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下の図のように、1辺の長さが6の立方体ABCD-EFGHの中に、
2つの球が入っています。大きい球は、立方体のすべての面に接しており、
小さい球は、大きい球と立方体の3つの面AEHD、AEFB、EFGHに接しています。
小さい球の中心をOとするとき、次の各問いに答えなさい。
(1)
小さい球が面EFGHと接する点をPとするとき、EP/OPの値を求めなさい。
(2)
2つの球の接点をQとするとき、四角錘QーEFGHの体積を求めなさい。
@解説@
(1)
小球の中心Oは球の半径から面AEHD(左側面)、面AEFB(正面)、面EFGH(底面)から等距離で、
3つの面から等距離にある点の集合は立方体の対角線ECである。
(Cも3つの面から等距離にある。CD=CB=CG)
EOとEPを伸ばすとCとGにぶつかる。
△EOP∽△ACG
EP/OP=EG/CG
EGは正方形の対角線で6√2だから、
EP/OP=6√2/6=√2
(2)
大球と小球が接するQは、どの直線上にあるのだろう?
大球の中心をO’、Qから垂線をおろして足をRとする。
大球は立方体に接する→O’は立方体の中心だから対角線EC上にある。
小球と大球はQで接するのでO-Q-O’は一直線上に並び、
QはEC上にあるOとO’の間にあるから、QもEC上にある。
△ECGで三平方→EC=6√3
△ECG∽△EQRで、EQ:QR=EC:CA=6√3:6=√3:1
立方体の中心にあるO’は対角線ECの中点。
EO’=6√3÷2=3√3
O’Qは大球の半径3だから、EQ=3√3-3
QR=(3√3-3)×①/〇√3=3-√3
したがって、四角錘Q-EFGHの体積は、
6×6×(3-√3)÷3=36-12√3
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