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2019年度 山口県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均26.8点(50点満点)

問題はコチラ→リセマムさん

大問1(計算)

(1)
4×(-3)=-12

(2)
(-2)2+1
=4+1=5

(3)
2(a+
5)+(7a-8)
=2a+10+7a-8
=9a+2

(4)
8/3xy÷(-6x)
=-4/9y

(5)
5√5+√20
=5√5+2√5=7√5

大問2(小問集合)

(1)
2+4a-45
=(a-5)(a+9)

(2)
2x+3y≦4000

(3)
n角形の内角の和→180(n-2)
180(10-2)÷10=144°

外角から攻めてもOK。
n角形の外角の和→360°
180-360÷10=144°

(4)
yの変域が正である→a>0(グラフは下に凸)
x=2のとき、y=3となる。
3=22
a=3/4

大問3(方程式)

(1)
豆腐40gあたりで脂質は1.4g。
100gあたりでは、1.4×100/40=3.5g

(2)
一次方程式でも解けるが、連立と指定されているので、
豆腐をxg、牛ひき肉はygとおく。
重さの合計から、x+y=120…①

気を付けるべき点は、カロリーを1gあたりに直しておくこと!
豆腐24kcalは40gあたり、牛ひき肉210kcalは100gあたりの数値。
xとyの単位がgなので、1gあたりのカロリー値を計算しておく。
豆腐…24÷40=0.6kcal 牛ひき肉…210÷100=2.1kcal
0.6x+2.1y=150…②

①、②を解くと、x=68、y=52
豆腐…68g、牛ひき肉…52g

大問4(確率)

Aは4か5を取り出せば良い。
ア…2/5

Bについては答案に過程も記述する。
全体の取り出し方は、3×3=9通り

4以上より、4未満の方が場合の数が少ない。余事象から攻める。
4未満の取り出し方は、(1、1)(1、2)(2、1)の3通り。
4以上の取り出し方は、9-3=6通り。
6/9=2/3
イ…2/3

A;2/5、B;2/3
Bの方が確率が大きいので、Bの方が起こりやすい。
ウ…B


大問5(関数)

(1)
反比例は、xとyの積が比例定数aで一定。
いずれかを2、3、4…倍すると、
他方は1/2、1/3、1/4…倍になる。
1/4倍

(2)
y=-12/xの式に、y=2を放り込む。
A(-6、2)

A(-6、2)→B(0、3)に移動すると、
右に6、下に5だから、傾きは-5/6。
切片は-3なので、y=-5/6x-3

(3)
長方形を2分割したときの、上と下の四角形の面積比を求めるので、
先に座標を確認しよう。

y=1/2x-2に、x=-4を代入してP、x=2を代入してQの座標がでる。
y=12/xに、x=2を代入してE。
Dは、Cのx座標とEのy座標を組み合わせる。

各々の長さを求める。
台形の面積比は上底+下底の和
四角形CPQF:四角形EQPD=7+4:2+5=11:7
よって、四角形CPQFは四角形EQPDの11/7倍。

大問6(空間図形)

(1)
作図問題。
折り返したらAとQが一致した。
折り目は対称の軸→AQの垂直二等分線
これとAQとの交点がPとなる。

(2)

青い部分が等しい。
半円の弧の長さは、6×2×π÷2=6π

6πを円周とする直径は6cm。
容器を正面から見ると、1辺が6cmの正三角形が見つかる。
1:2:√3より、容器の高さは
3√3cm。

大問7(データの活用)

(1)
待機時間が3分なので、Pは30分歩いていたことになる。
1800mで30分だから、1200mは、30×1200/1800=20分後
b=20+3=23分
a=20、b=23

(2)ア:13
B中学校の0~1000の度数を求める。
60×45/150=18
c=60-(18+21+5+3+0)=13

イ:エ
「通学距離が短い階級ほど生徒の人数が多い」わけではなかったので、アは×。
150人の中央値(メジアン)は、75番目と76番目の平均値
これは、階級の幅が1000から500に短くなっても変わらない。

表1で中央値は1000~2000mの階級に含まれる。
残るイ・ウ・エのなかで、イは最頻値(モード)が500~1000mにあるので×。
グラフに具体的な数値が書かれていないので、ウ・エの判定にやや悩むが、
表1より、0~1000mは45人と確定しているので、1000~1500mが30人を超えれば、
1000~1500の階級に中央値である75番目と76番目の平均値が含まれる。
(1000~1500の階級の30番目が全体の75番目、31番目が全体の76番目)
よって、エ。


大問8(文字式)

(1)
穴を埋めてみよう。

2x+13=27
x=7

(2)

6段目…10a+5b+32

問題は、10a+5b+32の値の一の位の数が、いつも同じであることの証明。
問題文には『bは2以上の偶数』とある。
5に2の倍数をかけると10の倍数になるので、
10a(10の倍数)+5b(10の倍数)の一の位は0だから、
定数項の+32をすれば、一の位は必ず2となる。

@以下、公式解答より@
bは2以上の偶数なので、nを自然数とすると、b=2nで表される
10a+5b+32
=10a+5×2n+32
=10a+10n+30+2
10(a+n+3)+2
a+n+3は自然数だから、10(10a+n+3)は10の倍数である。
よって、10(a+n+3)+2の値の一の位の数は2である。
したがって、10a+5b+32の値の一の位の数は、いつも同じ数2になる。
*bは偶数だから、はじめにb=2nとして、b→2nに変換する。
32は30と2に分割し、30を共通因数10に巻き込む。
すると、式の前半が10の倍数でまとめられるので、孤立した2が一の位の値となる。

大問9(平面図形)

(1)
△GAD∽△GBFの証明。
辺の情報が乏しいので、角度で攻める。

弧DE=弧ECから、その中心角も等しい。
弧CDに対する円周角とコンボさせて2角相等→∽

(2)
EG=2cmという中途半端なところの長さが与えられている。
EGではなく、AGを1辺とする三角形を探そう
前問の相似を証明した△GADはAGを1辺とする。
求めたいAFを1辺とする△CAFもなんとなく△GADと相似に見える。

△CFAと△GFBに注目しよう。
2つの三角形の内角において対頂角を相殺すると、
蝶々型の先端の角の和は等しくなる(∠FAC+∠FCA=∠FBG+∠FGB)。
∠FAC=∠FBGなので、∠FCA=∠FGB
ここから2角が等しくなり、△GAD∽△CAFが導ける。

AF:AD=AC:AG
AF=8×8/10=
32/5cm
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