スポンサーリンク

2021年度 愛媛県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均26.1点(前年比;0点)
問題はコチラ→PDFファイル
出題範囲の除外は『第3学年で学習する内容のうち資料の活用』。

大問1(計算)

(1)
(-3)×5
=-15

(2)
x/2-2+(x/5-1)
7/10x-3

(3)
24xy2÷(-8xy)×2x
=-6xy

(4)
(√3+√2)(2√3+√2)+6/√6
=6+√6+2√6+2+√6
=8+4√6

(5)
(x-3)2-(x+4)(x-4)
=x2-6x+9-x2+16
=-6x+25

大問2(小問集合)

(1)
2-8x+12
=(x-2)(x-6)

(2)
100mごとに-0.6℃ずつ低くなる。(気温の逓減ていげん率)
2000mでは、-0.6×2000/100=-12℃
7.6-12=-4.4℃

(3)
消去法で対処するといいかも。

青線がBCと交わる線分。赤線がBCに平行な線分。
ネジレはADとAE。
ウ・エ

(4)
13人の中央値(メジアン)は7番目→26m
太郎を合わせたら中央値が1m増えたから、太郎は26mより長い
14人の中央値は7番目と8番目の平均で27mになり、
7番目が26mだから、8番目は太郎で28m。

(5)
全体は、3×3=9通り
あいこはチョキ同士
のみ。
ポイントはBのチョキをチョキ1、チョキ2に分けること
(Aのチョキ、Bのチョキ1)
(Aのチョキ、Bのチョキ2)
あいこは2通り。
確率は2/9。

(6)
作図。
Aを通るBCに垂直な線をひき、BCとの交点が点Pになる。

(7)
答案では求める過程も書く。

速さが〔時速km〕なので、分を時間に統一する。
AB間の道のりをxkmとおくと、BC間の道のりは13-xkm。
休憩時間を除外すると、移動した時間は4-1/3=11/3時間

時間で等式を立てる。
x/3+(13-x)/5=11/3 ←15倍
5x+39-3x=55
x=8

AB間の道のり―8km
BC間の道のり―5km


大問3(文章題)

(1)

留意点は正多角形の内角ではなく、外角の大きさをxの値に設定する。
正方形はx=90にしてボタンを4回押す。
正三角形はx=120にしてボタンを3回押す。
正五角形はx=72にしてボタンを5回押す。
(*多角形の外角の和は常に360°。360÷5=72)

星型の先端をとする。
外角定理を2回つかうと、5つのを1つの三角形にまとめることができる。
=180÷5=36°
xの値は外角だから、180-36=144
ア…4、イ…120、ウ…72、エ…144

@別解@

もう1つのやり方は下に補助線をひき、2つの青線の三角形に注目する。
対頂角を除いた2角の和は等しく、図形全体が左右対称である点を加味すると、
●●を下に移動できる。1つの三角形の内角に5つのを集約できる

(2)
ご丁寧に書かれた『360の正の約数は24個ある』が特大ヒント(;^ω^)

ポイントは【外角の個数=正多角形の頂点の数】。
360の約数である120の場合、内角が60°で正三角形となるが、
外角から説明すると、外角の数が360÷120=3個と整数値になるので正多角形となる
x=130の場合、360÷130=2.76…と整数値にならない⇒正多角形にならない。

0<x<180だから、360の約数のうち1と2は除外する
(360÷1=360、360÷2=180)
したがって、答えは22個。

大問4(関数)

(1)
ア:反比例はxとyの積が一定。×
イ:反比例はx>0であってもx<0であっても、xが増加すればyは減少する。
 反対に、xが減少すればyは増加する。〇
ウ:反比例。×
エ:双曲線は原点に対して点対称。×

(2)
x=4をy=16/xに代入→y=4
A(4、4)をy=ax2に代入。
4=16a
a=1/4

(3)
y=1/4x2にx=-2を代入して、B(-2、1)
B(-2、1)⇒A(4、4)
右に6、上に3移動するから、傾きは3/6=1/2
Bから右に2、上に1移動して、切片は1+1=2
y=1/2x+2

(4)

C座標は求めなくても解ける。
AB//COゆえ、等積変形で△ABC=△ABO
△ABOの求積すればいい
6×2÷2=6

(5)
△ABPと△AOPが等積。
Pはy軸上の動点。辺ABと辺AOは固定

1つは、Aを通るBOに平行な線をひき、y軸との交点がPとなる。
なぜなら、等積変形で△ABPと△AOPの面積が等しくなるから。
BOの傾きは-1/2。
Aから左に4、上に2上がって、Pのy座標は4+2=6

もう1つは、Pはy>0の範囲を動く点なので、
先ほどのPの上ではなく下、具体的にはABの下では?

PがABの下にくると、△ABPと△AOPの関係性が大きく変わる!
Pのy座標をxとおく。
△AOPの面積…x×4÷2=2x
△ABPの面積…等積変形すると底辺はABのx座標の差、高さは2-x。
(2-x)×6÷2=6-3x

2x=6-3x
x=6/5
Pのy座標は6/5、6。


大問5(平面図形)

(1)
△AEF∽△DCEの証明。

長方形の内角より、∠FAE=∠EDC=∠FEC=90°
∠AFE=、∠AEF=×とすると、
×=90°だから、∠CED=180-(×+90)=
2角が等しく∽。

(2)
FB=10-4=6cm
折り返しから、FE=FB=6cm
△AEFで三平方→AE=2√5cm

(3)

長方形の横の長さがキニナル。
そこで、前問の相似を使う
FA:AE=ED:DC
ED=4×10/2√5=4√5cm

△DEG∽△CBGより、DG:GB=
→△EDG:△EGBの面積比は

EBに補助線をひき、四角形BGEFを分割する
△EFBの面積…6×2√5÷2=6√5cm2
△EBGの面積…△EBDの面積を3/5倍する。
4√5×10÷2×③/⑤=12√5cm2
合計して18√5cm2


大問1
独特な式もあるけど、5問死守。
大問2
(3)交わるのと平行なのを消していく。
(4)やや推論系。太郎は26mより長いことをまずおさえる。
(7)立式が苦手な人は、ちゃんと図を描いて情報を整理しよう。
大問3
活用の問題。応用力が試される。
(1)ロボットの進路変更は、内角ではなく外角の大きさ。
星型の先端角の出し方は考え方も大事。
大問4
(4)C座標無視でいける。
(5)完全正答は低そう。
辺ABと辺AOは固定なので、あらかじめ線をひいてみる。
どこで等積変形が使えるか→BO//PA
PはABの上か下かが2通りある。
大問5
(3)前問の活用に発想を飛ばしたい。EDの長さを知る。
求め方は複数ある。不要な部分を控除してもOK。
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました