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2019年度 甲陽学院中学過去問1日目【算数】大問4解説

問題PDF
図のような円周の形をした歩道があります。

この歩道を3等分する地点からA、B、Cの3人が同時に出発しました。
矢印の方向に、それぞれ一定の速さで歩き始めたところ、
出発してから6分後にAが初めてBに追いつき、
出発してから20分後にAが初めてCに追いつきました。

(1)
Cが初めてBに追いつくのは、出発してから何分後ですか。

(2)
Cが初めてBに追いついたとき、Aはこの歩道をちょうど10周して出発地点に来ていました。
B、Cがこの歩道を1周するのにかかる時間はそれぞれ何分何分後ですか。


@解説@
(1)
時間の情報しかないので、最初に適当な距離を決めてしまう。
6と20の最小公倍数である60mを1周の長さとする
旅人算。
AはBの後方20mから追いかける。
20m÷(Aの速さ-Bの速さ)=6分
Aの速さ-Bの速さ=分速10/3

AはCの後方40mから追いかける。
40m÷(Aの速さ-Cの速さ)=20分
Aの速さ-Cの速さ=分速2

速さはC>B
CとBの速さの差は、10/3-2=分速4/3m
CはBの後方40mから追いかけるので、
40m÷分速4/3m=30分後

(2)
前問より、CがBに追いつくのは30分後。
その間にAは10周するので、Aは1周を3分で歩く

Aは6分後にBに追いつくので、Aはちょうど2周歩く。
Bは2-1/3=5/3周歩く。
距離の比は速さの比。
A:B=2:5/3=6:5
時間の比は速さの逆比。
A:B=5:6
Aが1周3分だから、Bは3×6/5=18/5=3分36秒

Cも同様。
AがCに追いつく20分後に、Aは20÷3=20/3周歩く。
Cは、20/3-2/3=6周歩く。
速さの比は、A:C=20/3:6=10:9
よって、3×10/9=10/3=3分20秒
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