、どこにいるの?
サム:やぁ、ケン。僕はバスに乗るためにバス停にいるよ。
ケン:おぉ、本当?僕は港駅にいるけど、バス停がどこにあるかわからないんだ。
サム:花屋の正面だよ。見える?
ケン:うーん、見えないね。ケーキ屋の近くにいる?ここからケーキ屋は見えるけど。
サム:いや、僕はそこじゃないよ。違う出口にいるね。
反対側に来て。そしたらバス停がみえるよ。
ケン:ありがとう、サム。すぐいくね。

問題―ケンは今どこにいる?
*イじゃないよ!ケーキ屋がみえる出口にいる。
サムがいるバス停はオ。

(イ)2 73.2%
ヒロキは今週末、シドニーから来た同級生であるジョージと一緒にバス旅行にいく。
ヒロキは北駅の正面に貼ってある、市営バス旅行のポスターを見ている。
5つのコースがあり、ジョージに最もベストなコースを選ぶつもりだ。
ジョージは日本の神社に興味を抱いている。彼は湖で釣りをするのが好きだが、
彼は先月に釣りをしたのでやらないだろう。今回、彼は山で美しい鳥の写真を取りたがっている。
また、博物館で都市の歴史を学びたい。ジョージはオレンジジュースより日本茶が好きなので、
それをプレゼントしたら喜ぶだろう。ヒロキとジョージは各自3000円まで旅費を出せる。


問題―ヒロキはどのコースを選ぶ?
*混乱する方は脇にメモをしておこう。
【神社、釣り×、山で鳥の撮影、博物館で都市の歴史、日本茶、3000円以内】
Eがダメなのは3500円で予算オーバーだから。

大問8(対話文)

対話文といってもサイエンス要素が混じって難易度が高い。。
リョージ、マキ、ヨウスケの3人の生徒が放課後、クラスで話している。

そのとき、ロンドンから来た英語教師であるグリーン先生がクラスにきて、彼らと話している。

グリーン:やぁ、みんな。何をしているのかな?
リョージ:こんにちわ、グリーン先生。コンピュータのプログラミングについて話しています。
グリーン:それは興味深いね。どんなことを学んだのかい?
リョージ:はじめはそれが何なのか知りませんでした。今は、コンピュータが識別する言語で作業の過程を記述するものだと知りました。記述された作業過程をプログラムといいます。私たちがコンピュータに何かをしてもらいたいとき、命令を与えるためにコンピュータプログラミングを使うことができます。
マキ:よくわからないわ。すごく難しい!
ヨウスケ:うん。僕も難しいと思ったけど、コンピュータプログラムは身の回りにあるよ。
例えば、エアコンやロボット掃除機は中にそれが組み込まれている。
だから、コンピュータプログラムは私たちの生活にとってとても大事だといえるよ。
リョージ:ある国々では小学生ですでにコンピュータプログラムを勉強し始めている子どもがいると習ったよ。日本の小学校では習わないけど、近い将来に学校で学ぶようになるよ。とても良いことだと思う。
グリーン:私も同じ意見です。
私の国では、幼い子どもたちが学校でコンピュータプログラミングを学んでいます。
彼らにとって将来の助けになりますからね。
マキ:〔コンピュータプログラミングの学習は幼い子供たちには早いと思うわ。〕
だって、彼らには難しすぎるもの。
それを習うより、他の教科にもっと時間を費やすべきだわ。
ヨウスケ:僕はそう思わないよ。コンピュータの技術は急速に成長していて将来、僕たちが働くときにコンピュータを使う機会がたくさんある。だから、コンピュータが作業を行う仕組みを知ることは大切だよ。
グリーン:そうだね。コンピュータプログラミングを学べば、思考の過程を意識するようになるさ。
マキ:思考の過程?あなたの言ってることがわからないわ。わかりやすい形で教えてよ。
グリーン:OK。具体例を教えるよ。ここに4枚のカードがある。各カードの数字を見て。

ヨウスケ:21と15、8、32だね。
グリーン:じゃあ、左から右に向かって番号が昇順になるようにカードを並べてみて。
マキ:そんなの簡単よ。
グリーン:そうだね、簡単なことだ。じゃあ、作業の1つ1つを教えてくれないかい?
マキ:うーん、それとどう伝えるべきかわからないわ。
グリーン:じゃあ、一緒にやってみよう。まず、一番左側のカードの数字をみて。
それから、それと右にある数字を比べるんだ。21と15はどっちが小さい?
ヨウスケ:もちろん、15だ。
グリーン:そうだね。では、小さい方を左に移動させるよ。2枚のカードを交換しよう。<15.21.8.32>
つぎに左から2番目の数(21)をみて、右にある数(8)を比べてみて。どっちが小さい?
リョージ:8が小さいね。2枚のカードを交換していいかな?<15.8.21.32>
グリーン:イエス。次は左から3番目の数字(21)をみて。今度は何をすべきかな?
マキ:それと32を比べます。32の方が大きくて、最も大きい数字だから一番右にきます。だから、カードを交換する必要はありません。<15.8.21.32>
グリーン:その通り。よくやったね。だけど、まだ終わりじゃないよ。では、同じ過程をしよう。
もう一度、一番左にあるカード(15)をみて。今度は何をすべきかな。
ヨウスケ:カードを交換しなきゃ。ちょうど今、一番小さい数字が最も左側にあります。<8.15.21.32>
よし。もう、カードを交換しなくていいです。終わりだと思う。
グリーン:パーフェクト!全てのカードが左から右に昇順で並んだよ。私たちは1つ1つやり遂げたコンピュータはこのように作業をするのさ。コンピュータが作業を行う仕組みをしれば、思考の過程を意識するようになるということさ。
マキ:思考の過程なんて考えたことなかったわ。今、思考の過程の一部と一部を知ったから、カードを昇順に並べるやり方を教えることができるわ。
グリーン:それは良いね。コンピュータプログラミングを学んで、思考の過程を理解することは、問題を解決したり、作業を終えるときに役に立つでしょう。
リョージ:わかりました。コンピュータプログラミングにもっと興味を持ちましたよ。

(ア)1 45.2%
*空欄補充。
コンピュータプログラミングをよく知らなかったマキは、
はじめはその早期学習にネガティブであった。
うしろの文で、学校では他の教科にもっと授業の時間を割くべきだと主張する。
「early」は時間が早い。ここではプログラミングを学習する時期が早い。

2:日本の多くの子供たちは、学校でたくさんの教科を学ぶべきだ。
3:幼い子供がコンピュータプログラミングを学ぶのは大事だと思う。
4:日本の多くの子供たちはコンピュータなしで全ての科目を勉強することが好きだ。

(イ)3 40.2%
*1つ1つのtaskを丁寧に追うこと。メモしておいた方がいい。

(ウ)8 34.6%
*ラストの内容正誤。
a:リョージとマキとヨウスケはグリーン先生から授業で教えてもらったことについて、
先生に質問している。
→コンピュータプログラミングはグリーン先生の授業で扱ったという情報はなし。×
b:リョージは小学生のときにコンピュータプログラミングを習ったが、マキは習っていない。
→ある国では小学生でコンピュータプログラムを学ぶ子供がいるという話。×
c:ヨウスケは、子どもたちは学校でするべきことがたくさんあるから、
コンピュータプログラムを学ぶべできはないと思っている。
→マキはプログラミングより他の科目を優先すべきと考えていた。×
d:マキはカードを昇順に並べる過程を説明できなかったが、今は他人に説明する仕方を知った。
→マキの最後のセリフ。○
e:グリーン先生は、コンピュータプログラミングを通じて、
生徒たちは物事を段階的に考え、実行できるようになるだろうと考えている。
→プログラミング授業の本質は、思考の過程を学ぶことにある。○
f:リョージはコンピュータプログラミングに興味をもった。
なぜなら、彼には解決すべき多くの困難な問題を抱えていたからだ。
→そんな苦労人だったという話はない×
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