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2023年度 宮崎県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均52.1点(前年比;+3.6点)
最高点―100点、最低点―0点

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)―70.3%

(1) 97.4%
-2+7
=5

(2) 93.2%
-3/4×2/15

-1/10

(3) 87.1%
√50+√8-√18

=5√2+2√2-3√2
4√2

(4) 72.7%
-a+3b=1

3b=a+1
b=(a+1)/3

(5) 86.6%
y=x-6 …①

3x+4y=11 …②

①を②に代入すると、3x+4(x-6)=11
7x=35
x=5
①に代入、y=5-6=-1
(x、y)=(5、-1)

(6) 31.0%!
9x2=5x
9x2-5x
=x(9x-5)=0
x=0、9x-5=0→x=5/9

x=0、5/9

(7) 68.7%
ア:半分以上が30℃以上なのは、中央値が30℃である2021年。×
イ:×印などで平均値を表す箱ひげ図もあるが、本問にはない。×
ウ:2つとも第1四分位数が25℃を超えている。
(これは下位15日の真ん中、下から8番目の値が25℃超)
 最小値よりどちらも25℃以下が1日ずつあるのは確定だが、それ以外の情報は不明。×
エ:散らばりの程度→範囲
(レンジ)=最大値-最小値、2021年の方が小さい。〇

(8) 25.8%!
回転の中心の作図。

AとP、CとRが対応する点。
これらを結んだ線分の垂直二等分線の交点が回転の中心O。
(*BQでもOK)

大問2(確率&方程式)―59.4%

【1】(1) 85.7%
1回目に”何か”を出す。
2回目にその”何か”を再び出す確率は5枚中1枚。
1/5

(2) 52.2%
答案では確率を使って説明を書く。
全体は5×5=25通り
数の重複が許される点に注意!
ア:4の倍数→12、16、24、44、64、92、96の7通り。
イ:6の倍数→12、24、42、66、96の5通り。
確率を比較すると7/25>5/25だから、アの方が起こりやすい。

【2】(1) 68.3%
カレーは2人分、肉じゃがは5人分。

1人あたりのgに直すと、
カレー:100÷2=50g
肉じゃが:600÷5=120g
50x+120y

(2)①…46.0%、②…49.3%
●じゃがいも
50x+120y=1120 …【1】

●玉ねぎ
同様に1人あたりに直すと、65x+50y=820 …【2】

この連立を解けばいいが係数が面倒くさい(;`ω´)
【1】÷10で、5x+12y=112 …【3】

【2】÷5で、13x+10y=164 …【4】

【4】×6-【3】×5をすると、53x=424
x=8

【3】に代入して、y=6
①…8、②…6


大問3(関数)―42.9%

【1】 84.3%
y=1/4x2にx=-6を代入。

y=1/4×(-6)2=9

【2】 59.5%
A(-6、9)→B(4、4)
右に10、下に5だから、傾きは-5/10=-1/2
切片はBから左に4、上に2移動して、4+2=6

y=-1/2x+6

【3】(1) 22.0%!

CとDのx座標はt。
Cは直線ℓ上の点→y座標は-1/2t+6
Dは放物線上の点→y座標は1/4t2
CD=(-1/2t+6)-1/4t2
=-1/4t2-1/2t+6

(2) 13.2%!
長方形から正方形になる→隣り合う辺の長さが等しくなる
EDはx軸と平行→放物線上のEとDはy軸について対称な点→Eのx座標は-t。
ED=2t

CD=ED
-1/4t2-1/2t+6=2t ←両辺を4倍
-t2-2t+24=8t
2+10t-24
=(t+12)(t-2
)=0
0<t<4だから、t=2

Cのx座標は2、これをy=-1/2x+6に代入するとy=5
C(2、5)

大問4(平面図形)―29.1%

【1】 68.8%

直径に対する円周角は90°→∠ACD=90÷2=45°
△CADで外角定理→∠CDB=45+25
=70°

【2】(1) 32.1%!
△BCD∽△DBFの証明。

CB//DFの錯角より、∠CBD=∠BDF(

仮定よりCDは∠Cの二等分線+弧AEの円周角で、
∠BCD=∠DBF(×
2角相等で∽。

(2) 19.8%!

公立入試でも角の二等分線の定理はおさえておきたい。
CA:CB=AD:BD=
△ABCで三平方→AB=3√5cm
DB=3√5×/=√5cm

(3) 1.7%!!

△DEFは下にある。
CB//DF→△CEB∽△DEFを足掛かりにする
相似比を知るために、CBに対応するDFの長さが知りたい。

ここで、(1)の相似を使う。
△BCD∽△DBFより、CB:BD=BD:DF=3:√5
DF
=√5×√5/3=5/3cm
これで準備は整った。

面積がすぐ出るのは△ABC。
(2)よりAD:DB=△ADC:△BDC=だから、
△BDCの面積は、6×3÷2×/=3cm2

△CEB∽△DEFの相似比は、CB:DF=3:5/3=9:5
CD:DE=△BDC:△BDE=
(△BDC×/=△BDE)
BE:FE=△BDE:△DEF=
(△BDE×/=△DEF)
△DEFの面積は、3×/×/
25/12cm2

大問5(空間図形)―31.4%

【1】 82.9%

ネジレ→平行ではない、かつ延長しても交わらない。
BFとネジレはAD、EH、CD、GHの
4本。

【2】 29.0%!

△CFHの各辺は立方体の面である正方形の対角線。

3辺の長さは等しく、△CFHは正三角形
△FGHは直角二等辺、辺の比は1:1:√2→FH=6√2cm
1辺が6√2cmの正三角形の高さ→1:2:√3を使って、3√2×√3=3√6cm

面積は、6√2×3√6÷2=18√3cm2

【3】 11.5%!

PはA→B、QはG→Hを同じ速さで移動する。
線分PQのスタート時はAG()、ゴール時はBH()、真ん中は水色で、

いずれも面ABGH上にある線分である。

AB⊥面BFGC⊥HG→∠ABG=∠HGB=90°
四角形ABGHはAB=6cm、BG=6√2cmの長方形。

対角線AGとBHの交点Oは長方形の中心で、求積すべき図形は△OAB+△OGH
長方形の対角線は面積を4等分するので、長方形の半分に当たる。
6×6√2÷2=18√2cm2

【4】 2.3%!!

線分PRと点Qを移動させる。
スタート時は△AEG()、ゴール時は△BFH()。
立方体の対角線AGとBHの交点Oは立方体の中心である。
Oの真下をO’とすると、求積すべき立体は三角錘O―O’GH+立体OO’―ABFE


Oの真上をO”とする。
OはAG、BH、O’’O’の中点で、Oに対してAとG、BとH、O’’とO’は対称である。
ということは、三角錐O―O’GHをひっくり返して三角錐O―O’’ABにはめ込むと、
求積すべき体積は三角柱O’’AB―O’EFに変形することができる

△O’’ABの面積は正方形ABCDの4分の1⇒三角柱の体積は立方体の4分の1。
したがって、63÷4=
54cm3


大問1
(6)正答率が31.0%の問題ではない( `꒳´ )
これが解けないと数Ⅰで苦労する。
(7)データの散らばり=範囲
(8)対応する点は同一円周上にある。
それぞれの円の中心は
回転の中心で共有する。
大問2
【1】(1)2回目は1回目と同じものを出す。
(2)答案では各々の確率を比較すれば足りる。
【2】(2)処理能力も問われたが半数弱が正解!
大問3
【3】(2)長方形が正方形になる→隣り合う辺の長さが等しい。
平行四辺形→菱形も同様。
大問4
【2】(1)証明は見やすい方だった。
(3)△DEF周辺は情報が少ない。平行から△DEFと相似にある△CEBに着目する。
相似比を求めるには△DEFの辺の情報が必要。前問の相似利用でDFを出す。
大問5
【2】△CFHはどのような三角形か。
【3】線分はどの面で動くか。その面で切り取って考える。
【4】変形がポイントであった。立方体の中心Oから図形を対称的に見る。
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