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下の図のような直方体ABCD―EFGHがあり、直線DGの長さは25/4cmです。
(1)
面ABCDを辺BCの周りに1回転させるとき、
面ABCDが通る部分の体積は何cm3ですか。
(2)
直方体を3点A、D、Fを通る平面で切った切り口を辺BCの周りに1回転させるとき、
切り口が通る部分の体積は何cm3ですか。
(3)
直方体を3点A、C、Fを通る平面で切った切り口を辺BCの周りに1回転させるとき、
切り口が通る部分の体積は何cm3ですか。
(1)
円柱。
5×5×3.14×3=235.5cm3
(2)
3点A、D、Fを通る平面で切ると、断面は長方形AFGDである。
これをBCを軸として1回転させると、高さ3cmのドーナツ円柱になる。
底面積が知りたい。点BとAFの関係に注目する。
ドーナツの外径は、Bから最も遠いAとの距離5cm。
ドーナツの内径は、BとAFとの最短距離、
すなわち、BからAFに垂線をおろし、交点をIとするとBIである。
●+×=90°でおなじみの角度調査。
直角三角形AFBとABIとBFIはすべて相似。
ここで、AB:BFに注目すると、5:15/4=4:3
斜辺以外の比が3:4だから、直角三角形の辺の比はいずれも3:4:5である。
△ABIの辺の比より、BI=3cm
したがって、求積すべき立体の体積は、
(5×5-3×3)×3.14×3=48×3.14=150.72cm3
(3)
3点A、C、Fを通る平面で切り、BCを軸として回転させると、
大きい三角錐から中にある小さい三角錐(空洞部分)をひいた立体になる。
これに(2)のドーナツ円柱を重ねてみると共通部分はだいぶ少ないが、
底面積は同じドーナツで、高さも3cmで等しい。
ということは、柱÷3=錘が使える。
(*ドーナツ柱÷3=ドーナツ錐)
したがって、150.72÷3=50.24cm3
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