平均27.6点(前年比;+2.2点)
問題はコチラ→PDFファイル
出題範囲の縮小は標本調査。
大問1(小問集合)-72.4%
(1)① 98.3%
-2-5
=-7
② 95.4%
-32×9
=-9×9
=-81
③ 81.7%
8a2b÷(-2ab)2×6ab
=8a2b÷4a2b2×6ab
=12a
④ 79.5%
(x+7)(x-4)-(x-4)2 ←共通因数(x-4)でくくる
=(x-4){(x+7)-(x-4)}
=11(x-4)
=11x-44
(2) 93.0%
3x+4y=1
2x-y=-3
加減法がやりやすいかな?
x=-1、y=1
(3) 86.7%
x2-3x+1=0
解の方式を適用して、x=(3±√5)/2
(4) 50.4%
√9<√15<√16
⇒√15の整数部分は3。
√15の小数部分は√15-3。
a2+6a
=a(a+6) ←代入
=(√15-3)(√15+3)
=15-9=6
(5) 62.4%
ア:A…5/30、B…5/73
分数で比較すると、分子が同じなので分母の小さいAが大きい。〇
イ:A…5人、B…5人×
ウ:A…7.5時間、B…7.5時間×
エ:Bの7時間未満は37人。37×2=74だから、37/73は半分を超える。〇
ア・エ
(6) 70.3%
立方体の対角線上にある2点は、展開図では2つ分の長方形の対角線上にある。
ウ
(7) 60.7%
正三角形をつくり、60°を二等分すれば30°ができる。
①線分BCをひく。
②ABの長さをとって正三角形を作成。
③60°を二等分。BCとの交点がPとなる。
(8)① 77.8%
最も小さい数をaとすると、連続する4つの整数はa、a+1、a+2、a+3。
最も大きい数はa+3。
② 53.9%
2021÷3=673…2
2021は3の倍数ではない。
連続する3つの整数の和は3の倍数(均すと真ん中の数になる)
aかa+3を除外すると、残りの和は必ず3の倍数になる。
ということは、除外するのはa+1かa+2のどちらか。
a+1を除外すると3a+5
a+2を除外すると3a+4
2021=673×3+2=672×3+5
a+(a+2)+(a+3)=3a+5
+5が共通する→除外するのはa+1
3a=672×3
a=672
a+1=673
大問2(文字式)-49.6%
(1)①あ…84.4%、い…57.5%
活用の問題。きちんと情報整理すること!
花子のグループは特別割引の適用を受ける。
大人2人だから、子供2人分が無料になる。
500×2+200×1=1200円
太郎のグループが特別割引の適用を受けた場合、
500×3+200×2=1900円
月末割引の場合は大人1人が450円、子供1人が150円になる。
450×3+150×5=2100円
差額は200円。
あ…1200、い…200
② 44.2%
特別割引では子供料金が大人の人数分タダになる。
x<yのとき、子供料金はy-x人分。
大人の料金…500x円
子供の料金…200(y-x)円
500x+200(y-x)
=300x+200y
(*x>yのときは子供料金がゼロ。すなわち、500x円になる)
③う…49.6%、記号…62.4%
特別割引は前問の300x+200y円
月末割引は450x+150y円
これらが等しくなるので、
300x+200y=450x+150y
150x=50y
3x=y
x:y=1:3のときに等式が成り立つ。
→子供の人数yが大人の人数xの3倍のとき。
後半は、月末料金が安くなる場合(=特別割引が高くなる場合)を考える。
大人1人増えると、特別割引では大人が+500円、子供が-200円、トータルで+300円。
月末割引では+450円。
→大人の人数が増えるほど特別割引の方が安くなる。
=大人の人数が減るほど月末料金の方が安くなる。
子供1人増えると、特別割引では+200円、月末料金では+150円。
子供の人数が増えるほど、月末料金の方が安くなる。
う…3、ウ
(2) 21.0%!
Aは1つ、Bは2つ。
【少なくとも1人はAを選ぶ=全体-3人ともBを選ぶ】
1-2/3×2/3×2/3
=19/27
大問3(関数)-52.7%
(1)① 80.9%
aの値が大きくなるほど、グラフの開きは小さくなる。
イ
② 54.8%
グラフの開きが小さくなるほどx軸方向は短くなるが、y軸方向は長くなる!
極端なケースを考えてみるとわかりやすい。
a=1のとき、A(-1、1)B(2、4)
a=1000のとき、A(-1、1000)B(2、4000)
ABの長さは後者が圧倒的に長い。傾きが大きくなるほど長くなる。
ア
(2) 75.7%
a>0は下に凸のグラフ。
x=2のとき、最大値y=2
(2、2)を通る。
y=ax2に代入。
2=4a
a=1/2
(3)① 77.4%
y=2x2に代入。
A(-1、2)⇒B(2、8)
右に3、上に6だから傾きは2。
Aから右に1、上に2移動して切片は4。
y=2x+4
② 10.7%!
△BEDと△OCDの面積が等しい⇒この手のタイプは他の部分を巻き込んでみる。
各々の三角形に△BDOを足すと、△BEOと△BCOの面積が等しいことになる。
等積変形により、CE//OB
OBの傾きは4。
E座標は前問の式の切片で(0、4)
CEの式は、y=4x+4
AOの式は、y=-2x
Cはy=4x+4とy=-2xの交点だから、
4x+4=-2x
x=-2/3
大問4(平面図形)-30.1%
(1) 74.6%
△ACD∽△EBDの証明。
円周角の定理と対頂角で2角相等→∽
(2) 41.5%
弧BCに対する円周角と二等辺の底角で∠aを移動させる。
求めたいのは∠OCDの大きさ。ここからどうつなげるか。
ポイントは、∠CBEを2つの角(●と×)に分けること!
半径よりOB=OC、△OBCは二等辺で∠OCB=●
弧AEに対する円周角より、∠ACE=×
半円の弧に対する円周角より、∠ACB=90°
したがって、∠OCD=90-(●+×)=90-a°
(3) 8.1%!
ADとDEの長さの比が知りたい。
ADとDEそれぞれを1辺とする三角形の相似を探す。
→(1)△ACD∽△EBDを活用する。
ACに対応する辺はEB。
有名角の60°を使ってEBの長さを求める。
∠BOE=180-60=120°
半径より△OBEは二等辺三角形で、内角は120°-30°-30°
これをOからBEに垂線OHをひいて二等分すると有名三角形があらわれる。
OB=5÷2=5/2cm
直角三角形OBHの辺の比は1:2:√3でHはEBの中点だから、
EB=5/2×√3/2×2=5√3/2cm
△ACD∽△EBDで、AC:EB=AD:ED
=3:5√3/2=6:5√3=1:5√3/6
(*『ADの長さの何倍か』だから基準となるADを1にする)
よって、DEの長さはADの長さの5√3/6倍。
(4) 0.2%!!!
AC=CDとなるように図を描きなおす。
対頂角と弧BCの円周角で等角(●)を移動させると、△BDEも二等辺三角形。
△ABCは辺の比が3:4:5の直角三角形ゆえ、BC=4cm
求積したいのは△OEBだが、これと相似関係にある三角形が見当たらない。。
ここで、AEに補助線をひく。
OはABの中点だから、△OEBの面積は△AEBの半分である。
また、△ACBと△AEBは底辺がABで共通しており、高さの比はCD:DEにあたる。
△ACBの面積は、3×4÷2=6cm2
CD=3cmもわかっている。
DEの長ささえわかれば、△ACB:△AEB=CD:DEを利用して
△AEBの面積が求まり、それを半分にすれば△OEBの面積になる。
DEの長さを知りたいが、下半分の情報が乏しい…。
ポイントは3:4:5の直角三角形の相似。
CからABに垂線CHを引くと、△CHAも3:4:5の直角三角形。
CA=⑤とすると、AH=③
△ACDは二等辺三角形で、CHを対称の軸とするとDH=AH=③
AD=3×⑥/⑤=18/5cm
DB=5-18/5=7/5cm
いったん比を整理する。
CD:AD:DB
=3:18/5:7/5
=⑮:⑱:⑦
△ACD∽△EBDより、DE=⑱×⑦/⑮=〇42/5
CD:DE=⑮:〇42/5=75:42=25:14
したがって、△OEBの面積は、6×14/25×1/2=42/25cm2
大問1
(4)先に整数部分を求めてから小数部分。
(8)②年度問題。前問の文字式をヒントにする。
2021=〇×3+△、△が4か5になるように〇を調整する。
大問2
必要な情報を素早くキャッチする。
ここで時間をかけ過ぎると高得点を望めない。
大問3
(3)②等積変形⇒平行線。
大問4
(2)勘であてた人がそこそこいそう。
(3)求めたい辺の比から(1)の利用に気づく。
有名角の利用。最後の処理も油断しないように!
(4)ややこしかった。
二等辺三角形の相似に目が行くが、どうやって△OEBにたどり着くべきか。
△AEBがポイントかと思われるが、他に良い解法がありましたら、
下のコメント欄かお問い合わせからお知らせ願います。
公立高校入試解説ページに戻る
コメント