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2022年度 甲陽学院中学1日目過去問【算数】大問6解説

問題PDF
図のような三角形を、直線ABを軸として回転させます。

(1)
1回転させてできる立体の体積を求めなさい。
ただし、円すいの体積は(底面積)×(高さ)÷3で求められます。

(2)
90度回転させてできる立体の表面積を求めなさい。


@解説@
(1)

高さ5cmの円柱から、上半分の円錐をひけばいい。
6×6×3.14×5-6×6×3.14×5/2÷3
=180×3.14-30×3.14
=(180-30)×3.14=471cm3

(2)

↑歪みましたが、このような回転体になる。
2つの三角形が表面に露出している。

底面は半径6cmの4分の1円が2つ。赤い側面積も出しやすい。

大問題はコチラ(;`ω´)
ナナメに傾いているので、直径13cmの円ではない

交点が真ん中であることから、柱体の2階部分を錐で区切り、
これをひっくり返して1階へ下ろしてみる。
すると、ナナメの部分は底面の半径が6cm、母線が13/2cmの円錐の半分になる
円錐の側面積=母線×半径×3.14
したがって、12×5÷2×2+6×6×3.14×1/2+6×2×3.14×1/4×5+13/2×6×3.14×1/2
=60+(18+15+19.5)×3.14
=60+52.5×3.14
=60+164.85
=224.85cm2

@円錐の側面積@

底面の円周()と側面の扇形の弧()の長さが等しい。
半径1、母線6とすると、
【1×2×3.14=6×2×3.14×1/6】で等式になる。
扇形の中心角は、360×1/6=60°
中心角の比は、円:扇形=360:60=半径と母線の逆比にあたる
扇形の中心角は〔×半径/母線〕に置き換えることができる。
円錐の側面積は、母線×母線×3.14×半径/母線=母線×半径×3.14
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