2018年度 駒場東邦中学過去問【理科】大問1解説

(1)試験管に水を入れガスバーナーでおだやかに加熱しながら、水の温度変化を測定しました。
図1のように試験管の下部を加熱したときと図2のように試験管の中央部を加熱したとき、図中の試験管の3ヶ所(A、B、C)の温度変化を表すグラフとして適切なものをそれぞれ選びなさい。
同じものを選んでもかまいません。図は試験管を支える器具を省略しています。

(2)暖ぼうしている部屋では、上の方の空気の温度が下の方の空気の温度より高くなっていきます。同じ理由で起こると考えらえる現象として、最も適切なものを選びなさい。
ア:山頂付近の気温はふもとの気温より低くなる。
イ:金属スプーンの先をお湯にしばらく入れておくと、
  お湯に入れていない柄の部分もあつくなる。
ウ:日なたの気温は日陰の気温より高い。
エ:加熱したフライパンで、ハンバーグが焼ける。
オ:晴れた日の海辺では海風がふく。

(3)ふつう「たね」と呼ぶものには、種子である場合と実(果実)である場合があります。
次のうち、種子であるものをすべて選びなさい。
ア:梅干しの「たね」 イ:カボチャの「たね」
ウ:ヒマワリの「たね」エ:ヘチマの「たね」

(4)ヒトの心臓は血液によって体全体に酸素を供給しています。
心臓のはく動の数を1分間に70回、1回のはく動で心臓が血液を送り出す量を70mLとすると、
1分間に何mLの酸素を供給することいなりますか。
小数第一位を四捨五入して整数で答えなさい。
なお、1Lの血液が体全体へ供給する酸素の量を88mLとします。

(5)夜空に光る星は、様々な色に見えます。
次のア~オの星は白っぽく見える星と赤っぽく見える星に分けられます。
白っぽく見える星をすべて選びなさい。
ア:ベガ イ:デネブ ウ:アルタイル エ:アンタレス オ:ベテルギウス

(6)日本列島付近を通る台風は、時期によっておおよその進み方が異なります。
その違いを説明している文として最も適切なものを選びなさい。
ア:台風の進路は8月になると、7月よりも西よりのコースになり、
  9月はさらに西よりのコースになる。
イ:台風の進路は8月になると、7月よりも東よりのコースになり、
  9月はさらに東よりのコースになる。
ア:台風の進路は8月になると、7月よりも西よりのコースになり、
  9月はさらに東よりのコースになる。
ア:台風の進路は8月になると、7月よりも東よりのコースになり、
  9月はさらに西よりのコースになる。

(7)下図のように、おもりと棒を糸でつるしてすべての棒が水平になるようにしました。
四角いおもりは100gです。丸いおもりの重さは何gですか。
ただし、棒と糸の重さは無視できます。

(8)以下の文章を読み、あとの問いに答えなさい。
下の写真のような長さ2cmのプラスチック製のばねを用意し、
下のようにえんぴつを引っかけてのばし、真上に飛ばすことにしました。

ばねを高く飛ばすにはたくさんのばせばよいことは予測できますが、
のぼし過ぎてしまうとばねが変形したり性質が変わったりしてしまうので、
そうならない範囲で、どのくらいばねをのばせば、どのくらいの高さまで上がるかを
実験で調べることにしました。ばねを引きのばす長さ(ばねののび)と
飛び上がる高さ(高さ)について測定をした結果が次の表です。
測定は3回を行い、その平均の値を計算しました。 

①表の結果をもとに、各測定値における(ばねののび)×(ばねののび)の値と平均の高さの関係をグラフにえがきなさい、なおグラフは、結果の値を表す点を小さな白丸(〇)で記し、2つの量の関係の特徴がわかるように、折れ線ではなく、なめらかな曲線または直線でえがきなさい

②ばねののびを7cmにしたとき、ばねが飛び上がる高さは何cmと予測できますか。
最も近いと思われる値を選びなさい。
ア:170cm イ:179cm ウ:185cm エ:196cm オ:207cm


@解答@
(1)図1:エ 図2:カ
初見だと間違えそう(´゚д゚`)

図1:
Aが最も熱そうに思えるが、実際のABCの温度はほぼ同じ。
A・B・Cが数m離れていれば、Aの熱がBCに移動するのに時間は多少かかるが、
試験管の数cmの水位であれば、どこもだいたい同じ温度になる。
図2:
BC間でぐるぐると対流が起こるので、BCの温度は上がっていく。
Aは冷たいままで、冷たい水は密度が大きいので底に沈み続ける。
BCの温度が上がっていくと、熱は徐々にAに影響するので緩やかに温かくなっていく。

(2)オ
部屋の上の方の空気が暖かいのは、空気は温度が上がると密度が小さくなるから。
ア:山頂付近の気温はふもとの気温より低くなる。
山頂の気温が低いのは、大地からの照り返しによる熱が少ないのと、
 気圧の低さから空気が膨張して冷えるから。×
 高度が高くなるにつれ気温が下がっていく割合を気温の逓減(ていげん)率という。

イ:金属スプーンの先をお湯にしばらく入れておくと、
  お湯に入れていない柄の部分もあつくなる。
→熱伝導。×

ウ:日なたの気温は日陰の気温より高い。
→放射熱。×

エ:加熱したフライパンで、ハンバーグが焼ける。
→これも伝導。×

オ:晴れた日の海辺では海風がふく。
→晴れると地表が温まり、地上の空気の密度が小さくなり(軽くなり)上昇する。
 上昇した空気の下部を埋めるために、海から風が流れ込んでくる。
 これが海風。〇
 夜になって冷えると冷めにくい海が暖かくなるので、空気の循環は逆になり、陸風となる。

(3)イ・エ
知らなかったw(゚ロ゚)w
勉強になります<(__)>

(4)431mL
1回のはく動で70mLの血液量。1分間で70回のはく動。
1L=1000mLだから、
70mL×70回×88/1000=431.2→431mL

(5)ア・イ・ウ
一等星の色問題。
アイウは夏の大三角形ですね。
アンタレスとベテルギウスは赤色で、恒星の表面温度が低い。

(6)イ
台風は熱帯低気圧の一種なので、高気圧を通過できない
夏は南から太平洋高気圧がやってきて、台風はこれを迂回するように西側を周るが、
太平洋高気圧が弱まるにつれて、台風のコースは東側に移り、列島に近づいてゆく。

(7)240g
ここは大丈夫かと。
100×50÷10=500
500×30/50=300
300×40÷50=240g

(8)①原点0を通り、近似値を直線で引く。
必ず直線でひくこと!折れ線だと×される。
理由は測定値は誤差を含むから。
横軸は(ばねののび)×(ばねののび)にも注意。

②エ
比例を計算するだけ。
ばねののび5cm-100がきりが良いので、
100×(7×7)/(5×5)=196cm
ばねののびは5cm以外で計算しても、だいたい196cmになります。
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