2017年度 湘南高校・特色検査【大問2】問題解説

◆(ア)
〔衣服の取扱い表示に関するリード文〕

(a)
私たちの身の回りの商品には、衣類の取扱い表示以外にも、さまざまなマークがついている。

型式、形状、寸法や品質などが、経済産業省などの機関が定めた規格に適合していることを
示すマークとして正しいものを選びなさい。


*経済産業省絡みのマークを選ぶ。答えは有名なマークなので当てておきたい。
正解は3のJIS(ジス)マークとよばれる、工業品につけられるマーク。
経産省にある日本工業標準調査会が審査する。

1;JASマーク。農作物などにつけられるマークで農林水産省の管轄。
2;SGマーク。スポーツ用品や台所用品、福祉用品など幅広い品目の安全性を保証する。
4;Gマーク。グッドデザイン賞を受賞したものにつけらえる。
5;Rマーク(再生紙使用マーク)。古紙パルプ配合率を示す。数字は配合率。R80だったら80%。

(b)
下線部A『組成表示(毛50%ポリエステル50%)』とあるが、

学生服は混紡(こんぼう;質の異なる繊維を混合して作られたもの)が多い。
これはそれぞれの繊維の長所を生かして、短所を補い合うためである。
学生服の生地として使われる場合に、一般的に「毛100%」および「ポリエステル100%」の短所とされることを、次の中からそれぞれ1つずつ選びなさい。
1:ぬれると弱くなる。  2:水で洗うと伸びやすい。  3:湿気を吸わない。
4:しわになりやすい。  5:虫の害を受けやすい。
毛―5  ポリエステル―3
*公立だから副教科も大切にということでしょうか(;´д`)
天然繊維である毛は湿気を吸い、保湿や保温に優れているが、
反面、虫に食われやすく、水で洗うと縮む。
合成繊維であるポリエステルは耐久性があり、シワになりにくいが、
湿気をあまり吸わず、静電気が発生しやすい。

(c)
下線部B『取扱い表示』とあるが、湘太くんが昨年3月に買った学生服には、

図のような取扱い表示がついていた。これをふまえ、適切ではないことを2つ選びなさい。
←左2つは『弱40』『エンソサラシ』と書かれてある。
1:塩素系漂白剤で漂白する。     2:クリーニング店に出す。
3:150度の温度でアイロンをかける。 4:手洗いする。
5:弱水流コースで洗濯機にかける。 6:日当たりのよい場所に干す。

1・6
*家庭科ニガテだったな~(;´д`)トホホ

旧表示。左から順に・・
〔洗濯の際の液温は40℃が限度、洗濯機で弱洗いができる〕
〔塩素系漂白剤の使用禁止〕
〔中温度でのアイロンがけOK〕
低温度・・80-120℃ 中温度・・140-160度 高温度・・180-210℃
〔ドライクリーニングOK〕
ドライクリーニング・・水を使わず、有機溶剤で洗う。クリーニング店でやってくれる。
〔日陰でつり干し〕

(d)
下線部C『日本では、約半世紀にわたって独自の取扱い表示が使われてきたが、
昨年12月1日に全面的に変更された』とあるが、なぜ日本の取扱い表示は変更されたのだろうか。
その考えられる理由として、明らかに誤っているものを選びなさい。
1:日本で生産された衣類を、日本で購入する外国人が増えたため。
2:国際規格でも、洗濯物を屋外に干すことが多い日本の習慣に対応できるようになったため。
3:海外でナイロンなどの新しい繊維が開発されたことにより、洗濯の仕方が多様化したため。
4:輸出入の際に商品につける取扱い表示を差し替える手間を省けるようにするため。

*日本独自の取扱い表示が国内外で統一された理由を問う。
1:日本の服を買った外国人にとって表示の統一化はありがたい。○
2:国際規格でも日本の習慣に対応できるようになれば、
統一化による表示の変更があっても日本人にとって弊害も少ない。○
3:洗濯の仕方が増えたことで、表示の種類が増えるかもしれないが統一化には結びつかない。×
4:統一化により、日本の表示と外国の表示を差し替える作業がなくなる。

ちなみに、ナイロンは1935年、アメリカで発明された、世界初の合成繊維らしい(´ω`).。0


◆(イ)
次の文章を読んで、1~5の説明に合うように、あとの(a)の文中の空欄に入る英語と、
(b)の文中の空欄に入る数字を答えなさい。

(a)Where does Emma live? ―  She lives on the 〔    〕 floor.
(b)What is the room number of Fiora’s room? ―  It is 〔    〕.
a:second  b:33
*英文推論問題。
英文自体はやさしい。前半は、図の家の解説なのでササッと読んでしまうこと。

~和訳~
3階立ての大きな家がある。1階には2つの部屋と台所があり、2階には3つの部屋、3階にも3つの部屋があり、この家には8つの部屋があります。各部屋には番号がつけられています。11・12・21・22・23・31・32・33。11・12の部屋は1階、21・22・23の部屋は2階、31・32・33の部屋は3階にあります。11・21・31の部屋の隣には階段があります。

エイミー、ベティ、カーラ、デイジー、エマ、フィオラ、ジーナの7名がこの家に住んでいます。
1人につき1つの部屋を持っており、1つの部屋は誰も使っていません。

1;ベティは2階に住んでおり、その階には2人しかいません。
2;エイミーの部屋はフィオラの隣ですが。フォオラの部屋の隣には誰もいません。
3;カーラとジーナは隣同士で、その階には2人しかいません。
4;デイジーの階には3人います。
5;デイジーの部屋の隣には階段があります。

1より、2階にはベティーと誰かと空き部屋。
4から、デイジーのいるフロアには3人いるが、1階と2階は2人しかないので3階。
5から、デイジーの部屋は31。
3より、カーラ&ジーナは2人しかいないフロアなので、2階にはベティがいるから11か12。
2より、エイミー&フィオラの組み合わせは3階の32・33の組み合わせしかない。
そのうち、フィオラはエイミー以外と隣り合わないので、33がフィオラ、32がエイミーとなる。
情報のないエマは、2階にいることになる。

◆(ウ)

(a)
Tを図3で示した状態から滑らせずにウの位置に転がすと黒丸(●)が1個の面が底面になった。

その状態を上から見たとき、Tはどのように見えるか。底面以外の3つの面の黒丸(●)の配置を、解答欄の白丸(○)を塗りつぶすことによって示しなさい。

*図3から左のウにコロっと転がしたとき、上からみえる●の位置を求める。
サイコロ問題はよくみるが、今回は正四面体。
←答え
●でイメージがわきにくかったら、○でイメージしてもOK!
3個の面は図2に底面を書き込んでしまおう。

右下に3つ固まる。
これをウに移動すると○3つが最下段の横にきて、●3つが上にくる。

(b)
Tを図3で示した状態から図1の①⇒②⇒③⇒④⇒⑤⇒⑥⇒⑦の順に滑らせずに転がしていったとき、①~⑦の7つの位置におけるTの底面に描かれていた黒丸(●)の個数の合計を求めなさい。

17
*①から⑦までコロがしたときに底面にある●の合計を数える。
めんど(›´ω`‹ )
●の位置は不要なので、数だけ調べる。

正三角形のマスを3つに分けて、側面にある●の数をひたすら書き込む。
イの状態は、1、2、4.
そこから右に移動して①にくると、1と4は見え、2が底面で消え、新たに3がでてくる。
コツは残る側面がわかりやすいので、ソチラを優先に書き込み、
手前のマスで表れなかった数字は後ろの側面にくること。
①は1、3、4が書き込まれているので底面は2。
②は4、③は1、④3、⑤4、⑥2、⑦1、全てたすと17。
中学受験のやり方だが、これが一番ミスが少ないかと思われる。


◆(エ)

(a)
本文中の〔 あ 〕、〔 い 〕に入れるのに最も適するものを、それぞれ選びなさい。

1:する前  2:したとき  3:した後  4:時計回り  5:反時計回り
あ―1  い―4
*頭ぐちゃぐちゃになりそうな問題。
40Hz(1秒間に40回点滅)だと、円板がちょうど1回転したときに光がパシャっと当てられる。41Hzは1秒間に41回、先ほどと比べて1秒の間に1回分おおく光が点滅するということは、光が照射される間隔が狭くなる
つまり、40Hzのペースで回転する円板が1周しないうちに次の光があてられるため、
○は円の上部より右側にくる(○は360度を回らないうちにストロボの光で姿を見せる)。
これが連続すると、右回り、すなわち、時計回りに回転しているように見える。

(b)
図1の円板を回転数40Hzで回転させ、ストロボスコープの周波数に変えたとき、

円板上の白丸は何個あるように見えるか。次のページの表中の〔 う 〕〔 え 〕に入る数を答えなさい。

う―3 え―3
*少々強引だが、【Hzを速さとして、この速さは距離と反比例】と考えるとわかりやすい。
速いと移動距離が短くなり、遅いと移動距離が長くなる奇妙だが・・)。
理由は、Hzが大きくなるとストロボからでる光の間隔が小さくなるので(チカチカの回数が増えるので)、光っていないときの○の移動距離が短くなってしまうから。

40Hzで1秒1周。80Hzは2倍速で、1秒半周。
120Hzは3倍速なので、1秒で3分の1。
30Hz:40Hz=3:4  移動距離は逆比で4:3
40Hzで1周なので、30Hzでは、1周×4/3=4/3周=1・1/3周
1周と3分の1周。端数分の3分の1(120°)がズレとして○が移動してみえる
つまり、円を3分の1して、120°間隔で○があらわれる。よって、3個。

60Hzも同様。40Hz:60Hz=2:3  移動距離は逆比で3:2
1周×2/3=2/3周
60Hzの場合、240°のズレであらわれる。
結局は、円を3分の1に分けたうちのいずれかの場所にあらわれるので、3個となる。

@100Hzで5個の理由@
表中の100Hzを試してみる。
40Hz:100Hz=2:5  移動距離は逆比で5:2
1周×2/5=2/5周
分母に5がでてくるということは、円を5つにわけたうちのいずれかにくる。よって、5個!

(c)
次の1~4のような図形が描かれている円板を、回転数40Hzでそれぞれ回転させ、

ストロボスコープの周波数を80Hzにして観察した。
そのとき、実際に描かれている図形と同じように見えるものをすべて選びなさい。

1、2、4
*40Hzから80Hzにしても同じく見える図形を選ぶ。
80Hzは半周。180°回転しても同じな図形、いわゆる点対象の図形を選べばおしまい。

(d)
ある図形を描いた円板を回転数40Hzで回転させたとする。

ストロボスコープの周波数を120Hzにして観察すると、図4のように見えた。

図4の18本の線はすべて同じ長さである。
また、ストロボスコープの周波数を80Hzに変えて観察すると、
実際に描かれている図形と同じように見えた。
円板に描かれている図形として、使われている線の本数が最も少ないものを答えなさい。
なお、解答は解答欄の図中の細線を太く濃くなぞることによって示しなさい。

*解答例↓このいずれかであれば正解○
また、下の解答例を回転移動させたものもすべて正解◎
  
120Hzは3分の1ずつズレる。
図4の図形は18本の辺からなるので、18÷3=6本の辺を塗りつぶせばよい。
場所は、3分の1ずつズラして3回ですべての辺が塗りつぶされるところ。
上の解答例で、黒い辺を中心から120°ずつズラして塗りつぶしていくと、3回目で図4になる。

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