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2023年度 聖光学院中学過去問【算数】大問2解説

問題PDF
下の図のような、AB=AC=10cm、BC=12cmの二等辺三角形ABCがあります。

はじめに点Pは点Bの位置に、点Qと点Rは点Cの位置にあり、3点P、Q、Rは同時に移動を開始し、点Pと点Qは点Aへ向かって辺上を毎秒1cmの速さで、点Rは点Bへ向かって辺上を毎秒〔 ア 〕cmの速さで移動します。直線QRは常に辺ABに平行であるとき、次の問いに答えなさい。

(1)
〔 ア 〕にあてはまる数を答えなさい。

(2)
三角形APQと三角形QRCの面積について、面積の大きいほうが小さいほうの25倍になるのは、
3点P、Q、Rが移動を開始してから〔 イ 〕秒後です。
〔 イ 〕にあてはまる数として考えられるものをすべて答えなさい。

(3)
3点P、Q、Rが移動を開始してから5秒後の3点の位置をそれぞれP5、Q5、R5とし、
8秒後の3点の位置をそれぞれP8、Q8、R8とします。
直線P55とP88の交点をX、直線P55のとP88の交点をY、
直線P55とQ88の交点をZとします。
このとき、直線AR5の長さは8cmとなります。

①三角形P5XYの面積は何cm2ですか。
②直線YZの長さは何cmですか。


@解説@
(1)

QRは常にABと平行である。
Qの速さは毎秒1cmだから、10秒後にAに着く。
同時にRはBに着く。Rの速さは、12cm÷10秒=秒速1.2cm

(2)

APとQRは平行。
また、PとQは対称的な動きをするのでPQとBC(RC)も平行。
→△APQと△QRCは2角が等しく相似。
面積比1:25→相似比1:5
△QRCが小さい場合、AQ:QC=
QC=10×/=5/3cm→5/3秒後

もう1つは、△APQが小さい場合。
QC=10×/=25/3cm→25/3秒後
5/3秒後と25/3秒後

(3)①
ここから差がつく。

問題文に従って、X・Y・Zを記入する。(間違えないように!)
△P5XYを求めたい。
XとYに関する比が欲しい…

(BはP0、R10にあたる)
85:P5B=3:5
△P85Xと△P8BR8は相似で、P5X=とするとBR8
BR8:R85=2:3だから、R85×3/2=
△P5YXと△R5YR8の相似から、P5Y:YR5

55に補助線。
四角形P5BR55に着目すると、2組の対辺が平行な平行四辺形
55=BR5

5がつく点はそれぞれの△ABCの辺の中点で、
△P555の面積は△ABCの4分の1にあたる
方針;【△ABC⇒△P555⇒△P5XY
△ABCの底辺はBC=12cm、高さはAR5=8cmだから、
12×8÷2÷4×/×/=9/25cm2



YZを1辺とする△YR8Zと相似にあるのは△YP85
対応する辺の長さを調べる。
85=3cm、P5
B=5cm
△P5BR5と△ZR85は相似→ZR8=5×/=3cm
△YR8Zと△YP85の相似比はZR8:P58=1:1
YはP5Zの中点である。

四角形AP5ZQ8に着目する。
ABとQRは常に平行だから、AP5とQ8Zは平行。
5とR5はそれぞれABとBCの中点→P55とAC(P5ZとAQ8)も平行。
2組の対辺が平行だから平行四辺形
5Z=AQ8=2cm
YZ=2÷2=
1cm

@別解@
二等辺三角形P5BR5、ZR85から、P55=5cm、ZR5=3cm
5Z=5-3=2cmでも出せました。
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