受験者平均9.7点(前年比;-2.3点)、合格者平均10.1点(前年比;-2.3点)
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大問1(小問集合)
(1)
4-6÷(-2)
=4+3=7
(2)
(2x+1)(3x-1)-(2x-1)(3x+1)
=6x2-2x+3x-1-6x2-2x+3x+1
=2x
(3)
(√5-1)2+√20
=5-2√5+1+2√5
=6
(4)
(x+1)(x-1)=3(x+1)
x2-1=3x+3
x2-3x-4
=(x+1)(x-4)=0
x=-1、4
*両辺に(x+1)が見えるからといって、両辺を÷(x+1)してはならない!
x=-1のときはx+1=0となり、0で割ることができない。
(5)
鉛筆5本…5a円、消しゴム1個…b円
お釣りがあったということは、購入代金は500円を下回る。
5a+b<500
(6)
中学受験の解き方をします。
ポイントは合計が変わらないこと。
変更前は、A:B=①:②
変更後は、A:B=□5:□7
③=□12なので、〇を4倍すれば□に統一できる。
変更により、Bは□1減り、これが14人にあたる。
全体は□12だから、14×12=168人
(7)
ア:x≧0であれば正しいが、x<0のときはxが増加するとyは減少する。×
イ:y軸を対称の軸として左右対称。〇
ウ:原点を通過するので、x=0のとき、最小値y=0→0≦y≦4×
エ:グラフは下に凸のグラフで、yの最小値は0。〇
イ・エ
(8)
6人の中央値は、3番目と4番目の平均値。
23と25の平均→24m
(9)
半径より、△ABOと△ACOは二等辺。
赤線でブーメラン型。
ブーメランの3つの角の和は、ブーメランの股の角。
∠ACO=(154-31×2)÷2=46°
大問2(小問集合2)
(1)
サイコロの出目の出方は、6×6=36通り
1~6までの約数を並べてしまおう。
1→1
2→1・2
3→1・3
4→1・2・4
5→1・5
6→1・2・3・6
カードを1枚に残すには、必ず6を出して4枚取らなければならない。
(4、6)(6、4)(5、6)(6、5)の4通り。
4/36=1/9
(2)
3と128を並べてみると、最後の方は2のベキ乗のレールに乗って1にたどり着く。
操作の回数は7回で固定なので、最初の方をいじる。
1つは、〔3→10〕を〔20→10〕にチェンジ。
もう1つは、〔128→64〕を〔21→64〕にチェンジ。
a=20、b=21
*本問はコラッツ予想とよばれる、数学界の未解決問題の1つ。
奇数なら3倍+1、偶数なら÷2をすれば、どんな自然数でも最後は1になるという。
(3)
与えられた式から座標を確認。
Aを通る、△BOCを二等分する直線とBCとの交点をDとする。
x座標を頼りに辺の比を考える。
AB:OB=3:4
DB=a、CB=bとする。
△BADと四角形AOCDの面積が等しいので、
△BADの面積を2倍すれば△BOCとなる。
隣辺比から、a×③×2=b×④
⑥a=④b
a:b=4:6=2:3
CD:DB=1:2
Dのx座標…-3+7×1/3=-2/3
Dのy座標…1+7×1/3=10/3
D(-2/3、10/3)
@別解@
別解というより、問題集に出てくる王道の解き方は等積変形かと思われる。
Oを通る、ACに平行な線をひき、BCとの交点をEとする。
BCを通る直線;y=x+4
ACの傾きが1/4なので、OE;y=1/4x
x+4=1/4x
これを解いて、Eのx座標は-16/3
DはBEの中点から、Dのx座標が-2/3
これをy=x+4に代入してD(-2/3、10/3)
(4)①
情報整理!
Aの40cmは1分あたり2cmずつCに移動。
ポンプPが止まるのは、40÷2=20分後
Cは75cmになるので、Bから75-40=35cm分の水が移された。
Bの35cmは1分あたり1cmずつCに移動。
ポンプQが止まるのは、35÷1=35分後
つまり、20分後にPが止まり、その15分後にQが止まる。
15分後
②
なかなか面白い(‘ω’)
はじめにAとBにどれほど水が入っているかはわからない。
→どちらのポンプが先に止まるかわからない。
とりあえず、座標をプロットする。
最初はPとQを同時に動かすので、Cは毎分3cmずつ高くなるはず。
原点から25分後の(25、45)までの傾きを調べると、45/25=9/5
3ではなくなっているということは、25分前にいずれかのポンプが止まっている。
Pが先に止まる;毎分3cm→毎分1cm→0
Qが先に止まる;毎分3cm→毎分2cm→0
25分まではどちらか一方は動いているので、Qが先に止まれば傾きは2より大きいはず。
よって、先に止まるのはポンプP、後に止まるのはポンプQとなる。
(ちなみに、(25、45)から(50、65)までの傾きは、20/25=4/5
傾きが1未満ということは、最後は2つのポンプが止まっている状態である)
変化の割合は3cm→1cm。
ポンプPがx分後に止まったとして、Cの高さで方程式を作成。
3x+1×(25-x)=45
x=10
ポンプPは10分まで稼働し、そのときのCの高さは3×10=30cm。
うしろの線分を延長すると(50、70)に向かい、(50、65)と交わらない。
yの最大値は65であり、手前の(45、65)でグラフが折れることになる。
大問3(図形)
(1)
発想力が求められる。
DFが∠ADCの二等分線である点をうまく活用する。
AEとDCを延長、交点をGとする。
△ADFと△GDFは、一辺と両端角が等しく合同。
DA=DGとなり、△ADGは二等辺となる。
①AD//BCから、錯角で∠AEB=∠EAD=56°
②二等辺三角形ADGの底角で、∠DGA=56°
③AB//DGから、錯角で∠BAF=56°
(2)①
四角形AEFDと四角形EBCFの周の長さが等しい。
AE=EBを相殺。共通辺EFも相殺。
BCはADより4cm長いので、DFがFCより4cm長くなればいい。
DF+FC=(FC+4)+FC=2FC+4=5cm
FC=1/2cm
DF=5-1/2=9/2cm
②
いろいろなやり方があると思われる。
ECに補助線。
四角形EBCFを△EBCと△ECFに分割する。
△EBCの面積…EはABの中点だから、高さは2cm。
6×2÷2=6cm2
Eを通る、BCに平行な線をひき、CDとの交点をGとする。
平行線と線分の比から、EGはADとBCの平均→EG=4cm
GはCDの中点で、CG=5÷2=5/2cm
FG=5/2-1/2=2cm
△ECF:△EFGの面積は、CF:FG=1/2:2=①:④
△ECFの面積…△ECGの面積の4/5倍→4×2÷2×①/⑤=4/5cm2
四角形EBCFの面積…6+4/5=34/5cm2
(3)①
組み立てると円錐台(プリン型)になる。
展開図の弧の長さから、円Qの直径は4cm、円Pの直径は6cmとなる。
円Pと円Qの面積の和は、3×3×π+2×2×π=13πcm2
②
PQの高さは、左側で三平方。
PQ=√(32-12)=2√2
OQ:OP=DQ:AP=②:③
OP=2√2×③=6√2cm
体積比は辺の比の3乗。
3×3×π×6√2÷3×(33-23)/33=38√2/3cm3
大問1
(4)両辺から(x+1)を消す人いそう。
(6)算数で解いた方が処理が速い。
大問2
(2)3と128が出ているので、これらで試行する。
7回固定だから最初しかいじくらない。
(3)隣辺比に慣れておく。
(4)数量変化に推論要素が含まれている。傾きの度合いに注目する。
大問3
(2)②テクニカルゆえ差がでやすい。問題集に類題がないことはない。
(3)立体図をきちんと描くこと。∽で高さを算出。
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