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2023年度 愛媛県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均23.1点(前年比;-3.4点)
問題はコチラ→PDFファイル

大問1(計算)

(1)
3-(-4)
=3+4
=7

(2)
4(x-2y)+3(x+3y-1)
=4x-8y+3x+9y-3
=7x+y-3

(3)
15/8x2y÷(-5/6x)
=-9/4xy

(4)
(√6-2)(√6+3)-4√3/√2
=(6+√6-6)-4√6/2
=√6-2√6
=-√6

(5)
(3x+1)(x-4)-(x-3)2
=3x2-11x-4-(x2-6x+9)
=3x2-11x-4-x2+6x-9
2x2-5x-13

大問2(小問集合)

(1)
4x2-9y2
=(2x+3y)(2x-3y)

(2)
V=1/3Sh ←両辺3倍で左右入れ替え
Sh=3V ←÷S
h=3V/S

(3)
ア:絶対値とは数直線上で原点0からの距離。3の絶対値は±3。×
イ:自然数は1、2、3、4…といった正の整数。
 m≦nのとき、m-nは0か負の数だから自然数ではない。×
ウ:√25=√5×
 25の平方根は±5(2乗して25になる数)
エ:有理数とは整数の分数で表せる数。〇

(4)
全体は6×6=36通り
●和が5→(1、4)(2、3)と逆を含めた4通り
●和が10→(4、6)(5、5)(6、4)の3通り
計7通りだから、確率は7/36。

(5)
体積比は相似比の3乗。
A:B=23:53=8:125
体積8のAを使い、体積125のBを満水にする。
125÷8=15回…5
16回目で満水に達する。

(6)

ABを直径とする円を描くと、直径に対する円周角で∠APB=90°
①ABの垂直二等分線
②ABの中点に針を合わせ、Aまでの距離(半径)をとって円を描く。
③直線ℓとの2つの交点のうち、1つにPを記す。

(7)
答案では文字が何を表すか最初に書いてから方程式をつくり、答えを求める過程も記述する。
最も小さい自然数をxとすると、連続する3つの自然数はx、x+1、x+2。

2+(x+1)2=10(x+2)+5
2+x2+2x+1=10x+20+5
2x2-8x-24=0 ←÷2
2-4x-12
(x+2)(x-6)=0
x=-2、6
xは自然数なのでx=6
連続する3つの自然数は
6、7、8。


大問3(データの活用&数量変化)

(1)①
最小値は30~40点→ウ×
最大値は90~100点。
30人の第2四分位数は15番目と16番目の平均で60~70点。
第1四分位数は下位15人のうち下から8番目で50~60点→エ×
第3四分位数は上位15人のうち上から8番目で70~80点→ア×


1:四分位範囲=第3四分位数-第1四分位数
 箱の横の長さで3組の方が大きい。×
2:45点はいずれの組も第1四分位数より下。
 最小値から45点以下が1人ずついるのは確定だが、それ以上はわからない。△
1…イ 2…ウ

(2)①
学校~公園までの時間は、1200÷80=15分
午前9時15分



スタートから15分後に公園へ到着。10分間休憩。
公園~図書館は、1800÷60=30分
9時55分に図書館へ到着する。



花子のグラフを記入。
太郎の速さは分速60m、花子の速さは3000÷25=分速120m
格子点に着目すると太郎が公園を出発したx=25のとき、花子との距離は1200m
1分ごとに120+60=180mずつ近づくので、1200÷180=6・2/3分=6分40秒後に出会う。
9時25分から6分40秒後の
午前9時31分40秒。

大問4(関数)

(1)
y=1/2x+3にxの値を代入する。
x=-2のとき、y=2
x=3のとき、y=9/2
2≦y≦9/2

(2)
A(-2、2)をy=ax2に代入。
2=4a
a=1/2

(3)①

ACとx軸が平行→放物線上にあるAとCはy軸について対称→C(2、2)
平行四辺形ABCDの底辺AC=4、高さは9/2-2=5/2
平行四辺形の面積は、4×5/2=10



AとDのx座標の差は2→CとBのx座標の差も2
Cのx座標は、3-2=1

y=1/2x2にx=1を代入して、Cのy座標は1/2。
BとCのy座標の差は、9/2-1/2=4
DとAのy座標の差も4だから、Dのy座標は2+4=6


大問5(平面図形)

(1)
△ACG≡△ADEの証明。

仮定のAB=AC、AB=ADから、AC=AD
共通角で∠CAG=∠DAE
弧AFの円周角+二等辺ABDの底角で∠ACG=∠ADE
1辺と両端角が等しいから△ACG≡△ADE

(2)①

前問の合同より、対応する辺は等しいのでAG=AE=4cm
EC=6-4=2cm
AD//BC→2角相等で△AED∽CEB
BC=6×2/4=
3cm



面積を出すにはどこかで直角をつくる必要がある。
△ABCは二等辺三角形。AからBCに垂線をひいた足をHとするとAH⊥BC
△AHCで三平方→AH=3√15/2cm

Fを通る直線ℓに平行な線をひき、AHとの交点をIとする。
AIが△DGFの高さにあたる
2角相等で△DGF∽BCFより、GF:FC=2:3
AG//IF//BCから、AI:IH=②:③
△DGFの面積は、2×(3√15/2×②/⑤)÷2=
3√15/5cm2


平均は下がったが、全体的に難しくはない。
大問1
完答を目指したい。
大問2
ここも完答を目指したい。
(3)ウ:√25という数の根号を外す問題と、25の平方根を問う問題は別。
(6)条件を満たす点は2つあるが1つで良かった。
(7)最も小さい数をxとすると、連続する3つの自然数はx、x+1、x+2。
問題文通りに立式できれば、あとは計算するのみ。
大問3
(2)算数の範囲で解ける。正解したい。
大問4
(3)①図1に作図してみよう。C座標がわかれば平行四辺形の底辺と高さがわかる。
②公立入試の世界でよく見かける。対辺が平行で長さが等しい平方四辺形の特徴を使う。
大問5
(2)①BCを1辺とする三角形と相似にある三角形を探す。
AD//BCが見つけやすい。
②底辺はGD=2cm、高さを求めるには垂直をどこで使うか。
円の中心Oは通らない→円周角は使えない。
二等辺三角形ABCを二つに割る垂線に着目する。
ADとBCの距離が出る。ADからFまでの距離に分けるにはどこの比を見るべきか。
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