問題PDF
東京駅と逗子駅をつなぐ線路があり、途中にA駅とB駅があります。A駅またはB駅の利用者のうち、東京駅方面に向かう電車に乗る人を「上り利用者」、逗子駅方面に向かう電車に乗る人を「下り利用者」と呼ぶことにします。また、A駅とB駅の利用者を2日続けて調査したところ、次のような結果になりました。
調査1日目
A駅の利用者は1600人で、そのうち「上り利用者」は500人でした。また、A駅とB駅の利用者の数の比は8:7で、A駅とB駅の「下り利用者」の数の比は10:9でした。
調査2日目
A駅とB駅の利用者の数の比は7:6で、A駅とB駅の「上り利用者」の数の比は11:10、A駅とB駅の「下り利用者」の数の比は6:5でした。
このとき、次の各問いに答えなさい。
ただし、駅の利用者とは、その駅から電車に乗る人を指します。
(1)
調査1日目のA駅とB駅の「上り利用者」の数の比を求めなさい。
(2)
調査2日目のA駅の「上り利用者」とA駅の「下り利用者」の数の比を求めなさい。
(3)
調査2日目のA駅の利用者の数は、1570人以上、1600人以下でした。
このとき、調査2日目のB駅の「下り利用者」の数を求めなさい。
ただし、答えだけではなく、途中の考え方も書きなさい。
@解説@
(1)
このように情報整理してみました。
A上り:B上り=500:410=50:41
(2)
比しかわかっていない。消去算で対処する。
⑦=⑪+⑥
-)⑥=⑩+⑤
①=①+① ←7倍
⑦=⑦+⑦
A駅⑦=⑪+⑥の⑦に代入。
⑦+⑦=⑪+⑥ ←両辺から⑦と⑥を引く
①=④
⑥=㉔だから、A上り:A下り=11:24
(3)
A駅の利用者は⑪(A上り)+㉔(A下り)=㉟
人数は整数値なので、1570人以上1600人以下の範囲で35の倍数を探す。
1570÷35=44…30
余り30だから、5を足せば35の倍数になる。
Aの利用者は1570+5=1575人
したがって、Bの下りは1575×㉔/㉟×⑤/⑥=900人
難関中(算数科)解説ページに戻る
コメント