平均55.5点(前年比;+6.3点)
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大問1(小問集合)
(1)ア
12xy÷6y×(-3x)
=-6x2
イ
2/3a-(a-b)/2 ←6で通分
={2×2a-3(a-b)}/6
=(a+3b)/6
(2)
3ax2+12ax+9a ←共通因数3a
=3a(x2+4x+3)
=3a(x+1)(x+3)
(3)
3x2+3x-1=0
解の公式を適用して、x=(-3±√21)/6
(4)
千の位と一の位をx、百の位と十の位をyとすると、
4桁の整数は1000x+100y+10y+xと表せる。
1000x+100y+10y+x
=1001x+110y
=11(91x+10y)
91x+10yは整数なので、11(91x+10y)は11の倍数である。
したがって、千の位と一の位の数が等しく、百の位と十の位の数が等しい数は11の倍数である。
(5)
他の辺を?とする。
直角三角形の斜辺は最も長い辺なので、斜辺は7か?の2通りである。
√(72-52)=2√6cm
√(52+72)=√74cm
2√6cm、√74cm
(6)
答案では説明も書く。
平均3冊から、a+bの和を求める。
3×10-(2+4+1+1+6+5+4+2)
=30-25=5冊
(a、b)=(0、5)(1、4)(2、3)の3通りが考えられる。
10個の中央値(メジアン)は5番目と6番目の平均で、これが3冊になる組み合わせは、
(a、b)=(0、5)(1、4)
(7)
円は直線lと点Bで接する。半径と接線は接点Bで直交する。
また、AとBは円周上の2点で、半径OA=OBとなるからOはAとBから等距離にある。
→ABの垂直二等分線はA、Bから等距離にある点の集合で、これのどこかにOがある。
①Bを通る垂線と②ABの垂直二等分線の交点が円の中心O。
大問2(確率)
(1)ア
全体は3×3=9通り
積が6となる組み合わせは(a、b)=(2、3)(6、1)の2通り。
確率は2/9
イ
120を素因数分解すると、120=23×3×5
a(2・4・6)
b(1・3・5)
パッと見た感じ、120/abのほとんどが割り切れて自然数になる。
b=1ならば、aは何でもいい。
b=5でも同様。
しかし、3の素因数は1つしかないので、b=3のとき、a=6だけは無理。
残りの8通りはOKなので、確率は8/9。
(2)
確率1ということは、(a、b)の組み合わせが何であっても120/abが自然数になる。
前問より(a、b)=(6、3)のときだけダメなので、Bの3を何かと入れ替える。
a=6だとすると、bの最大数は120÷6=20…と答えたくなるが、
仮にbを20に入れ替えると、a=4のとき、120÷20÷4が割り切れない!
a=4のとき、bの最大数は120÷4=30=2×3×5
a=6のとき、bの最大数は120÷6=20=22×5
共通する因数から、bの最大数は2×5=10
ア…3、イ…10
@別解@
aの数を2・4・6の最小公倍数12とする。
bの最大数は、120÷12=10
大問3(方程式)
(1)
問題文の情報を図であらわす。
AとBのあいだは、100-(x+y)km。
(2)ア
1つ目は【学校~A+B~目的地】の時間で等式を立てる。
全体は90分=3/2時間
時間は全体の5/9倍だから、3/2×5/9=5/6時間
道のり÷速さ=時間
x/50+y/45=5/6 …①
2つ目は【A~B】で等式を立てる。
時間は3/2×4/9=2/3時間
先ほどのように道のり÷速さ=時間で、{100-(x+y)}/90=2/3としても良いが、
速さと時間が確定しているから、AB間の道のりは90×2/3=60kmとわかる。
ということは、それ以外の【学校~A+B~目的地】の道のりが100-60=40km
道のりで等式を立てると、x+y=40 …②
(例)
x/50+y/45=3/2×5/9
x+y=100-90×(3/2×4/9)
(*どの程度まで式を加工すべきか判断に迷う。理屈があっていれば間違いにはならない)
イ
x/50+y/45=5/6 …①
x+y=40 …②
①を450倍して、9x+10y=375 …③
③-②×9をすると、y=15
②に代入して、x=40-15=25
x=25、y=15
大問4(関数)
(1)
y=ax2にx座標を代入すると、A(-6、36a)B(4、16a)
直線lの傾きは-1。
A⇒Bは右に10、下に10移動する。
AとBのy座標で等式。
36a-16a=10
a=1/2
(2)
前問のaに代入して座標を確定する。
A(-6、18)B(4、8)
Aから左に6、下に6移動して、切片は18-6=12
y=-x+12
(3)ア
△PBAの幅は10cm、高さはEP=tcmなので、
△PBAの面積は、10×t÷2=5tcm2
イ
答案では説明も記述する。
△PBA=5tとわかったので、△PCDの面積もtで表してみる。
座標を確認。
底辺CD=10cm、高さPF=EF-EP=18-tcm
△PCDの面積は、10×(18-t)÷2=90-5tcm2
△PBA+△PCD=5t+(90-5t)=90cm2
tの値に関係なく、90cm2で一定である。
@別解@
△PBA+△PCD=四角形ACDB-(△PAC+△PBD)
PがE⇒Fに移動しても等積変形で△PACと△PBDの面積は変わらないから、
△PBA+△PCDは一定である。
(4)
2つの三角形の面積の和は一定。
底辺もともに一定で、各々の高さだけが変動する。
→高さの比が4:1であれば、面積比も4:1。
EP:PF=④:①
EF=18cmでPの速さは毎秒1cmだから、18×④/⑤÷1=72/5秒後
もう1つはPがFを通り越した場合。
EP:FP=④:①
EF=③=18だから、18×④/③÷1=24秒後
72/5秒後、24秒後
大問5(平面図形)
(1)
△ABD∽△DCFの証明。
弧ADに対する円周角(●)
弧ABに対する円周角→ED//BCの錯角(×)
2角が等しいので∽
(2)
△AEF∽△ABCより、EF:BC=AE:AB=⑤:⑨
平行四辺形EBCDの対辺は等しいので、ED=⑨
DF=⑨-⑤=④
DF=12×④/⑨=16/3cm
ADは△ABDの1辺→(1)△ABD∽△DCFを活用する。
平行四辺形の対辺から、DC=EB=4cm
相似比は△ABD:△DCF=⑨:④
AD=16/3×⑨/④=12cm
DF=16/3cm、AD=12cm
(3)
(2)より、FD:BC=④:⑨
△FDG∽△CBGより、FG:GC=④:⑨
→△BFG:△BGC=4:9
△BCF=13、平行四辺形BCDE=13×2=26
四角形BCDE(S):△BFG(T)
=26:4=13:2
大問1
(1)イ、この計算式は意外と間違いやすい。
(5)斜辺が最も長い→5が斜辺にくるのはあり得ない。2パターンに絞られる。
(6)地味に時間がかかる。後回しでも良い。
(7)接線と接点から垂線。AとBは同一円周上の2点だから垂直二等分線。
大問2
(1)イ、カードの数字は120の約数である。余事象から攻めると早い。
(2)20とひっかかりやすい。検算してみよう!
120÷(aの3通りの最小公倍数12)=(bの最大数)
大問3
この手の問題は、問題文の情報を図示すること!
(2)ア、部分点の拾い上げと記述・採点の負担を考慮してのことだと思うが、
式だけの記述は採点基準が緩やかであることを願う。
大問4
(1)ここでとちると次も落とす。
(3)イ、高さは18-tをおさえる。
(4)PがFを通過する前後で2パターン。
大問5
(2)前問の相似を疑う。
(3)最終問題だがやりやすかった。
FG:GCを求め、△BFCを2倍すれば平行四辺形EBCD。
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