平均47.0点(前年比;-0.1点)
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出題範囲の削減はなし。
大問1(小問集合)
(1)
7-2×8
=7-16
=-9
(2)
2y2÷xy×5x2y
=10xy2
(3)
√6×√2-√3
=2√3-√3
=√3
(4)
3(2a-3)-4(a-2)
=6a-9-4a+8
=2a-1
(5)
反比例の比例定数aは積xyで一定。
y=6×4÷(-3)=-8
(6)
x2-11x+28
=(x-4)(x-7)=0
x=4、7
(7)
「ある数xを3倍した数」⇒3x
「ある数yから4を引いて5倍した数」⇒5(y-4)
(*引き算→掛け算の順)
3x<5(y-4)
(8)
全体は、6×6=36通り
和が3の倍数となる組み合わせを場合分けして調べる。
■和が3→(1、2)と逆を含めて2通り。
■和が6→(1、5)(2、4)とこれらの逆と(3、3)で5通り。
■和が9→(3、6)(4、5)とこれらの逆で4通り。
■和が12→(6、6)で1通り。
計12通り。
確率は12/36=1/3
(9)
多角形の外角の和は360°
?=360-(85+55+60+90)=70°
x=180-70=110°
(10)
作図。
『2点A、Bからの距離が等しい』→点PはABの垂直二等分線上にある。
これと直線ℓとの交点がPとなる。
大問2(関数)
(1)
x=0のとき、最小値y=0
x=-4のとき、最大値y=8
0≦y≦8
(2)
2本の赤線の範囲内にあれば、青いウネウネと交わる。
A(-2、2)⇒B(4、8)
右に6、上に6だから、傾きは6/6=1
A(-2、2)⇒C(6、18)
右に8、上に16だから、傾きは16/8=2
4≦x≦6なので、BとCも範囲に含まれる。
1≦a≦2
(3)
BP+CPが最小→直線にする→線対称。
Bをy軸について対称移動した点をB’とすると、BP=B’PでB’Cが最短距離。
B’Cとy軸との交点がPである。
x座標の差から、B’P:PC=4:6=②:③
B’とCのy座標の差が10だから、∽を利用して?=10×②/⑤=4
Pのy座標は、8+4=12
P(0、12)
大問3(規則)
(1)
1段目→1枚=1×1
2段目まで→1+3=4枚=2×2
3段目まで→1+3+5=9枚=3×3
4段目まで→1+3+5+7=16枚=4×4…
連続する奇数の和→最後の奇数が〇番目の奇数なら『〇の平方数』にあたる。
7段目の右端は7番目の奇数だから、7段目までの枚数は7×7=49枚
右端には平方数が連なり、4段目以降は平方数の一の位を抜き出している。
7段目の右端は7×7=49なので、その一の位の9。
49枚、9
(2)
一の位が6となる平方数は、4×4か6×6のどちらか。
3回目は14×14=196
よって、14段目。
*4回目は16×16、5回目は24×24…。
20×20までの平方数は覚えておきましょう。
(3)
先ほどの数値の一の位をみると、
〔1・4・9・6・5・6・9・4・1・0〕がループする。
ループに現れない2、3、7、8が答え。
大問4(データの活用)
(1)①
1つ目は人数で等式。
32-(0+8+2+4)=18人
x+y=18
2つ目はソフトボールの飛距離で等式。
全体の記録の合計は、30×32=960m
20~40mの階級値×度数の合計は、960-(0+120+90+220)=530m
階級値は20~30m→25m、30~40m→35mなので、
25x+35y=530
x+y=18、25x+35y=530
②
先の連立を解く。
x+y=18 …①
25x+35y=530 …②
②-①×25をすると、10y=80
y=8
①に代入して、x=10
x=10、y=8
(2)
ア:最頻値(モード)は最もあらわれている値。Aは18分、Bは21分でAの方が小さい。×
イ:Bより0分以上6分未満が5人、Aより0分以上4分未満が4人。
ということは、4分以上6分未満は5-4=1人。〇
ウ:即答しづらい。
数直線を使って調べてみる。〇が含まない、●が含む。
9~18分の範囲のうち、12~18分の7人は確定。
8~12分の2人が9~12分にいたら、9~18分の最大人数は2+7=9人〇
エ:Aは3+8+6=17人、Bは7+10=17人で同じだから相対度数の和も同じ。×
階級の幅が違っても、始めと終わりの範囲が等しければ人数も割合も等しい。
イ、ウ
大問5(空間図形)
(1)
AB=12cmだから、
2r+2r+r+r+3=6r+3=12
r=3/2
(2)
半径と接線は垂直に交わる。他県でも見かける相似である。
辺の長さが整数値である大きい球の半径3cmを使う。
三平方の定理で、√(92-32)=6√2cm
【3:6√2=?:12】
?=3×12÷6√2=3√2cm
(3)
大きい球が容器の側面に接している部分が●で、これを通る円の円周を求める。
この円の半径が知りたい。
直角三角形の直角から対辺に垂線をひくと直角三角形の相似ができる(頻出!)
【9:6√2=3:?】
?=6√2×3÷9=2√2cm
円周の長さは、2√2×2π=4√2πcm
大問6(数量変化)
(1)
普通列車はAB間10kmを10分で走る。
1時間(60分)では、10km×60/10=時速60km
(2)
特急列車は時速80km→60分で80km進む。
AC間を30-12=18分間で走るので、80km×18/60=24km
(3)
BC間は24-10=14km
12分後から普通と特急は1時間当たり80+60=140kmずつ近づいていく。
両者が出会う時間は、14÷140=1/10時間
A駅からの距離は、10+60×1/10=16km
@別解@
こちらも中学受験の戦法です。
B駅での休憩2分をなくして、普通列車が2分後から走ったとします。
普通列車は時速60kmの速さだから、24kmでは24分後の26分にC駅へ着きます。
青線の三角形で相似を使います。14:28=①:②
よって、24km×②/③=16km
(4)
●のところで普通と特急が出会う。?が知りたい時間。
右上の部分だけで決着が着く。
BC間は14kmで、普通は14/60時間、特急は14/80時間かかる。
これを分に直して、普通の休憩2分を足せばいい。
60×14/60+60×14/80+2
=14+10.5+2=26.5分=26分30秒
午前9時40分から26分30秒後は午前10時6分30秒。
大問7(平面図形)
(1)
△ABC≡△AGEの証明。
仮定より、AC=AE
弧ABに対する円周角で、∠ACB=∠AEG(●)
弧BC=弧DEに対する円周角で、∠BAC=∠GAE(×)
1辺と両端角が等しいから合同。
(2)①
(1)の合同から、AG=AB=4cm
AFを1辺とする三角形と相似にあたる三角形を探す。
右側の数値がわかっている。△ADEが怪しい…。
弧AEに対する円周角で、∠ABF=∠ADE(●)
弧BC=弧DEより、∠BAF=∠DAE(×)
2角相等で△ABF∽△ADE
AB:AF=AD:AE
4:AF=7:6
AF=4×6÷7=24/7cm
②
△ABGと△CEFは全然相似じゃない(;`ω´)
前問のAF=24/7cmを利用する。
FC=6-24/7=18/7cm
AF:FC=24/7:18/7=④:③
ここからどうするか。。
AC:FC=△ACE:△CEFで、△ACEは△ABGと同じ二等辺三角形…。
弧AEに対する円周角で、∠ABG=∠ACE(●)
二等辺の底角が等しいので、△ABG∽△ACE
相似比は4:6=2:3
面積比は相似比の2乗だから、△ABG:△ACE=4:9
△ACE:△CEF=⑦:③、△CEF=9×③/⑦=27/7
よって、△ABG:△CEF=4:27/7=28:27
大問1
得点源。失点に気を付けよう。
大問2
(2)傾きの範囲。図示するとわかりやすい。
(3)線対称は頻出。
大問3
(1)わざわざ右端のカードを聞かれているので、規則が見えやすい。
(3)一の位のループに気づけるか。
一の位は十の位以降の影響を受けない。
大問4
(2)すべて選べなので、全部検討しなくてはならない。
最大人数なので、わからない範囲を含ませる。
大問5
(2)正答率は高くないが、よくでてくる相似である。
円の問題は半径!円の中心と接点を結んでみる。
(3)半径はどこか⇒直角三角形の頻出相似。
大問6
算数で解ける。
(4)A駅発の特急をグラフに描く。どこで普通と交わるか。
BC間の距離14kmから、特急の発車時刻がわからなくても到着時刻はでる。
大問7
(2)①AFを1辺とする三角形と形が似た三角形を探す。
②二等辺の相似を利用する。
問われた2つの三角形の関係性が見つけにくかった。
4:3からBEとCDが平行である点に気づいた生徒はいたと思う。
ダメそうだったら別の解法に切り替えること。
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