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1辺の長さが30cmの正方形の透明な3枚のガラス板A、B、Cがあります。図1のように、ガラス板はそれぞれ等分され、色のついている部分と色のついていない部分が交互になっています。
2枚のガラス板を重ねたとき、色のついている部分が重なっていると色は濃く見えます。例えば、ガラス板Bとガラス板Cを図1と同じ向きでぴったりと重ねると、図2のように色の濃く見える部分が4ヶ所あります。
(1)
固定したガラス板Aの上にガラス板Bを図1と同じ向きでぴったりと重ね、
ガラス板Bを右に秒速1cmで30秒間動かしていきます。
①
5秒後に色の濃く見える部分の面積の和を答えなさい。
②
ガラス板Bを動かしても、色の濃く見える部分の面積の和が変化しないときがあります。それは動かし始めてから何秒後から何秒後の間ですか。考えられるものをすべて求め、下の例にならって答えなさい。
(答え方の例)
3秒後から5秒後の間と、10秒後から13秒後の間の場合:(3~5)(10~13)
(2)
固定したガラス板Aの上にガラス板Cを図1と同じ向きでぴったり重ね、ガラス板Cを右に秒速1cmで30秒間動かしていくとき、ガラス板Cを動かしても色の濃く見える部分の面積の和が変化しないときがあります。それは動かし始めてから何秒後から何秒後の間ですか。考えられるものをすべて求め、(1)②と同じように答えなさい。
@解説@
麻布で類題が出題された調べ上げ問題。
(1)①
ここは確実に取りたい。
先に6の倍数ごとに目盛りをうち、左5cmから15cm、25cmに線をひく。
重なっているところの底辺の合計は9cm。
9×30=270cm2
②
しんどい(´Д`)
捨て問の登場が早すぎる。
がんばりました(;´Д`)
だいたい2秒ごとに状況が変わる。
24秒後~30秒後は重なるところの面積が減っていくので除外。
ガラス板Aの色が付いている部分を左から①・②・③として、
重なっているところの面積の変化をみていく。
減少と増加が1つずつのところは変化がない。
よって、(2~4)(6~8)(10~12)(14~18)(20~24)
(2)
前問の図を描けていることが、正解への前提条件。
ガラスCは、ガラスBでは空白であった真ん中に10cm分が追加される。
両サイドは30cmから20cmに短くなるが、
本問は面積の変化が問われており、両サイドの変化は前問と同じだから考えない。
→答えの候補は先ほどの解答に絞られる。
そのなかから、真ん中の10cm部分の変化に神経をとがらせる。
↑10cm部分に丸をつけてみた。
(2~4)では、②で減少する。
(6~8)では、②が減少して③が増加→変わらない。
(10~12)では、③の部分とフル被りで変わらない。
(14~18)では、③が減少する。
(20~24)では、右にフェードアウト済みなので変わらない。
よって、(6~8)(10~12)(20~24)
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