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図1のように、AB=AD=2cm、AE=2√2cmであるふたのない直方体形の容器ABCD―EFGHに正四角すいO―JKLMを逆さに入れた立体Xがある。ただし、直方体の辺AB、BC、CD、DAはそれぞれ正四角すいの側面上にあり、頂点Oは底面EFGHの対角線の交点と一致している。
次に、図2のように、正方形JKLMのすべての頂点が円周上にあるような円を底面とする半球Sを立体Xの上にのせ、この立体をZとする。点Oから球面までの距離が最大となる球面上の点をIとするとき、OI=9√2cmであった。
(1)
半球Sの半径rを求めよ。
(2)
線分JKの長さを求めよ。
(3)
線分JK、LMの中点をそれぞれP、Qとするとき、
この立体を3点P、Q、Oを通る平面で切った切り口の形は下図のうちどれか、番号で答えよ。
(4)
(3)の切り口の面積を求めよ。
@解説@
(1)
半球の半径rを求めたいので、rが断面にくる面で切り取る。
△ABCは直角二等辺→AC=2√2cm
四角形AEGCは正方形。1辺をAC→JLに拡大した水色の四角形も正方形。
r=①とすると、水色の正方形の1辺は②→9√2cm=③
r=9√2×①/③=3√2cm
(2)
JL=3√2×2=6√2cm
△JKLは直角二等辺→JK=6√2×1/√2=6cm
(3)
問題文はJKとLMの中点だが、90°回転で一致する立体なので、
JMとKLの中点を通る断面図でも同じである。
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(4)
上図のように分割する。
半径3√2cmの半円+高さ6√2cmの三角形+斜線2つの三角形は四角形AEFBの半分。
3√2×3√2×π÷2+6×6√2÷2+2×2√2÷2
=9π+20√2cm2
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