平均58.3点(前年比;-3.3点)
問題はコチラ→PDFファイル
*直訳にこだわりません。
大問1(リスニング)
(1)B 99.3%
A:ハンバーガー1つ、ホットドッグ2つ、コーヒー1杯お願いします。
B:ごめんなさい。ホットドッグはありません。
A:本当ですか?わかりました。じゃあ、ハンバーガーをあと1つお願いします。
B:かしこまりました。全部で600円になります。
問題―男性は何を食べる?
*『one more~』=もう1つの~。
注文はバーガー2つとコーヒー1杯。
(2)C 98.7%
A:この絵の鳥を見て。とても可愛いね。見にきて良かった。
マイクは何か好きな絵はあったかい?
B:うーん、良い絵がたくさんあるよ。僕が気に入ったのは電車と山の絵かな。素晴らしい。
A:おぉ、それはまだ見てないよ。どこにあるの?
B:あっちで見たよ。
問題―彼らはどこで話している?
*pictureがあるのはCしかない。
『over there』=あそこに、向こうに
(3)A 99.0%
A:お母さん、お父さんどこにいるか知ってる?見当たらないよ。2階にいない。
B:お父さんは手紙を出しに郵便局へ行ったわ。
A:え、そうなの?庭にイスを運びたいのに重すぎて…。お父さんの助けがいるよ。
B:あら、見て。お父さんがちょうど帰ってきたわよ、マイケル。見える?車を停めたわ。
問題―マイケルの父はどこにいる?
*現在完了の完了用法。
車庫…garage、駐車場…parking lot
(4)B 93.4%
ロバートはケンに、明日一緒にサッカーをやろうと誘った。
ケンは明日の朝、家で母を助けなければならなかった。
だが、午後は予定がないので、彼はそのときにサッカーをしたい。
問題―ケンはロバートに何という?
A:助けてくれてありがとう B:明日の午後はどうかな?
C:自分でできるの? D:ごめん、1日中忙しいんだ。
*『ask 人 to~』=人に~を頼む。求める。
『How about~?』=~はどうですか。名詞(動名詞)がうしろにくる。
『by oneself』=1人で、『all day (long)』=1日中
(5)D 83.8%
ミカは父と散歩をしている。
彼女は途中で鍵を見つけたが、誰の鍵かわからなかった。
父は彼女にどうすべきか伝える。
問題―ミカの父はミカに何と言う?
A:鍵を失くしたよ。 B:明日探すよ。
C:私のはちょっと小さいよ。 D:警察署へ持っていこう。
*『police station』=警察署
遺失物を警察に届ける。『on the way』=途中
(6)
バスのツアーガイドの話を聞き、問題1~3の最もふさわしい答えを選びなさい。
11時55分なので、もうすぐランチタイムです。まもなく埼玉レストランに到着します。レストランについて説明させてください。
レストランの日本食はとても人気ですが、別の国の料理を食べたいなら、埼玉レストランはぴったりな場所です。世界中の多種多様な料理を食べることができます。
ケーキもとてもおいしいです。多くの人たちはレストランでチョコレートケーキを注文します。フルーツケーキやアイスクリームも食べられます。きっとすべての食べ物を気に入りますよ。
ちょうどレストランに着きました。今は12時です。バスは1時間30分、ここに停車します。ランチを終えたら自由時間です。買い物に行きたいならできますよ。レストランの近くにチーズケーキを売っている有名なお店があります。とても人気です。午後1時25分までにはバスへ戻ってください。皆さんありがとう、楽しんで。
①A 98.0%
問題―埼玉レストランで最も人気のあるケーキは何?
A:チョコレートケーキ B:アイスクリームケーキ
C:フルーツケーキ D:チーズケーキ
*アイスクリームケーキは無い。チーズケーキは別の店で売っている。
there is構文で『near the restaurant』が先にあるのは倒置による強調。
②D 62.4%
問題―バスは何時にレストランを出発する?
A:午前11時55分に B:正午に
C:午後1時25分に D:午後1時30分に
*説明が始まったのが11時55分。バスがレストランに到着したのが12時。
そこから1時間30分、バスが停車するので、発車時刻は午後1時30分。
集合時間が午後1時25分だから、それより後ろはDしかないとも判断できる。
③C 96.7%
問題―埼玉レストランについて正しいのはどれか?
A:レストランでは、中国料理が日本食よりも評判が良いです。
B:バスに乗っている人々は、昼食を注文するためにはバスを降りなくてもいい。
C:レストランは世界中の多種多様な料理を食べるのにぴったりの場所である。
D:レストランにはいくつか有名な店がある。
*『don’t have to~』=~する必要がない
『get off』=降りる、『get on』=乗る
(7)
カヨとアメリカの留学生ジョンの話を聞き、問題文を読みなさい。
問題1~3の答えを英語で書きなさい。
ジョーン:おはよう、カヨ。ごめん、ちょっと遅れた。
カヨ:いいのよ。何してたの?
ジョーン:日本語の新聞を読んでいたんだ。日本語の学習に良いやり方だから、毎朝読んでるよ。
今朝は難しい漢字をみつけて、ホストファザーにどう読むか聞いたんだ。
カヨ:そうだったのね。日本語はどれくらい勉強してるの?
ジョーン:3年だよ。漢字の読み書きがまだ難しいよ。カヨは朝、いつも何してるんだい?
カヨ:朝はいつもラジオの英語番組を聴いてるわ。将来、仕事で英語を使いたいの。
だから、月曜から金曜まで毎日聴いてるわ。
ジョーン:良いね。
カヨ:朝の自由時間に好きなことを学ぶのは素晴らしいことだと思うわ。
ジョーン:そうだね。ところで、放課後は暇かい?
カヨ:ええ。どうしたの?
ジョーン:数学の宿題があるんだけど、いくつかの問題が解けなくってさ。
君は数学が得意だから、助けて欲しいんだ。
カヨ:OK。実はまだ宿題終わってないの。一緒にやりましょう。
ジョーン:ありがとう。
①例:To ( learn Japanese ). 72.3%(一部正答4.3%)
問題―なぜジョンは毎朝、日本語の新聞を読むのか?
*シンプルに答えよう。
②She listens to the program ( five days a ) week. 18.5%!(一部正答12.9%)
問題―1週間に何日、カヨはラジオの英語番組を聴いているか?
*『How many days a week~?』=1週間のうち何日~?
月曜から金曜→平日の週5日
1週間のうちの5日だから『five days a week』になる。
『program』=番組
③Because she is ( good at ) math. 89.1%(一部正答2.0%)
問題―なぜジョンは数学の宿題の手伝いをカヨに求めたのか?
*『be good at~』=~が上手、得意である。
『help 人 with~』=人の~を助ける
大問2(対話文)
【1】
ある日の放課後、ナオトとキミーとアヤカが話している。
ナオト:僕たちのALTのスミスさんがオーストラリアに帰るよ。
彼はよくこの書道部に来るね。部員のみんなは彼のことがとても好きなんだ。
キミー:私たちにとても親切よね。良いアドバイスもくれるし。
アキコ:彼はよく助けてくれるわ。私たちが書いた書道の作品も愛してくれる。
ねぇ、考えがあるんだけど。彼にプレゼントを渡さない?
ナオト:良い考えだね!何を買おうか?
キミー:色紙にメッセージを書きましょうよ。私たちのメッセージを喜んで読んでくれると思うわ。
アキコ:良いわね。よくあるプレゼントだし、作りやすいしね。ほかにも何か作ろうか?
ナオト:色紙とあと1つあげたいけど、今は良いアイデアが思いつかないよ。
キミー:彼は何が好きなんだろう。
アヤコ:私たちの考えをほかの部員にも伝えましょう。
彼にふさわしいプレゼントを選ぶのをみんな助けてくれると思うわ。
(1)例:Should we〔make something alse for〕him ? 26.1%!(一部正答33.0%)
*『make 物 for 人』=人のために物をつくる。
『something else』=他の何か
e.g.) Is there anything else?…他に何かありますか?
通常、疑問文ではsomethingをanythingに変えるが、
相手から肯定的な返事が期待できるときはsomethingのままにする。
(2)I think 〔 everyone will help us choose a good present for him〕 69.6%(一部正答2.3%)
*直訳すると、「私たちが彼のための良いプレゼントを選ぶことを皆が助けると思う」
『help 人 to 動詞の原形』の形で、helpの場合はtoを抜いても良い。
【2】
翌日、部員と話したあとで話し合いを始める。
ナオト:じゃあ、部のみんなはスミスさんにプレゼントを渡したいってことだよね?
アヤコ:ええ。昨日、部のミーティングでプレゼントの件を話したんだけど、
色紙と一緒に何をプレゼントとして渡すべきか決められなかったの。
キミー:だから、良い案を出さなくちゃ。
ナオト:部のミーティングで話したあと、部員の1人からスミス先生の自己紹介文をもらったよ。
スミス先生が最初の英語の授業で生徒全員にそれを渡したんだ。ヒントになると思う。
この紙からアイデアを探そう。先生が興味を持っているものをあげた方がいいよね。
アヤコ:いい考えね。あ、これ見て。先生のアドバイスは本当に助かる。
キミー:そうよね。あなたの英語はすごく上達したわ!
ナオト:この紙によれば、花もあげるのはどうかな?きっと喜ぶよ。
キミー:それは良い考えではないと思うわ。花や植物を国外へ持ち出すにはルールがあると思う。
ナオト:あぁ…日本からオーストラリアへ花を持っていくのは無理ってこと?
キミー:よくわからないけど、もし私たちがあげた花が日本からオーストラリアへ
持っていくことができなかったら、問題になるかもしれないわ。
アヤコ:大きすぎたり、重すぎるものをあげても、オーストラリアに持っていきづらいから、
そのようなものは選ぶべきではないわね。
ナオト:その通りだね。代わりに何をあげようか?
自己紹介文
みなさん、こんにちは!私の名前はティモシー・スミスといいます。オーストラリアから来ました。趣味はお花の世話をすることです。
日本のポップソングが好きです。好きな日本食は寿司とたこ焼きです。ですが、日本の暑い天気はあまり好きではありません。いつか、書道や剣道をやってみたいです。
今日は、英語の学習についていくつかアドバイスをします。( A )すべきだと思います。
頑張って!ありがとう。
(3)例:I think you should 〔talk to different people in English. You will never use English without making mistakes.〕 26.4%!(一部正答50.8%)
*「いろんな人と英語で話すべきだと思います。間違いを犯さずして英語は使えないのです」
英語の学習に関するアドバイスを述べる。
本番ですぐ書けるよう、ネタを用意しておいた方がいい。
【3】
彼らは話し合いを続けている。
アヤコ:彼に歌を歌うのはどう?キミーは何か良い日本のポップソングを知ってる?
キミー:ええ。私たちが彼に歌うことのできる日本のポップソングを考えてみるわ。
ナオト:ありがとう。きっと、彼は日本のポップソングを聞くのが好きなんだよ。
だって自己紹介文にそう書いてあったし。
キミー:じゃあ、私はピアノが弾けるから、ピアノで歌を演奏するわ。
音楽の先生の福田先生に頼めば、学校の音楽室を使えると思う。
歌を歌うことになったら、私が先生に頼んでみるわね。
ナオト:良いね。じゃあ、僕たちの写真を集めて、フォトアルバムを作るのはどうかな?
キミー:それも良いわね。写真をたくさんみつけなくちゃね。
フォトアルバムを作るなら、ホームルームの先生の岸先生にカメラを借りて、
新しい写真を撮れるよ。あ、もう1つアイデアがあるわ。
(4)エ 89.4%
ア:スミスさんが好む良い写真を撮るのは難しいと、キミーは考えている。
イ:アルバムの写真が十分ではないため、ナオトは岸先生に写真撮影を頼む。
ウ:アヤコは歌う練習をしたいので、キミーに練習のためにピアノを弾くと言った。
エ:キミーは必要があれば音楽の先生に音楽室を使わせてもらうように頼む。
*使役動詞letが登場した。
『let+人+動詞の原形』=人に~させる
【4】
彼らは結論を得ようとしている。
キミー:プレゼントに書道の作品を書くこともできるけど、どう思う?
ナオト:良い考えだね。作品にはどんな言葉を書くべきかなぁ。
キミー:今、私たちは3つのプレゼントのアイデアを思いついたわ。
彼のために歌を歌うこと、フォトアルバム、それと書道の作品。
色紙に加えて、3つ全部をプレゼントするのはどうかしら?
ナオト:全部を用意する時間はもうないよ。色紙ともう1つのプレゼントにしよう。
3つのなかから1つを選ぼうよ。
アヤコ:OK。私はフォトアルバムが一番良いと思う。
だって、彼がそれを見たら、日本にいた時間を思い出せるから。
キミー:その通りだわ。わかった。あとで岸先生に会いに行くわね。
スミス先生、私たちのプレゼントを喜んでくれたらなぁ。
ナオト:僕もそう思うよ。僕たちの計画を他の部員にも伝えよう。きっと気に入るさ。
(5)例:To borrow a camera. 31.0%!(一部正答27.4%)
*なぜ、スミス先生へのプレゼントを選んだあと、キミーはホームルームの岸先生へ会いに行くか?
Mr.Kishiが出てくるのは【3】の最後のセリフ。
(6)①イ 59.7%
プレゼントは色紙と3つのアイデアのうちの1つにするべきだとナオトは考えた。なぜなら…
ア:彼は今、良い考えが全く浮かばないからだ。
イ:スミス先生に3つすべてのプレゼントを用意するには、多大な時間がかかるからだ。
ウ:彼は自分の考えをすべての部員に伝えなければならないからだ。
エ:4つのプレゼントからたった1つを選べばスミス先生には十分だからだ。
*【4】のナオトのセリフ。『We don’t have enough time to prepare all of them.』
⇒~する十分な時間がない。
『take too much time to~』…多くの時間を要するので~できない、~にはとても時間がかかる
②ア 61.4%
議論のあいだ…
ア:ナオトはプレゼントに花のアイデアを思いついたが、キミーは賛同しなかった。
イ:自己紹介文に書かれた情報をもとにスミス先生は良い書道の作品を作れるとキミーは思った。
ウ:ナオトがスミス先生の自己紹介文を持ってきたので、スミス先生は日本のことを思い出せた。
エ:部員全員の書道の作品は良いプレゼントになるとアヤコは言った。
*【2】でナオトが花を提案するが、キミーが『rules』を理由に否定している。
検疫は『quarantine』。
(7)例:Hey, don’t you have〔the pictures you took〕at the school festival two years ago? 18.2%!(一部正答25.4%)
キミー:スミス先生にフォトアルバムを作るために、写真撮影を始めたわ。
これがそのいくつかの写真よ。どう?
ナオト:おぉ。良い写真だけど、もっといるね。
キミー:ねぇ、2年前の文化祭で〔あなたが撮った写真、持ってないの〕?
そのとき、私たちと一緒にスミス先生がいたはずよ。
あのとき、岸先生、あなたにカメラを使わせなかった?
ナオト:あ、思い出した!文化祭のあと、岸先生が写真を何枚か僕にくれたんだ。
家にあるか探してみるよ。
*4語指定以上の指定。
続きの文を読むと、文化祭で岸がナオトにカメラを使わせ、文化祭後に何かをあげたとある。
⇒ナオトが撮影した写真を渡したのでは?
主文の動詞が現在形なのに、文末に『two years ago』がついている。
(2年前の文化祭で撮影した)写真を持っている?と、先行詞の写真を関係代名詞で修飾する。
目的語の関係代名詞whickやthatは省略できる。
大問3(長文読解)
小学生のとき、木製の鉛筆を使わなければならなかった。シャーペンを使いたかった友人もいたが、私の小学校では使わなかった。なぜ、小学生が最初に使う筆記用具が鉛筆なのか?私が学校で使った鉛筆は母親がくれたもので、鉛筆が短くなったら、母に再び新しい鉛筆を買ってくれるように頼んだ。中学校へ入学すると、ほとんど全ての友人がシャーペンを使い始めた。私は小学生のころはいつも木製の鉛筆を使っていたが、その後、シャーペンだけを使った。ある日、新聞を読んでいたら、鉛筆に関する記事を見つけた。それによると、1960年代の日本ではおよそ14億本の鉛筆が毎年作られていたが、2019年ではたった1億8千万本の鉛筆しか作られなかった。これは1960年代に毎年作られていた鉛筆の量の約13%に相当する。理由の1つは、子供の人数が減少したことだ。私は鉛筆に興味を持ったので、ネットで調べることにした。
1564年、イギリスのボローデールで、黒い物質が地中から発見された。この物質は黒鉛だ。人々は、黒鉛が物を書くのに役立つと知った。しかし、黒鉛を握ると手が汚れてしまう。①だから、2枚の木材のあいだに黒鉛を挟んだ。これが最初の鉛筆だった。その後、鉛筆はヨーロッパ中に渡り、すぐに普及した。約200年後、ボローデールの黒鉛がなくなってしまい、人々はもはや黒鉛を見つけることができなくなった。イギリスの人々はボローデール以上に良質な黒鉛を見つけられなかった。②だから、別の方法で鉛筆を作らなければならなかった。鉛筆作りの試行錯誤を重ねて、黒鉛と硫黄を混ぜた。だが、硫黄が混ざったこの黒鉛は、ボローデールの黒鉛ほど質は良くなかった。しかし、ドイツでは、黒鉛と硫黄をよりうまく混ぜる方法が知られていた。フランスの人々はイギリス産の鉛筆を買っていたが、18世紀には英仏間で起きた戦争を理由にイギリスから鉛筆を買うことができなかった。一説によると、ナポレオン・ボナパルトがフランスで独自の鉛筆を作る必要があったため、ある科学者により良質な鉛筆を作るように求めたと言われている。その科学者は黒鉛と粘土を混ぜ、鉛筆の芯をつくるために粘土が混ざった黒鉛を1100℃程度まで熱した。そして、科学者はついにベストな芯を作ることができた。それは今日使われている芯とほぼ同じものだ。③その後、19世紀にアメリカの鉛筆会社が新しい鉛筆の製法を開発した。その会社は2枚の板に6本の芯を挟み、それを切断して6本の鉛筆にした。現在、鉛筆を一度に大量生産するのに使われる工程とほぼ同じである。
日本の鉛筆はどうだろうか?徳川家康が日本で初めて鉛筆を使った人物だと言われている。静岡県にある〔神社では、彼が使用していた鉛筆を1617年から守り続けている〕。明治時代、日本人は欧米から新しい物事を数多く学ぼうとしていた。若い人々には以前よりも多くの学ぶ機会があった。1873年、約20人の日本人技師が、新しい技術を学ぶためにヨーロッパへ派遣された。彼らが日本に帰国をした後、鉛筆の製造方法を教える者がいた。小池卯八郎(うはちろう)という人物が日本で最初の鉛筆を作ったと言われている。日本で作られた鉛筆は、1877年、東京の上野で開かれた博覧会に【A展示】された。そして、鉛筆は日本で浸透していき、多くの人が鉛筆を使い始めた。当時、約40の鉛筆会社が設立され、そのなかには現在でも鉛筆を作っている会社がある。
鉛筆にはいくつか長所がある。たった1本の鉛筆でどのくらいの距離を書けるかご存知だろうか?ネットで読んだ記事によると、およそ50kmの線を描けるとあった!これはすごいと思った!他のあらゆる筆記用語よりも鉛筆が最も長く書くことができる。また、鉛筆は様々な環境にあっても使うことができる。たとえば、冬の山頂のようなとても寒い場所でボールペンを使うと、書くことはとても難しいだろう。日本では、鉛筆は小学生が書き方を学ぶために用いられる最初の筆記用具である。なぜなら、鉛筆は壊れにくいからだ、もし鉛筆が無く【Bなった】ら、日本の子供たちは書く練習をするのがより困難を極めるだろう。
私は鉛筆について多くのことを知った。鉛筆には非常に興味深い歴史がある。それを知ってとても驚いた。私たちの身の回りにある他の文房具についてはどうだろうか?それらにも独自の驚くべき歴史があるかもしれない。私は他の文房具についても詳しく知りたい。
(1)例;Because they are hard to break. 27.7%!(一部正答11.2%)
*直訳「なぜ、鉛筆が日本の小学生に使われる最初の筆記用具なのか?」
≒なぜ、日本の小学生が使う最初の筆記用具が鉛筆なのか?
4段落目の最後のほう。『In Japan, pencils are the first writing tools elementary school students use to learn how to write because pencils are hard to break.』
e.g.)壊れやすい→be easy to break
(2)
ア:新しい黒鉛を見つける前、彼らは200年間、同じ方法で新しい鉛筆を作っていた。
イ:その後、その人々はついにイギリスへ鉛筆を持ち込んだ。
ウ:そして、19世紀にはアメリカの鉛筆会社が新しい鉛筆の作り方を見つけた。
エ:そして、その科学者たちは金を稼ぐために、アメリカの鉛筆会社に新しいものを売った。
オ:だから、彼らは鉛筆を作る別の方法を見つけなければならなかった。
カ:だから、彼らは2枚の木材に黒鉛を挟んだ。
①カ 71.0%
*黒鉛を持つと手が汚れる→(?)→これが最初の鉛筆。
手を汚さないために、黒鉛を木材のあいだに挟んだ。
『put O between~』=Oを~のあいだに置く、挟む。
②オ 57.1%
*ボローデールの黒鉛がなくなった→(?)→いろんな方法で鉛筆を作り、黒煙と硫黄を混ぜた。
新しい鉛筆作りの製法を模索している。
『another way』=別の方法
③ウ 33.0%!
*フランスで黒煙と粘土を混ぜたものを約1100℃に熱するという鉛筆の製造方法が開発される→(?)→その会社では2枚の板に6本の芯を挟み、6本の鉛筆に切り分ける。これは現代で行われる鉛筆の大量生産方式とほぼ同じ。
『the company』の鉛筆の製法に言及する選択肢を選ぶ。
三菱鉛筆より。等間隔に溝をつけた板に芯を乗せ、板をフタして切り分ける感じです。
(3)In Shizuoka Prefecture, a〔shrine has been protecting the pencil that he〕used since 1617. 21.8%!(一部正答0.7%)
*日本で初めて鉛筆を使った人物は徳川家康→静岡県で、1617年から(?)。
he=徳川家康、『shine』=神社
→家康が使っていた鉛筆を静岡にある神社が1617年からprotectingしているのでは?と想像する。
冠詞のaに続くのは形容詞か名詞。主語は『a shine』しかない。
that節の動詞はused、主語はhe。(that he used)がthe pencilを後置修飾する。
主文の動詞は現在完了進行形have been protecting。
TBSより。こちらが噂の鉛筆です。
久能山東照宮博物館に展示されているそうです。
(4)A:shown 74.9%(一部正答2.0%)
*日本で作られた鉛筆は1877年、東京の上野で開かれた博覧会でどうされたか。
⇒展示される。
受動態なので、showをshownに変換する。
類語はexhibit。
B:were 35.6%(一部正答1.3%)
*もし鉛筆がなかったら、日本の子供たちは書く練習をするのがより困難になるだろう。
事実に反する仮定法。仮定法過去のbe動詞はwereを用いる。
…wasを使うネイティブもいるようだが、試験ではwereと答えよう。
『If it were not for~』『Without~』『But for~』=~がなければ
(5)1本の鉛筆で約50kmの線が描けること。 46.2%(一部正答27.1%)
*前文を訳せばいい。
(6)
ツネオは小学校では鉛筆を使っていたが、中学校では①(使うのを)止めた。ある日、彼は新聞記事から鉛筆に興味がわいた。鉛筆について調べ、彼はたくさんのことを学んだ。たとえば、いつどこで鉛筆が初めて作られたのかを知り、どうやって人々はより良く②(鉛筆を作ったのか)、どのように鉛筆が日本へ紹介されたのかを知った。1本だけの鉛筆で描ける長さなど、鉛筆について他にも様々なことを知った。ツネオは、鉛筆の興味深い歴史を学んで③(驚いた)。彼は他の筆記用具の歴史についても詳しく知りたいと思っている。
①using them 30.4%!(一部正答13.5%)
*ツネオは小学校では鉛筆を使っていたが、中学校ではシャーペンだけを使うようになった。
1段落目の半ば『~but after that, I only used mechanical pencils.』
動詞の前にあるonlyは、目的語のmechanical pencilsを強調する。
⇒「鉛筆を使うことを止めた」とすればいい。
stopの目的語は動名詞をとる。手前のpencilsを代名詞themに置き換える。
②made pencils 7.6%!!(一部正答6.3%)
*鉛筆の製法に関してそこそこの文字量があったので、madeはくると見当をつけたい。
『how people made pencils better』⇒どのようにより良く鉛筆を作ったか。
『make O better』=Oをより良くする、改良する、改善する
『make O C』でOをCの状態にする。副詞wellの比較級better。
③surprised to 15.8%!(一部正答5.3%)
*最終段落。『It was very surprising to learn about.』=鉛筆の歴史を知って驚いた。
人物を主語にすると、『Tsuneo was surprised to~』。このtoは感情の原因を示す副詞的用法。
大問4(自由英作文)
8.3%!!(一部正答72.9%、無答6.3%)
【問題文】あなたの理解を深めるには、スピーチやプレゼンテーション(発表)は効果的だ。スピーチやプレゼンをするとき、あなたが詳しく知りたいことが見つかるかもしれない。詳しく知るには調べる必要がある。たとえば、学校ではいろいろな方法で調べることができる。学校の図書室やタブレット型コンピューターも助けになる。あなたは図書室やコンピュータなどをどのように使って調べるか?
解答例:The Internet is easy to research many thing. But information on websites is not always true. So, first I see what kind of people wrote the page. I think it is also important to visit different websites. I’ll try to learn more and be able to choose the right information.(50語)
(和訳)インターネットは多くのことを調べやすい。しかし、ウェブサイトにある情報が必ずしも正しいとは限らない。だから、まず初めに私はどんな人物がそのページを書いたのかを確認する。また、異なるサイトを見ることも大切だと思う。私はもっと学んで、正しい情報を選べるようにしたい。
*調べ学習の利用手段に関する英作文。
例題では図書室やコンピュータが挙げられているが、もちろん他でもいい。
”ネットの情報には誤りがある。そのためにどう注意するか”という視点が浮かびやすいと思う。
インターネット…『the Internet』だが、最近は頭文字を小文字で表記する人もいるらしい。
情報…informarion。代表的な不可算名詞で複数形のsがつかない!
以下、埼玉県立総合教育センターより。
最低でも40語は埋めないといけない。書きやすい展開と表現を思いつくには訓練がいる:( ´ω` ):
公式解答では、ネットの情報に誤りがないか、その後、学校の図書室の本を読むと展開しており、
libraryとcomputersをうまく併用している。
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