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2021年度 豊島岡女子学園高校過去問【数学】大問2解説

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(1)

xについての2次方程式
2+(2a2-a-1)x-4a-9=0がx=3を解にもつとき、
定数aの値をすべて求めなさい。

(2)
1次関数y=ax+1について、xの変域が-1≦x≦2のとき、yの変域はa≦y≦bです。
このとき、定数aの値をすべて求めなさい。

(3)
a、b、cは、1<c<b<a<20を満たす整数とします。
170a+169b+168cの値が13の倍数となるとき、
考えられるa、b、cの組は全部で何組ありますか。

(4)

上の図のように、円と半円があり、
円は半円の弧ABと直径ABにそれぞれ点Pと点Qで接しています。
半円の中心をOとし、∠PBQ=58°であるとき、∠OPQの大きさを求めなさい。


@解説@
(1)
x=3を代入。
2+3(2a2-a-1)-4a-9
=6a2-7a-3
=(3a+1)(2a-3)=0
a=-1/3、3/2

(2)
yの最小値aのx座標が〔-1or
2〕は、傾きaが〔正or負〕による。
傾きaの正負で場合分け
◆a>0のとき
直線は右上に傾く。x=-1のとき、y=a
-1、a)をy=ax+1に代入。
a=-a+1
a=1/2
これはa>0を満たす(この条件はきちんと確認する)。

◆a<0のとき
直線は右下。x=2のとき、y=a
2、a)をy=ax+1に代入。
a=2a+1
a=-1
これはa<0を満たす。
よって、
a=-1、1/2

(3)
169は13の平方数
この手のタイプは真ん中の数で揃えると上手くいく場合がある。

170a+169b+168c
(169+1)a+169b+(169-1)c
=169(a+b+c)+a-c

最後のa-cが13の倍数であれば、全体が13の倍数となる。
1<c<a<20の範囲で、a-cの差が13の倍数となるのは13のみ。
(a、c)=(19、6)(18、5)(17、4)(16、3)(15、2)
5通り

c<b<a→bはaとcのあいだの数。
aとcの差は13で一定だから、bは12通りずつある。
*(a、c)=(19、6)であれば、bは7~18の12個。
12×5=60組

(4)

半径OP=OBより、△OPBは二等辺。
∠POB=180-58×2=64°

ここで接点P、Qを用いる。
接線と半径は接点で垂直に交わる
Pは円と半円の接点なので、半円の半径OPも接線に対して垂直である
→円の直径はOP上にある。
Qから接線OBに対して垂直な線をひき、OPとの交点をO’とすると、
O’はO’P、O’Qを半径とする円の中心である。

△OO’Qの内角から、∠OO’Q=180-(64+90)=26°
∠OPQは26°を中心角とする弧に対する円周角であるから、
∠OPQ=26÷2=
13°
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