スポンサーリンク

2021年度 浅野中学過去問【算数】大問4解説

問題PDF
A君は自転車に乗ってP駅を出発し、線路沿いの道を一定の速さでQ駅に向かいました。
A君が出発してから3分後に、電車がP駅を出発してQ駅に向かいました。電車がA君の4倍の速さでP駅とQ駅の間を何回か行ったり来たりし、各駅に着くと5分間停車するものとします。
〔図1〕のグラフは、A君がP駅を出発してからQ駅にたどり着くまでの時間と、A君と電車との間の距離の関係を表したものです。このとき、後の問いに答えなさい。
ただし、線路や道は一直線で、道の幅や自転車、電車の長さは考えないこととします。

(1)
A君が電車に初めて後ろから追い越されるのは、A君がP駅を出発してから何分後ですか。

(2)
A君がQ駅にたどり着いたのは、A君がP駅を出発してから何分後ですか。

(3)
A君が電車と初めて正面から出会うのは、A君がP駅を出発してから何分何秒後ですか。

(4)
〔図1〕の(ア)にあてはまる数と(イ)にあてはまる数の比を求めなさい。


@解説@
(1)

3分後に電車がP駅を出発。電車がAを追い越してQ駅に5分停車。
電車とAが向き合い、途中で出会う。電車がP駅に5分停車。電車がAを追いかける。
グラフの最後でAがQ駅に到着したときに0m。ということは、電車も同時にQ駅に到着する

距離の比(速さの比)は、A:電車=①:④
Aは③を3分で移動するので、Aが電車に追い越された④は4分後。

(2)

ダイヤグラムに変換する。
時間の比は、A:電車=④:①
電車が片道にかかる時間①が3本あり、全体の時間が④である。
③+3+5×2=④
①=13
AがQ駅に着く④は、13×④=52分後

(3)

電車の片道①が13分。これを頼りに時間を確定すると、うえのようになる。
電車とAが出会うのは●のところ。

●から垂線をひく。
時間の比はA:電車=4:1だから、34×4/5=27.2分=27分12秒後

(4)

全体の距離を〇52とする。
39分後のAと電車の距離(イ)は㊴。
21分後のA-P駅間の距離が㉑だから、Aと電車の距離(ア)は㉛。
したがって、ア:イ=31:39

難関中(算数科)解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました