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1辺が4cmの正方形8個を用いて図のような長方形を作りました。
始めに、正方形の対角線の長さの細い棒がABにあって、その棒を次の操作で順に動かしました。
操作① Dを中心に、BCの位置まで右回りに90°回転させる。
操作② BCの位置からDEの位置まで平行に動かす。
操作③ DEの位置からFを中心に右回りに90°回転させる。
(1)
操作①で棒が通過した部分の面積を求めなさい。
(2)
操作①、②、③で棒が通過したすべての部分の面積を求めなさい。
@解説@
(1)
AはBに、BはCに移動する。
BCとABの中点をそれぞれG・Hとする。
線分ABとDの距離であるHDがGDへ移動。
斜線のエリアが求積すべき範囲となる。
青…半円-直角二等辺=4×4×3.14×1/2-8×4×1/2=9.12cm2
赤…半径DHの長さは根号を用いるので小学生は求められないが、
DH=□とすると、□×□は正方形BHDGの面積となる。
BHDG=4×4÷2=8cm2
8-8×3.14×1/4=1.72cm2
したがって、9.12+1.72=10.84cm2
(2)
操作手順ごとに作図する。
複雑な図形を手ごろな形に区分けする。
右側は移植して、半径8cmの扇形から半径FIの扇形を引けばいい。
半径FIの2乗は、前問のように正方形(EDFI)の面積を使う。
左下は(1)の半分。
10.84÷2+4×4×3.14×1/4+4×4×1/2+8×8×3.14×1/4-8×8÷2×3.14×1/4
=5.42+4×3.14+8+16×3.14-8×3.14
=13.42+(4+16-8)×3.14
=13.42+37.68=51.1cm2
全体の長方形から周りの白をひいても出せます。
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