スポンサーリンク

2024年度 栄東中学・東大特待過去問【算数】大問1解説

問題PDF
(1)

マヨネーズとケチャップを混ぜてつくったソースをオーロラソースといいます。東さんはマヨネーズとケチャップを3:1の割合で混ぜてつくったオーロラソースAと、1:1の割合で混ぜてつくったオーロラソースBをそれぞれビンに入れて冷蔵庫で保管していました。
 ある日、東さんはマヨネーズとケチャップを3:2の割合でつくるとおいしいと聞いたので、
AとBを〔  〕:〔  〕の割合で混ぜることで、マヨネーズとケチャップの割合が3:2の
オーロラソースをつくりました。もっとも簡単な整数の比で答えなさい。

(2)
あるケーキ屋では、500円のケーキと300円のカヌレと100円のクッキーを販売しています。
ある日の売り上げは26200円で、カヌレはケーキより多く、ケーキはクッキーより多く売れました。
また、カヌレの売れた数はクッキーの売れた数の2倍より1個少ない個数でした。
カヌレは〔  〕個売れました。

(3)
1辺の長さが1cmの正七角形と、7cmの長さの糸があります。
糸の端を点Aに固定し、正七角形の周りに巻き付けました。
その糸をたるまないように図の位置までほどいたところ、糸が通った部分は、
影のついた部分になりました。その部分の面積は〔  〕cm2です。

(4
入学式の日に新入生を迎える教室をデコレーションするのに、栄くんと東さんの2人では30分、東さんと中さんの2人では40分かかります。ある教室で東さんが35分作業したところで、栄くんと中さんも加わって3人で作業をしたところ、その10分後に仕上がりました。栄くん、東さん、中さんの3人で最初から最後まで作業すると〔  〕分かかります。

(5)
栄くんと東さんは同じ道を通って学校から駅まで歩きます。東さんが学校を出発した2分後に栄くんも歩いて駅に向かいました。栄くんは出発してから4分後に東さんに追いつきましたが、そこで忘れ物をしたことに気付き、すぐに学校に向かって走って引き返しました。栄くんが学校に着いてから再び出発するまでに3分かかり、走って駅に向かったところ、東さんより2分遅く駅に到着しました。栄くんと東さんが歩く速さはそれぞれ一定で、栄くんが走る速さは栄くんが歩く速さの2倍でした。東さんは学校を出発してから駅に到着するまでに〔  〕分〔  〕秒かかりました。

(6)
下の四角形ABCDは正方形です。点Eと点Fはそれぞれ辺AB、辺CDの真ん中の点で、
AG:GD=1:2、BH:HC=2:1です。
影のついた部分の面積は、正方形の面積の〔  〕倍です。


@解説@
(1)

Aのマヨ:ケチャ=③:①
Bのマヨ:ケチャ=△1:△1
AとBを合わせたらマヨ=3g、ケチャ=2gになったとする

消去算。
  ③+△1=3
-)①+△1=2
 ②   =1
①=0.5
③=1.5、△1=2-0.5=1.5g

Aを2g、Bを3g混ぜればよい。
A:B=2:3

(2)
情報整理。
ケーキ…500円、カヌレ…300円、クッキー…100円、売り上げ…26200円
販売個数はカヌレ>ケーキ>クッキーで、カヌレはクッキーの2倍より1個少ない。
『1個少ない』が気持ち悪いので、もう1個カヌレが売れたとする
売り上げは、26200+300=26500円

クッキーを〇個とすると、カヌレは2倍で〇〇個。
【カヌレ×2+クッキー】をセットでまとめる
セット料金は300×2+100=700円、セットの個数はクッキーと同じ〇個
ケーキを△個で表すと、

700×〇+500×△=26500 ←÷100
7×〇+5×△=265
カヌレ(〇〇)>ケーキ(△)>クッキー(〇)

265の一の位5から〇は5の倍数である
〇=5のとき、△=(265-7×5)÷5=46
(〇、△)=(5、46)
7と5は互いに素→〇=5と△=7の交換で等式が維持されるのでどんどん交換していくと、
(〇、△)=(5、46)(10、39)(15、32)(20、25)(25、18)…
条件より、△は〇より大きく、〇〇より少ないので、(〇、△)=(20、25)しかない
求めたいカヌレは〇〇個で、実際は仮定より1個少ないから、20×2-1=
39個

(3)

多角形の外角の和は360°
正七角形だから、1つの外角はいずれも360/7°で等しい
中心角360°は円→中心角360/7°は1/7円である。
面積は、(1×1+2×2+3×3+4×4+5×5+6×6+7×7)×3.14÷7
=140×3.14÷7
=20×3.14=62.8cm2

(4)

1分あたりの仕事量は、
栄+東=1/30
中+東=1/40
個別の仕事量がわからない。。

そこで、3人の10分を個別に分割する。
栄+東の10分は、1/30×10=1/3
前半の東35分から10分を持ってきて、中10分とくっつける
中+東の10分は、1/40×10=1/4
東25分の仕事量は、1-(1/3+1/4)=5/12
1分あたりの東は、5/12÷25=1/60

1分あたりの栄…1/30-1/60=1/60
1分あたりの3人…1/60+1/40=1/24
3人でかかる時間は、1÷1/24=24分

(5)

ダイヤグラムで整理する。
栄が東に追いつく地点まで、時間の比は東:栄=6分:4分=3:2
速さは逆比で、東:栄(歩)=②:③
その後、栄は2倍速で走る→栄(走)=⑥
栄が学校まで戻る時間は、4×3/6=2分

栄が東に追いついた地点の距離は不明。
距離一定が使えるのは学校~駅なので、全体の時間に着目する。
速さの比→東:栄(走)=①:③
時間の比は逆比。東の時間を【3】とすると、栄のラストスパートは【1】。
【3】+2=11+【1】
【2】=9
求めたいのは東の【3】だから、9×3/2=13.5分=13分30秒

(6)
問題集によく掲載される典型題。

勾配が等しく、BGとHDは平行。
赤線の三角形に着目して、辺の比は①:③。

同様にAFとECも平行。
赤線の三角形で、辺の比は③で等しい。

図形全体が点対称なので、下にも③、①がある。
正方形の面積を1とすると、BH:HC=2:1より平方四辺形GBHDは2/3。
BGとHDが平行だから、上底と下底の和が使える
斜線部分の面積比は、2/3×(③×2)/(⑦×2)=2/7
正方形の2/7倍。
難関中(算数科)解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました