スポンサーリンク

2019年度 鳥取県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均27.3点(50点満点)

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)① 97.0%
-7+3-4
=-8

② 95.9%
1/3÷(-1/6)
=1/3×(-6)
=-2

③ 85.8%
3/√3+4√3-√27
=√3+4√3-3√3
=2√3

④ 91.4%
4(2x-1)-3(2x-3)
=8x-4-6x+9
=2x+5

⑤ 75.1%
(-xy)2×10xy2÷5x2
=x22×10xy2÷5x2
=2xy4

(2) 75.6%
(3x-1)(4x+3)
=12x2+9x-4x-3
=12x2+5x-3

(3) 82.7%
2-2a
=(-3)2-2×(-3)
=9+6=15
*a(a-2)=-3×(-3-2)=15でも可。

(4) 87.3%
2-4x+3
=(x-1)(x-3)

(5) 77.7%
V=πr2h ←両辺を÷πr2して左右をひっくり返す。
h=V/πr2

(6) 91.4%
円周角定理から、∠BOC=70×2=140°
半径より、OB=OC→△OBCは二等辺。
∠x=(180-140)÷2=20°

(7) 78.2%
5x2+3-1=0
因数分解ができないので解の公式を適用。
x=(-3±√29)/10

(8) 31.5%!(部分点25.9%、無答16.8%)
整数の証明。
(2n+1)2+19
=4n2+4n+1+19
=4n2+4n+20
=4(n2+n+5)
nは整数なので、n2+n+5も整数だから、
4(n2+n+5)は4の倍数となる。

(9) 51.8%(部分点7.6%、無答15.7%)
合同の証明。レベルは易。
仮定よりAM=CM
この両端角が錯角(AD//BC)と対頂角で等しくなる。
一辺両端角相等から合同。

(10) 14.7%!(部分点14.7%、無答26.9%)
√2の作成。
1と√2といえば…直角二等辺三角形

①Aを通る、ℓに垂直な垂線を作図。
②Aを中心に4分の1円を描く。交点をP’とする。
③Oを中心にP’をℓ上に移動。交点がP。

大問2(データの活用)

(1) 79.7%
最頻値(モード)は最も表れている値。
30~40点が多い。
必ず階級値で答える→35点

(2) 37.1%(部分点36.5%)
階級の幅を10から5にチェンジすると、より詳細な分布状況が得られる。
ア:最頻値が57.5点に変わっている。×
イ:40点以上と40点未満の人数の結果は変わらない。×
ウ:最小値も最大値も変化しないので、範囲(レンジ)も変わらない。〇
あくまで分布が詳しく見られるのであって、それそれの点数は変化しない
エ:点数は変化しないので、平均は変わらない。
50人の中央値(メジアン)は25番目と26番目の平均で、これも変わらない。〇
ウ・エ


大問3(確率)

(1) 73.1%
確率なので、「必ず」「常に」といった断定はできない。
大数(たいすう)の法則から試行回数を増やすと、4分の1に近づいていく。

(2) 72.1%
そうたは4枚から4を出す→1/4
よしこは残りの3枚から2を出す→1/3
1/4×1/3=1/12

(3) 48.2%(部分点3.0%、無答11.2%)
解答では理由の記述が求められる。
奇数の確率と偶数の確率を計算して比べればOK。
◆奇数(そうたの勝利)
(1、2)(1、4)(2、3)(3、4)
および、これらの逆から8通り。
全体が4×3=12通りなので、8/12=2/3

◆偶数(よしこの勝利)
和が偶数は、全体から奇数をひけばいい。
12-8=4通り
4/12=1/3

そうたの勝率は2/3で、よしこの勝率は1/3だから、
そうたの方が勝ちやすくなる。
*和が偶数となるのは、奇数同士か偶数同士しかないのでパターンが少ない。

大問4(文字式)

(1)① 81.2%
200人の43%を求める。
200×43/100=86人

② 76.1%
1回目と2回目で、参加人数は200人で変わらない。
中級は8%増加したので、200×8/100=16人

(2)①ア:80.7%、イ:54.8%、ウ:28.4%!
誘導に従い、穴埋めしていく。
文章を丁寧に読み込むこと!空欄に書くべき内容を外さないように。
全参加人数はA~C中学校の参加人数の和。
ア…x+y+200

2回目の上級のみ見る。
A校の43%は前問でだした86人。
B校はxの40%、C校はyの25%。
これらを合算すると、2回目上級コースの3校合計人数となる。
イ…40/100x+25/100y+86

iiなので、今度は1回目と2回目の中級コースを比較する。
A校は8%増加し、これは前問でだした16人。
B校は5%増、C校は15%増。
3校で60人増加したので、増加分で等式を作成する。
ウ…5/100x+15/100y+16(=60)

② 8.6%!!(無答60.4%)
前問の正解が前提条件。
40/100x+25/100y+86=35/100(x+y+200)…①
5/100x+15/100y+16=60…②
うえの連立を解く。計算ミスに注意!
5x-10y=-1600…①’
5x+15y=4400…②’
x=160、y=240


大問5(数量変化)

(1) 84.8%
y=axにA(2、8)を放り込む。
8=2a
a=4

(2) 61.9%
x=2のとき、y=8
x=8のとき、y=2
2≦y≦8

(3)① 22.8%!(部分点1.5%、無答35.0%)
問題文のおさらい。

Pはx軸上を毎秒1cmで進む。8秒後でCに止まり、動かない。
Qは①→②→③と動き、常にPの真上にくる
8≦t≦10では、③上をCに向かい、10秒後にPとQが出会う。

0<t≦2のとき、△OPQは底辺と高さがともに増えていくので、
その面積はy=ax2で増加する。
A(2、8)を代入。
8=22
a=2
y=2x2

xは時間t、yは△OPQの面積Sなので文字を置き換えること!
S=2t2

② 10.2%!(部分点26.9%、無答35.5%)
先に解答から。

0≦t≦2は、前問のS=2t2
(1、2)を通過するように書こう

問題は、Qが②上にあるとき(2≦t≦8)。
反比例はx座標とy座標の積が比例定数で一定
②:y=16/x
xy=16
xとyの積が常に16だから、S=xy÷2=8で一定。
2≦t≦8は横線になる。

③ 6.1%!!(部分点11.2%、無答51.3%)
先ほどのグラフにS=5を追加。

1つ目は、S=2t2のところ。
5=2t2
t=±√(5/2)=±√10/2
t>0より、t=√10/2

2つ目は、三角形の相似を用いる。
VW=2×3/8=3/4
Wのt座標は、8+3/4=35/4
したがって、t=√10/2、35/4

大問6(関数)

(1) 79.7%
y=x-1にy=0を放り込む。
0=x-1
x=1

(2) 64.0%
2直線の交点座標は方程式で解く。
x-1=1/3x+3
x=6

y=6-1=5
P(6、5)

(3) 60.9%
A(1、0
)B(0、3)
△OABで三平方。
AB=√(12+32)=√10

(4) 19.8%!(部分点14.7%)
∠ABP=90°となる理由。
誘導があるのでありがたい。三平方の定理が成り立てばいい。

長方形を描くとわかりやすいかな?
BP=√(62+22)=
2√10
PA=√(52+52)=
5√2

AB=√10なので、
√102+2√102=5√22
すなわち、AB2+BP2=PA2という関係が成り立つので、
PAを斜辺、その反対側にある∠ABP=90°となる直角三角形。

(5) 2.0%!!(無答73.6%)
まずは図形を確認。

問題文からCとSの位置を確定する。
Cの座標を決めたい。
APが円の直径である点に注目。

直径に対する円周角は90°。
また、y=x-1は傾きが1なので45度線。
ここから、△ACPは45°-45°-90°の直角二等辺三角形となる
C(6、0)

CからAPに向けて垂線をひくと、円の中心であるOと交わる
なぜなら、∠OAC=45°であり、傾き1に対して直交する線分の傾きは-1、
つまり、45度に傾くので、
45°-45°-90°の直角二等辺(OA=OC;円の半径)になるから。
1:1:√2より、OA=OC=5×1/√2=5√2/2

Sを回転させたときの立体を想像する。
求めるべき立体は、半球から内部の円錐をひく
球の体積:4/3πr3
半球-円錐
=4/3π×(5√2/2)3×1/2-(5√2/2)2π×5√2/2×1/3
=(5√2/2)3π×2/3-(5√2/2)3π-1/3
=(5√2/2)3π×(2/3-1/3)
=125√2/4π×1/3
=125√2/12πcm3
式が複雑で計算力も問われる(;`ω´)
分配法則をうまく利用しよう。

公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました