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2024年度 大阪星光学院中学過去問【算数】大問5解説

問題PDF
下の図のような面ABCDのあいた直方体の容器に、中身のつまった三角柱CJG―DIHをうめこんだ容器が、平らな床に置いてあります。

(1)
水が容器いっぱいに入っている状態で、辺GHを床につけたままこの容器を45度かたむけました。
このとき、容器に残った水は〔   〕cm3です。

(2)
水が容器いっぱいに入っている状態で、辺GHを床につけたままこの容器をかたむけた後、
もとに戻したところ、はじめに入っていた水の5/17だけ容器に残りました。
このとき、水面の高さは〔   〕cmです。

(3)
水が容器いっぱいに入っている状態で、辺FGを床につけたままこの容器を45度かたむけました。
このとき、容器に残った水は〔   〕cm3です。


@解説@
(1)

面BFGCから見ると、水面はCを通り、床に平行である。
水面の左端をKとする。
錯角で45°をあげると、△KGCの内角は45°―45°―90°だから直角二等辺三角形
KG=CG=4cm
KJ=4-3=1cm
水の体積は、1×4÷2×3=6cm3

(2)

↑傾いているときの様子。
容器:水=⑰:⑤
台形BFJCの上底BCと下底FJの和がちょうど17cmなので、
線分の比がそのまま面積比に相当する。△CJG=③

傾きを戻す。このときの水面の高さが答えになる。

BFとCJを延長、交点をLとする。
△CGJ
と△LFJは相似、FL=4×7/3=28/3cm
面積比は3×3:7×7=9:49なので、
△LFJの面積は、③×49/9=〇49/3

水面をMNとする。△LFJと△LMNも相似。
△LMN=〇49/3+⑤=〇64/3
△LFJ:△LMN=〇49/3:〇64/3=49:64
相似比はLF:LM=7:8
水面の高さMFは、28/3×1/7=4/3cm

(3)

面AEFBから水面の様子を調べる。
水面はBに触れるので、Bを通る45度線をひく
反対側はEの上1cm。

求積すべき立体はこのような姿になる。

IJを通る垂直な平面で切断すると、左は四角柱、右は角錐台になる。
左の四角柱は、(1+4)×3÷2×7=105/2cm3

右の角錘台を奥側へ延長する
高さに注目すると、相似比は小さい三角柱:大きい三角柱=1:4
→IJ=3cmより、三角錐の頂点はIから奥1cm
体積比は1×1×1:4×4×4=1:64
角錐台の体積比は63。
4×3÷2×4÷3×63/64=63/8cm3
立体の体積は、105/2+63/8=
483/8cm3
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