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2024年度 大分県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均30.8点(前年比;+1.2点)
問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)①
3-7
=-4


-42÷8
=-16÷8
=-2


4x-7-(4+x)
=4x-7-4-x
=3x-11


3/8x23÷3/2xy
=xy2/4


2√3+√2×6/√6 ←後半は√2で約分
=2√3+6/√3
=2√3+2√3
=4√3

(2)
3x2-5x+1=0
解の公式を適用して、x=(5±√13)/6

(3)
y=-2x2は上に凸のグラフ。
原点を通過するから、x=0のとき、最大値y=0
x=3のとき、最小値y=-18
-18≦y≦0

(4)

ブーメランの股は3つの角の和。
x=106-(43+28)=35°

(5)

ABが立方体の高さになるように組み立てる。
接する辺を調べてABをイの上部に移すと、
底面と天井はア・ウなので、高さABに垂直な面はア・ウ。

(6)

弧AC:弧CB=∠AOC:∠COB=⑤:①
∠COB=180×①/⑥=30°をつくればいい

半径OBの長さをとってBから弧を描き、正三角形をつくる。
60°を二等分して、半円の弧との交点がCとなる。

大問2(関数)

(1)
y=8/xにx=4を代入→A(4、2)
これをy=ax2に代入する。
2=16a
a=1/8

(2)
y=8/xにy=4を代入して、Bのx座標は2。
B(2、4)→A(4、2)
右に2、下に2だから、傾きは-2/2=-1
切片はBから左に2、上に2移動して、4+2=6
y=-x+6

(3)①

y軸についてAを線対称移動させたA’をつくる。
A’(-4、2)→B(2、4)
右に6、上に2だから、傾きは2/6=1/3
A→Pは、右に4、上に4×1/3=4/3なので、
Pのy座標は、2+4/3=10/3


△ABPの面積比をどう求めるか。

△APOが
y軸に接しているので、y軸上で考える。
(2)AB;y=-x+6の切片をCとするとC(0、6)
△ACO:△APO=6:10/3=⑨:⑤
△ACP=⑨-⑤=④

x座標の差からBはACの中点なので、△BCP=△ABP=②
S(△ABP):T(△APO)=2:5

大問3(確率・データの活用)

(1)①

1回目が2回目より大きくなる。
●(3→2)
3は2個、2は3個だから、2×3=6通り
●(5→2or3)
5は1個、2or3は5個だから、1×5=5通り
計11通り、全体は6×6=36なので確率は11/36。


1回目が2回目より小さくなる。
【P】
(3→5)
2×1=2通り
(2→3or5)
3×3=9通り
計11通り、確率は11/36。
【Q】
Xで何を出そうとも、Yで6をひけば条件を満たす。
Yだけを考えればいい。6をひく確率は1/3
11/36<1/3だから、確率が大きいのはQ。
Q、1/3

@別解@
【P】は余事象で求めることもできる。
前問より、1回目が大きくなる場合は11通り。
同数は2が3×3=9通り、3が2×2=4通り、5が1×1=1通りで計14通り。
1回目が小さくなる場合は、36-(11+14)=11通り

(2)①

範囲=最大値-最小値
1目盛りは3回。
1組の範囲は、45-21=24回


1組は中央値(36回)、2組は最小値(27回)、3組は最大値(51回)が最も大きい。
きちんと数値を示せば、本問はいずれも正解になる。
もっとも、最小値・最大値は極端な場合もあるので、実際はデータ全体を捉える中央値が無難かもしれない。

大問4(方程式)

(1)①ア
22÷2=11列


2人組が2x人、3人組が3y人で合計25人だから、
2x+3y=25


【2×11+3×1=25】
2と3を交換する。2を-3個、3を+2個していくと、
【2×8+3×3=25】
【2×5+3×5=25】
【2×2+3×7=25】
以上4組。

(2)

【Ⅰ~Ⅲ】より、どの階にも4人部屋と6人部屋は同数ずつある。
ある階の6人部屋をx室とすると、4人部屋は3x室
定員で等式を立てる。
【Ⅳ】より、1つの階における定員の合計は、432÷4=108名
4×3x+6x=108
x=6
6人部屋は6室、4人部屋は6×3=18室。
定員4名…18部屋 定員6名…6部屋


大問5(空間図形)

(1)
6×6×12÷3=144cm3

(2)①

立体X:四角錘O―ABCDの相似比は、8:12=2:3
体積比は相似比の3乗→立体X:四角錘=23:33=⑧:㉗
立体Xの体積は、144×⑧/㉗=128/3cm3



比で立式を試みる。
面積比は相似比は2乗→四角形PQRS:四角形ABCD=④:⑨
右図は正面からみた様子。立体全体が前後で対称なので、
体積比を面積比に置き換えると、△FAB+△FPQ=△OPQ
FH=xとすると、△FPQの高さは4-xなので、
⑨x+④(4-x)=④×8 ←÷2を除去しています。同一比なので〇を消す
5x=16
x=16/5
FH=16/5cm

大問6(平面図形)

(1)
△ABC∽△FDCの証明。

対頂角+△ABC≡△ADEの対応する角で2角相等の∽。

(2)

EF=ED-FD
FDは△FDCの1辺だから、前問の相似を使う
AD=AB=8cm
CD=8-3=5cm
△ABC∽△FDCより、FD=8×5/7=40/7cm

ED=CB=7cm
EF=7-40/7=9/7cm

(3)

面積を求めるので高さが必要。ここで60°を用いる。
△ABCの回転移動で対応するABとADがなす角である∠DAB=60°
CからABに垂線をひく。
30°-60°-90°の直角三角形の辺の比から、△ABCの高さは3×√3/2=3√3/2cm
合同より△ADEも同様。

隣辺比で面積比を算出する。
△ADE:△CDF=××392200
四角形ACFEの面積比は、392200192
したがって、8×3√3/2÷2×192/392=144√3/49cm2


大問1
配点20点。いずれも取りたい。
(6)弧の長さの比から中心角を導く。
大問2
(3)①ここまではオーソドックスな形式。
②BをAPに対して平行移動させてy軸に移す方法もあるが、計算が面倒くさい。
(2)y=-x+6、A・Bのx座標からBが(0、6)とAの中点と見えると処理しやすい。
大問3
(1)①問題文に言い回しに気を付けよう。
1回目が2回目より大きくなる=2回目の方が小さくなる。
②今度は2回目の方が大きくなる。Qは素早く出せた。
大問4
(1)読解に時間をかけ過ぎないように!
処理過程を丁寧に読み解く。スキップは×。
②不定方程式。導いた式から交換していく。
(2)1つの階を問うことから、4人部屋と6人部屋はいずれの階にも同数あると察せる。
【Ⅲ】から、どの階も4人部屋:6人部屋=1:3
大問5
(2)①答えは分数だが、正解したいレベル。
②トリッキーな出題。体積を求めると計算が大変。
正四角錘を正面からぺちゃんこにして、体積比を面積比に置き換えてしまう。
面PQRSと面ABCDの面積比は、辺の比PQ:ABになる。xを一次方程式から求める。
(2)対応する辺を器用に扱う。
(3)数値が大きく、処理能力が試される。
上位校を狙うには、隣辺比を使えるようにしておきたい。
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