問題PDF
(1)
図の長方形で、ABの長さが5cmのとき、角アの大きさは角イの大きさを
〔 〕倍して60度を加えたものです。〔 〕にあてはまる数を答えなさい。
(2)
図の点Aから点Bまで、半径1cmの円が転がります。
円が通った部分の面積は何cm2ですか。
(3)
図の立体は、1辺6cmの正方形1枚と、底辺の長さが6cm、高さが4cmの二等辺三角形4枚を組み立ててできます。3点O、E、Fを通る平面で2つの立体に切り分けるとき、表面積の差は何cm2ですか。
@解説@
(1)
妙な5cmをどう使うべきか。
長方形の縦の長さが4cm…もう1cm足せば5cmが作れる。
そこで、直角三角形を下にクルッとひっくり返してみる。
水色の三角形は等辺5cmの二等辺三角形。
折り返した直角三角形の最も小さい角を●とする。
二等辺の底角はイ●●となる。
水色の三角形の外角定理で、イイ●●=ア
また、緑色の直角三角形の内角より、●=90-ア
これを手前の式の●にあてはめると、
イ+イ+(90-ア)+(90-ア)=ア
イ×2+180-ア×2=ア
ア×3=イ×2+180
ア=イ×2/3+60
アの大きさはイを2/3倍して60度を加えたもの。
2/3
(2)
正確に作図する。
求積すべき図形は青線で囲んだところ。
①半径1cmの円
②半径2cmの円
③縦2cm、横(4×6+2×2)=28cmの長方形
④円が通らない斜線部分を引く。1辺2cmの正方形から半径1cmの円を引いたもの。
したがって、1×1×3.14+2×2×3.14+2×28-(2×2-1×1×3.14)
=6×3.14+52=70.84cm2
(3)
求めたいのは表面積の差なので、等しい面積を相殺していく。
断面の△OEFは左右同じ。
正四面体の側面である△OADと△OBCは合同で相殺。
残り3面の展開図を描く。左右の表面積の差が答え。
図形全体が線対称。
FEとEOを対称移動させると、●×▲が対称図形で合同。
これらを相殺すると、表面積の差は斜線部分にあたる。
2×10÷2=10cm2
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