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2023年度 千葉県公立高校入試問題過去問【理科】解説

平均60.7点(前年比;+8.0点)

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)―70.35%

(1)溶質 66.5%
*溶液に溶けている物
溶質を溶かしている液体=溶媒
溶質+溶媒=溶液
塩化ナトリウム水溶液(食塩水)の溶質は塩化ナトリウム、溶媒は水。

(2)葉緑体 86.4%
*オオカナダモは水草。植物細胞内にある緑色の粒は葉緑体
葉緑素(クロロフィル)とよばれる緑色の色素を含み、光合成をおこなう。


小さな緑色の粒が気持ち悪く動いている(;´Д`)この粒が葉緑体である。
葉緑体は細胞内を移動して、光が十分にあたる方向に動く。
逆に光が強すぎる環境では、細胞への損傷を抑えるために光の弱い方向に動く。
葉緑体のように細胞内で一定の役割を担う構造体(細胞小器官)が動く現象を原形質流動という。

(3)イ 67.3%
日本には4つの気団がある。

*テラコヤプラスより。気団とは一定の性質をもつ、大きな空気の塊。
寒冷←→温暖、乾燥←→湿潤に分けて4つのタイプがある。
(北半球は北が寒い→北は寒冷、南は温暖。大陸性は乾燥、海洋性は湿潤

気団は規模の大きい高気圧が停滞する場所で起こる
高気圧では上空から下降気流が発生し
、地表付近では周囲からの風が吹いてこない。
空気が地表環境の影響を受けやすいので、特定の性質をもつ気団が形成される
【シベリア高気圧⇒シベリア気団、オホーツク海高気圧⇒オホーツク海気団
太平洋高気圧⇒小笠原気団】

揚子江ようすこう気団@
季節の変わり目である春と秋は、移動性高気圧により天気が周期的に変わる。従来、移動性高気圧は揚子江気団の一部がちぎれたものと説明されていたが、最近では揚子江気団とよばれていた空気の塊はシベリア気団の一部が温暖化したものではないかとの説があり、教科書では揚子江気団の記載がなくなっている。

(4)ウ 61.2%
*平均の速さ⇒算数の速さと同じ。
45分で36km。
1時間(60分)では、36×60/45=48km/h
*瞬間の速さは、もっと短い時間当たりの速さ。

大問2(力学)―43.2%

(1)作用点 74.7%
*力点に力を加えた結果、力が及んでいる(作用している)点を作用点という。
基本的には物体と接している点が作用点になるが、
重力や浮力、磁力はその力が働いている物体の中心が作用点となる。

(2)(a)x…3N、y…500g 39.6%

*(↑重力の矢印を省略しています)
ばねの伸びが4cmなので、ばねは100g分おもりを引っ張っている。
CがBを押す力は、CとBが接触する作用点から上に伸びる矢印300g=3N
台ばかりの目盛りは、Cの質量200gにBから押される300gを加えた500g

(b)8cm 52.9%
*前問では、ばねの伸びが4cmで台ばかりは500gだった。
台ばかりが400gになるには、もう100g分ばねがおもりを引っ張ればいい
表から100gで4cm伸びるので、ばねの伸びは4+4=8cm

(c) 5.7%!!(無答11.5%)

はじめは、BとCの質量の合計である600g。
ばねがB400gを全て引っ張り上げると、台ばかりはCの質量200gで止まる
100g引っ張られるごとに、ばねの伸びは4cmずつ増える。
グラフでは(0、600)から右に4、下に100の傾きで線をひき、(16、200)で終わる。


大問3(生物の進化)―58.6%

(1)v…オ、w…ウ 64.1%
*v:羽毛や翼は鳥類、w:爪や歯は爬虫類の特徴。
(鳥類には歯がなく、足に爪はあるが翼に爪はない)

恐竜図鑑より、始祖鳥。
始祖鳥は鳥のようだが、翼の爪や歯といった爬虫類の特徴もあわせ持つ。
鳥の祖先と言われていたが、最近の研究によると直系の祖先ではないようだ。

(2)エ 93.6%
*哺乳類は母乳で子を育てる。
(哺乳=乳を子に飲ませること。哺;口にふくむ)
哺乳類の他の特徴は恒温動物、胎生、肺呼吸。横隔膜があるのは哺乳類のみ。

ア:くちばし→鳥類
イ:えら呼吸→魚類、両生類の子
ウ:卵生→魚類、両生類、爬虫類→卵生。胎生→哺乳類、鳥類

(3)イ 54.3%
*x:コケ植物は体の表面から水を吸収する
仮根は体を地面に固定する役割を担う。
y:シダ植物には維管束がある。維管束は水分を通す道管と養分を通す師管が束になっている。
一方、コケ植物には維管束がない。体を大きくするのが困難で世界最大のコケ(陸生)は60cm程。
シダ植物はコケより大きいが、古代(石炭紀)には30-40mの巨大はシダの大森林が広がっていた。

コケの水を吸う量について(日本植物生理学会)
興味深い内容です。概要を書きだします。
水を吸いやすい性質と水を失いやすい性質は表裏一体
・コケが生きていくには常に湿った場所で生育するか、乾燥に強い性質を持つか。
・コケが空気中の水蒸気から水を吸収するには長時間、湿度が飽和に近い状態が必要である。
・自然界では雲霧林か霧がでやすい川の周辺などに限られる。

(4)例:多くの世代を重ねる 22.5%!
*問題として微妙な感じがする(;´・ω・)
ようは「長い時間をかけて」ということに言及すればいいが、
空欄の前後の言い回しに固定され、記述として出す価値がどれほどあるのか。。
前文では『一生の間に起こる変化は、進化ではありません』。
一生の間、つまり、一世代では進化といえない。”多世代を超えて起こる変化”が進化となる。

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典より。
どのように進化するかは環境によって決まり、環境に適合した形質をもつ個体が生き残る。
このような考えを自然選択説(自然淘汰説)といい、進化論の著者であるダーウィンが提唱した。
他方で、太古の昔からほとんど変化していない種は生きた化石といわれ、
シーラカンス、オウムガイ、オオサンショウウオ、イチョウ、ゴキブリなどが挙げられる。

大問4(化合)―67.0%

(1)エ 74.9%
*1種類の物質⇒純物質(純粋な物質)、2種類以上の物質が混ざる⇒混合物
純粋な物質は単体と化合物に分かれる。
1種類の元素⇒単体、2種類以上の元素⇒化合物
塩素(Cl2)、酸素(O2)、水素(H2)は単体。
水(H2O)は水素原子2個と酸素原子1個が結合した化合物。

(2)Fe+S→FeS 66.8%

*化学反応式。
鉄と硫黄の化合。問題文にモデルが書かれてある。
化学式は鉄がFe、硫黄がS。
これらの元素が1個ずつくっついて硫化鉄FeSになる。

(3)ウ 82.4%

*格子点に着目する。
鉄1.4gは硫黄0.8gと反応する。
鉄:硫黄=1.4;0.8=7:4

(4)y…鉄、z…0.5g 44.0%
*前問より過不足なく反応する質量比は、鉄:硫黄=⑦:④
鉄11.0g、硫黄6.0g。どちらが化学反応でなくなるか。
鉄⑦が小数に直しにくいので、硫黄④に当たりをつけて計算してみる。
硫黄6.0gすべて反応するのに必要な鉄は、6.0×⑦/④=10.5g
11>10.5だから鉄が余る。
余った鉄は、11-10.5=0.5g

@余談@
問いにはでてませんが、リード文について少々説明を加えます。
●混合物の上部を加熱して、赤くなったところで加熱を止める理由。
→鉄と硫黄の化合は発熱を伴う。この反応熱で連鎖的に化合が進む。
ガスバーナーの加熱をつづけると、高温で試験管が曲がる恐れがある。
混合物の上部を熱することで反応熱が下に向かい、反応が進みやすい。

●反応前後で性質が異なる⇒異なる物質に変わった。
混合物に含まれる鉄は磁石にくっつくが、硫化鉄はくっつかない。
鉄+塩酸で水素、硫化鉄+塩酸で硫化水素が発生する。
硫化水素は有毒のガス。臭いを調べるときは直接かぐでのはなく、手であおいでかぐ。


大問5(地層)―54.0%

(1)侵食(浸食) 73.5%
*河川の三作用→侵食・運搬・堆積
『流水によって地層が削られる』だから侵食作用。

(2)ア 40.4%
*y:礫・砂・泥の違いは粒の大きさによる
直径0.06mm(1/16mm)~2mmが砂、砂より大きいと礫、小さいと泥。
直径2mmは礫か砂か、直径0.06mmは泥か砂かは大きな問題ではない。
理由は自然界にある粒子は不揃いで、厳密に2.00000…mmの粒子はないから。
どちらか判断がつかない場合は大雑把に決める問題だと思う。

z:手掛かりは『約77万4千年前』しかない。

地質調査総合センターより、地質時代(地質年代)。
地質時代は46億年の地球の歴史を、地層から発見された生物の違いで相対的に区分する。
現在~6600万年前までが新生代、~2億5200万年前までが中生代
~5億4100万年前が古生代、それより前は先カンブリア時代
46億年のうち、大部分を先カンブリア時代が占める。
古生代に生物の種が多様になる。中生代は爬虫類(恐竜)、新生代は哺乳類が繁栄する

@ゴールデンスパイク@

市原市より。
ゴールデンスパイクとは、どうやら国際地質科学連合とよばれる学術団体が地質学上重要な基準地として認めた地層に打たれる金色の釘だそうです。金色といっても真鍮製で、本物の金ではありません。設置場所は養老川沿いの露頭(設問の地点W)のほか、近くにあるチバニアンビジターセンターと市原歴史博物館に展示されているとのこと。

(3)エ 60.6%
*ア:示準化石…地層の時代を推定するのに役立つ化石。
示相化石…当時の環境を推定するのに役立つ化石。
イ:河口から近い順に礫>砂>泥で堆積する。泥が最も遠い。
ウ:チバニアンの下に白尾火山灰層があり、この火山灰層は他の場所でも見つかっているので、
その上にあるチバニアンも同様に観測できるはず。養老川沿いにWを含む露頭があり、
地層は北に向かって緩やかに傾斜しているから、わりと近くでも見られると思う。
エ:火山灰層は火山灰の地層→火山活動があったといえる。
火山灰は特定の時期に広範囲に積もるので、火山灰層は地層の対比を決める『かぎ層』に利用される。
地層の対比とは、離れた場所にある地層と比べて地層の関係性を調べること。

(4)例:海面が下がる。 41.3%(無答12.2%)
*海岸段丘の成因。

地質研究室より。
土地が隆起すると、浅瀬にあった砂浜が平らな段丘面として残る。
波の浸食を受けてできる、切り立った崖のことを海食崖かいしょくがいという。
隆起が繰り返されると段々の地形である海岸段丘ができる。
これは海水面の低下によっても同様にできる
海岸線に接していた砂浜海岸が水面の低下で離れて段丘面になる。
段丘面は畑や果樹園に利用される。河川での段丘地形は河岸段丘とよばれる。

@離水と沈水@
離水…旧海岸線が陸にあがって離れる→土地隆起≒海面低下(陸地が増える)
沈水…旧海岸線が海中に沈む→土地沈降≒海面上昇(陸地が減る)
離水でできる海岸を離水海岸、沈水でできる海岸を沈水海岸という。
離水海岸の例は海岸平野、海岸段丘。海岸線はなだらか
沈水海岸の例はリアス海岸、フィヨルド。海岸線は入り組む
高校で習う分野です。余力のある人は覚えておこう。

大問6(イオン)―65.2%

(1)エ 76.3%
*電子は-の電気を帯びる。
原子が電子を失うと、+の電気を帯びる陽イオンになる。
原子が電子を受け取ると、-の電気を帯びる陰イオンになる。
やり取りした電子の数を価数といい、イオン式では+か-をつけて左上に記す。
1価のイオン→H(水素イオン)、Cl(塩化物イオン)、OH
(水酸化物イオン)
2価のイオン→Cu2+
(銅イオン)、O2-(酸化物イオン)、S2-(硫化物イオン)
3価のイオン→Al3+(アルミニウムイオン)
陰イオンは『〇〇化物イオン』との名称が多い。

(2)x…マグネシウム、y…亜鉛 57.1%
* 硫酸亜鉛水溶液にマグネシウム片をいれたら金属が付着した。
これは亜鉛よりマグネシウムの方がイオンになりやすいため
【Mg(マグネシウム)→Mg2+(マグネシウムイオン)+2e(電子)】
マグネシウムが電離(イオン化)して2個の電子を放出し、マグネシウムイオンになる。

一方で、溶液中の硫酸亜鉛の電離式は、
【ZnSO
(硫酸亜鉛)→Zn2+(亜鉛イオン)+SO2-(硫酸イオン)】
亜鉛イオンが2個の電子を受け取って亜鉛Znとなり、マグネシウム片に付着する。
【Zn2++2e→Zn】

(3)イ 76.8%

*マグネシウム片は硫酸マグネシウム水溶液以外で固体が付着した。
銅・亜鉛・金属Aよりマグネシウムが先にイオン化して溶け出す
〇の数が多い順に、マグネシウム>亜鉛>A>銅の順にイオンになりやすい。
陽イオンになりやすい度合いをイオン化傾向といい、中学の範囲ではMg>Zn>Cuが出やすい。
亜鉛と銅のあいだにくる金属Aは鉄Feなどがある。

@化学平衡@
金属片と水溶液が同種のイオンである場合はどうなるか。
たとえば、硫酸マグネシウム水溶液にマグネシウム片を入れた場合でも、
固体のMg→電離して電子を残しつつMg2+は溶液中に溶ける。
溶液中のMg2+→電子を受け取って固体のMgになる。
正反対の反応が同じ反応速度で起こり、見かけ上は変化がないようにみえる
このような状態を化学平衡という。

(4)ウ 50.7%
*亜鉛片(固体の亜鉛のイオン化);【Zn→Zn2++2e
硫酸銅(溶液中);【CuSO→Cu2++SO2-
【Cu2++2e→Cu】
亜鉛Znがイオン化で溶けだして亜鉛イオンZn2+は増加。2個の電子を放出。
溶液中の銅イオンCu2+が2個の電子を受け取って、亜鉛片に赤色の銅Cuが付着する。
硫酸銅が電離したSO2-は個数が変わらない。


大問7(天体)―63.9%

(1)例:みずから光を出している(11字) 84.0%
*字数指定いらん(゚言゚)
『自ら光を発する』(7字)でもいいのに、自ら→みずから、発する→出している
…と変換しないと字数に届かない。もはや理科の要素ではない。
恒星は水素などの
核融合反応によって光り輝く。
恒星の周りを惑星、惑星の周りを衛星がまわる。

(2)ウ 71.4%
*星が日周運動をする理由。
北極側から見て地球が反時計回りに自転しているから。
太陽が東から西に向かって動いて見えるのも同じ理由。

@太陽系の惑星の自転@


水星と金星はほとんど回っていない!
火星は地球と同じくらいの速度。人類が移住しても自転の影響は少なさそうだ。
主にガスで構成される木星型惑星は自転速度が速い。
向きに注目すると、天王星の自転軸は横向きに傾いている。
ほとんどは反時計回りだが、金星だけ時計回り。金星では西から太陽が昇り、東に沈むことになる

(3)イ 65.1%
*北半球にある千葉では、星は【東→南→西】に移動する。
図3…線が右下に伸びる。地平線に向かって星が沈む西の空。
図4…北の空では北極星を中心に反時計回りにまわる

hi-hoより。北半球以外の星の見え方もおさえておこう。
天球上の星の動きと観測者の位置関係から星の見え方をイメージする。

(4)y…西、z…ア 35.0%
*年周運動から、星は1日あたり1°ずつ西に移動する
1ヵ月後の同じ午後9時に観測すると、ベテルギウスは西に30°ズレる。
日周運動では星は1時間で15°動くので、30÷2=2時間
午後9時の2時間前の午後7時に観測すると、ふたたびベテルギウスの南中が見られる。

大問8(磁界)―56.1%

(1)イ 83.0%
*w:交流は電流の向きや大きさが周期的に変わる。直流は一定である。
交流電流は変圧器を使って電圧を容易に変えることができる。
x:交流は向きと大きさが変わるので、オシロスコープの波形は波線になる。
波の山~山(谷~谷)までの時間を周期、1秒間あたりの周期の数を周波数(ヘルツ)という。

(2)磁力線 58.7%

*名古屋市科学館より。
磁力が働く空間を磁界といい、磁界の様子は磁力線で表す。
磁界の向きは方位磁石のN極が指す方向で、磁力線はN極→S極に向かう。


磁力線を立体的に観察する装置。モシャ~と鉄粉が集まってきます。

@地磁気の逆転@
地球は大きな磁石で磁気をもつ。地磁気は南極→北極に向かう。
方位磁石のN極が指す北極はS極、反対側の南極はN極であるが、
どうやら、地球の長い歴史において北極と南極の磁極が入れ替わるという、
地磁気の逆転現象が何度か起きているようなので
ある(゚Д゚)ハァ?
直近の逆転は今から約77万年前で、発見の手掛かりになったのが大問5のチバニアンである。

(3)y…時計、z…2 34.5%

*磁力線の向きはDから出てFに帰り、ABの中を通過する。
方位磁石のN極は磁界の向きを指し、途中経過を描くと上図になる。
方位磁石のN極は時計回りをして、Fで1周、Dに着くと2周する。

@余談@

本問はご丁寧にEFGの位置に方位磁石が示されているが、
もしなかったら、右ねじの法則から磁界の向きを考える。

(4) 48.2%

*電流の大きさを変えても、磁界の向きに変化はない。
よって、方位磁石の針は変わらない。

大問9(植物)―67.0%

(1)例:光があたる表面積を増やす。 74.2%
*動けない植物が生きていくには、自分の葉にいかに多くの光を当てられるかが重要になる。

@フィボナッチ数列と葉序@
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55…
前2項の和が連なるフィボナッチ数列は隣り合う2数の比が1:(1+√5)/2(約.6180339887…)に収束していく。この比は美しい比率とされる黄金比といわれ、名刺や建築物、企業のロゴなど様々な場で利用されるが、自然界にも幅広く登場する。その1つが葉の並び方(葉序ようじょ)。

a:b=(1+√5)/2:1
360°をa:bで割ったとき、bの角度を黄金角という。
(1+√5)/2をφ(黄金比;ファイ)とすると、
黄金角b=360°×b/(a+b)
=360°×1/(φ+1)=360/φ2=137.5077…°
【*前提知識として、(1+√5)/2はx2-x-1=0のxの解の1つである。
xをφに入れ替えるとφ2-φ-1=0となり、移項してφ2=φ+1が成り立つ】

黄金比のいろいろより、幹の周りに黄金角で生える枝葉。
1番目から反時計回りに黄金角(137.5077…)でを印していくと、
周期性を回避しながら、うまい具合に散らばっているw(゚Д゚)w
進化の過程で植物たちがこの角度に気づいたのかは謎である。

(2)ウ 82.3%
*観察しやすいようにルーペを目に近づける。
ピントを合わせるときは、ルーペを動かさずに観察対象を動かす
もし、観察対象を動かせない場合は、ルーペと一緒に顔を前後に動かす。

(3)花…合弁花、符号…ア 46.2%
*花弁が互いにくっついている花→合弁花
離れていると離弁花
いずれも種子植物⇒被子植物⇒双子葉類に分類される。

ツツジは合弁花。
他の合弁花はキク、
タンポポ、アサガオが挙げられる。
離弁花はバラ、アブラナ、サクラ、ホウセンカ、エンドウなど。

(4)x…胞子のう、y…胞子 65.2%
*イヌワラビはシダ植物
シダ植物やコケ植物は種子をつくらず、生殖細胞である胞子を使って子孫をのこす。

科学のネタ帳より。イヌワラビの葉の裏面にびっしりとこびりつく胞子のう
胞子のうの中に胞子が詰まっている。(のう;袋という意味)


胞子のうから胞子が弾ける様子。胞子のうが破裂して、胞子は風に運ばれていく。
胞子が発芽してハート形の前葉体になる。前葉体では卵細胞と精子がつくられる。
これらが受精すると新たなシダが生まれる。

@2023年度・千葉解説@
数学…平均47.0点 社会…平均54.5点 英語…平均47.6点 国語…平均47.9点
思考力を問う問題…数英国の3教科。来年度は千葉・千葉東・東葛飾が対象。
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難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
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難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
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