スポンサーリンク

2023年度 三重県公立高校入試問題過去問・後期選抜【数学】解説

平均27.2点(前年比:-0.3点)
問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)
4-(-3)
=4+3
=7

(2)
6(2x-5y)
12x-30y

(3)
5/√5+√20
=√5+2√5
=3√5

(4)
2-5x+4
=(x-1)(x-4)

(5)
3x2-7x+1=0
解の公式を用いて、x=(7±√37)/6

(6)

√(40n)=2√(10n)
√(10n)の根号を外すには、nに
√10を含ませる。
また、分母の3を約分する必要があるので、かけあわせるべき最小数は3√10=√90。
n=90

(7)
y=axに(x、y)=(10、-2)を代入。
-2=10a
a=-1/5

y=-1/5xにy=2/3を代入。
2/3=-1/5x
x=-10/3

(8)

平行線をひき、錯角を連鎖していく。
131-93=38°
110-38=72°
x=180-72=108°

(9)

ネジレの位置→延長しても交わらない、かつ平行でもない。
BCとCA、AD、BEは、AかBを含むのでABと交わる。×
DEはABと平行。
残りのCF、EF、FDがネジレ。
オ・キ・ク

(10)
最頻値(モード)…最もあらわれている値。
4~6秒の階級値である5秒。

(11)

①『直線ℓと点Aで接する円』→Aを通る直線ℓに対する垂線。
②『2点B、Cから等距離にある円』→BCの垂直二等分線。
③うえの交点を中心とする円。半径は中心とAとの長さ。

大問2(データの活用)

(1)
第1四分位数は箱の左端。
6点

(2)
Bの最小値3、第1四分位数13、中央値16、第3四分位数17、最大値19。
最小値がまだ登場していないので、m=3
昇順に並べ替えると、【3、12、14、15、17、17、19】と未知数n。
8人の第1四分位数は下から2番目と3番目の平均13。
中央値は4番目と5番目の平均16。
第3四分位数は上から2番目と3番目の平均17。
・・どれも合っている(‘Д’)
下の方にnを
いれると1個ずつズレてしまうので上の方に入れる
n=17であれば、第3四分位数も崩れない。
m=3、n=17

(3)

10人の第1四分位数は3番目、中央値は5番目と6番目の平均、第3四分位数は8番目。
5番目の6番目の平均が6となる組み合わせは、(6、6)(5、7)(4、8)。
しかし、(3、9)だと5番目の値が4未満となり、3番目の第1四分位数と合わなくなる。
よって、6番目の値は6か7か8。

(4)①
範囲=最大値-最小値
Aは18-2=16点、Bは19-3=16点で同じ。〇


Cの上から3番目は14点であるが、AとBは不明。
(Aの第3四分位数14点は上から2番目と3番目の平均)


大問3(方程式)

(1)
120人は小中学生の合計。
x+y=120
30人は100m走の参加者の合計。
35/100x+20/100y=30
①…x+y、
②…35/100x+20/100y

(2)
先の連立を解く。
x+y=120 …①
35/100x+20/100y=30 ←100倍
35x+20y=3000 ←÷5
7x+4y=600 …②

②-①×4で、3x=120
x=40
①に代入、y=80
小学生…40人、中学生…80人

大問4(確率)

(1)
【のぞみ】グ、グ、チョ、パ
【けいた】グ、チョ、チョ、パ
全体の取り出し方は、4×4=16通り
けいたが勝つパターンは、グが1通り、チョが1×2=2通り、パが2通り。
計5通りだから、確率は5/16。

(2)
【のぞみ】グ、グ、チョ、パ
【けんた】グ、チョ、チョ、チョ
のぞみが勝つパターンは、グが3×2=6通り、チョが0通り、パーが1通り、計7通り。
けんたが勝つパターンは、グが1通り、チョが1×3=3通り、計4通り。
のぞみの勝ちがけんたより3通り多い。

けんたにパを1枚追加するたびに、勝つパターンはのぞみが+1通り、けんたが+2通り
→けんたの勝ちがのぞみより1通り多くなる。
3÷1=3枚のパーを追加すると勝ちパターンが同じ⇒勝つ確率が等しくなる。
a=3

大問5(関数)

(1)
y=1/4x2にx=2を代入→y=1
B(2、1)

(2)
同様にA座標を求めると、A(-6、9)
A(-6,9)→B(2、1)
右に8、下に8だから、傾きは-1。
Bから左に2、上に2移動して、切片は1+2=3
y=-x+3
a=-1、b=3

(3)

y=1/4x2にx=4を代入→C(4、4)だからD(0、4)
ABの切片が3なので、△ABDは底辺が1、高さの合計が8の三角形
1×8÷2=4cm2

(4)

CD=CE=4
Cから4離れる直線上のEは2ヶ所ある。
グラフ上の点座標を求める問題は、2つのグラフの交点から方程式を立てるのが定石だが、
Eは放物線上の点ではない(´・_・`)
C座標から青い四角形は1辺4の正方形である。これをうまく使えないか。

対角線OCに補助線。
OC(y=x)とy=-x+3は傾きの積が-1だから直交する
交点をFとすると
Fのx座標は、
x=-x+3
x=3/2

OCは正方形の対角線で4√2。
C、Fの真下の点をそれぞれG、Hとする。
△FOH∽△COGから、OF:OC=3/2:4=③:⑧
FC=4√2×⑤/⑧=5√2/2

△CEFで三平方→EF=√14/2
傾き-1から1/√2倍すると、EとFのx座標の差は√7/2である。
△CEE’は二等辺三角形でCFを対称の軸として線対称。
EF=E’Fより、EとE’のx座標はFから±√7/2なので、
x=(3±√7)/2

@別解@

E、E’はCを中心とする半径4の円周上にある。

高校数学の基本問題より。
高校2年生で扱う内容ですが、円の方程式というものがあります。
原点を中心とする半径rの円を式で表すと、x2+y2=r2
中心が(a、b)にあると、(x-a)2+(y-b)2=r2が成り立ちます。

中心C(4、4)、半径r=4の円の方程式は、
(x-4)2+(y-4)2=42
円と直線との共有点は、2直線の交点が方程式の解で求まるのと同じです。
y=-x+3を代入して、
(x-4)2+(-x+3-4)2=16
(x-4)2+(-x-1)2=16 ←(-x-1)2=-(x+1)・-(x+1)=(x+1)2
(x-4)2
+(x+1)2-16=0
2x2-6x+1=0
解の公式を適用して、x=(3±√7)/2


大問6(平面図形)

(1)
△ABD∽△DAFの証明。


AB//FGの錯角(×)。
仮定の角の二等分線と弧CEに対する円周角()。
2角相等で∽。

(2)①

先の∽を用いる。
△ABD∽△DAFより、AB:AD=DA:DF=2:1
AB=6×2=12cm



角の二等分線の定理から、BA:BC=AD:DC=6:5
AD=6cmなので、DC=5cm

△ABC∽△DGCより、AB:DG=AC:DC=⑪:⑤
DG=12×⑤/⑪=
60/11cm

大問7(空間図形)

(1)
円錐の高さは、三平方を用いて√(122-42)=8√2cm
体積は、4×4×π×8√2÷3=128√2/3πcm3

(2)

最短距離の問題なので展開図を作成。
側面積の扇形の中心角は、360×半径/母線=360×4/12=120°

BAの延長とMを通る垂線の交点をHとする。
△AMHは有名三角形で辺の比は1:2:√3→AH=3cm、MH=3√3cm
△BMHで三平方→BM=6√7cm


大問が5個から7個に増加した。
大問1
(6)√40=2√10に変換。√10を整数にする+分母3の約分から3√10=√90をかける。
nは根号の中の値だから90となる。
(9)8択もあるのはAB以外のすべての直線。素直にネジレを選べないい。
大問2
(2)(4)より難しい。まず、mを素早く確定したい。
7個の段階で値が整っているので、影響しないような場所にnを挿入する。
(3)中央値に近い第1四分位数に配慮する。
大問3
ここは取ろう。
大問4
(2)今年の他県でも類題がいくつか出ていた。
大問5
(4)おそらく最も正答率が悪そうな問題。
Cから半径4の円を想像すると、直線との交点は2点ある。
CEを斜辺とする三平方。解説では対称性を利用した。
大問6
(2)②三重は角の二等分線の定理を知っておいた方が良いかも。
大問7
(2)わりとよくみかける形式である

図形分野は比較的易しかった。
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました