平均48.6点(前年比;+8.6点)
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出題範囲の削減はなし。
大問1(小問集合)
(1)ア
6-(-1)
=6+1
=7
イ
(-2)2-5×3
=4-15
=-11
ウ
9/4xy3÷3/2xy
=3/2y2
エ
(4a+b)/9-(a-2b)/3
={(4a+b)-3(a-2b)}/9
=(4a+b-3a+6b)/9
=(a+7b)/9
オ
√32+2√3÷√6
=4√2+√2
=5√2
(2)
反比例の比例定数aは積xyで一定。
a=3×2=6
y=6/x
(3)
4<√n<5 ←2乗
16<n<25
n=17~24の8個
(4)
球の表面積S=4πr2
半球なのでこれの半分。さらに、下の円を足す。
4π×32÷2+3×3×π
=27πcm2
(5)
ア:最頻値(モード)は1匹。×
イ:平均値は、(0×2+1×4+2×1+3×3+4×1+5×1)÷12=2匹×
ウ:12匹の中央値(メジアン)は6番目と7番目の平均→1.5匹〇
エ:範囲(レンジ)は、最大値5-最小値0=5匹×
ウ
大問2(確率)
(1)
3つの順列。
3P3=3×2×1=6通り
(2)
答案では理由も記述する。pとqの確率を比較すればいい。
◆pの確率
4個から2個取り出す。4C2=6通り
赤玉を取る組み合わせは(赤、①)(赤、②)(赤、③)の3通り。
p=3/6=1/2
◆qの確率
1個ずつ取り出すので、全体は4×4=16通り
【全体-2回とも白玉=少なくとも1個は赤玉】
少なくとも1個は赤玉…16-3×3=7通り
q=7/16
1/2>7/16ゆえ、pの方が大きい。(ア)
@別解@
pの確率について。1回目に赤が出る確率は1/4。2回目は何でもいい。
1回目が白⇒2回目で赤が出る確率は、3/4×1/3=1/4
合計して1/2
大問3(数量変化)
(1)
y=ax2の形だから、
xの値が3倍になると、yの値は9倍になる。
(2)
出会った時間をx秒後とすると、うえのようになる。
距離で等式。
1/4x2+7/4x=65 ←4倍して整理
x2+7x-260
=(x-13)(x+20)=0
x>0ゆえ、x=13
13秒後
(3)
答案では途中の計算も書く。
10秒後に追い越されるから、(10、25)の点を通る。
毎秒15/4mの速さ→傾きが15/4→右に④、上に⑮の傾き。
⑮=25mだから、④=25×④/⑮=20/3
Cが出発したのは、10-20/3=10/3秒後
大問4(方程式)
答案では途中の計算も書く。
大きいプランターをx個、小さいプランターをy個とする。
プランターの個数で等式。x+y=45…①
大きいプランターには6個ずつ、小さいプランターには4個ずつ植える。
(最初はスイセンとチューリップを区別しないで考える)
6x+4y=216 …②
②-①×4
2x=36
x=18
①に代入して、y=27
大きいプランターが18個、小さいプランターが27個。
チューリップは小さいのに2個ずつ植えたから、2×27=54個
スイセンは、216-54=162個
スイセン…162個、チューリップ…54個
大問5(作図)
②∠PAB=1/2∠CABより、
∠CABの二等分線上のどこかにPがある。
③AP=√2AB
AP:AB=√2:1
√2とくれば直角二等辺三角形の斜辺。
ABを直角二等辺の等辺としたとき、Aから斜辺の長さだけ離れたところにPがある。
Bを通る直線lの垂線をひき、AB=BP’となるようなP’をとる。
直角二等辺三角形ABP’において、AP’:AB=√2:1
あとはP’を∠CABの二等分線上に乗せればいい。
AP’=APとなるように移動させる。
大問6(空間図形)
(2)
△OEF∽△OABを活用する。
OE:EA=1:3だから、EF=①とするとAB=④
底面積の比は、正四角錐:直方体=④×④:①×①=16:1
高さの比は、正四角錘:直方体=OA:EA=4:3
体積比=底面積の比×高さの比
錘は÷3すること!
正四角錘:直方体=(16×4÷3):(1×3)
=64/3:3
=64:9
(3)
答案では途中の計算も書く。
△BPQは直角二等辺三角形。
辺の比は1:1:√2だから、PQ=2√2cm
RP=2√2cmとなる。
△OABで考えてみよう。
こういう求めにくい図形は有名角を疑う。
PからBRに垂線、足をSとする。
△BPSの内角は30°-60°ー90°で辺の比は1:2:√3の直角三角形。
PS=√3cm、SB=1cm
△PRSで三平方→RS=√5cm
したがって、RB=1+√5cm
大問7(平面図形)
(1)
半径より、△OABは二等辺。
∠AOB=180-35×2=110°
∠ADBは弧ABに対する円周角だから、110÷2=55°
(2)
△ABE∽△DCBの証明。
弧BEに対する円周角(●)
弧ABに対する円周角+AD//BCの錯角(×)
2角相等で∽
(3)
答案では求める計算も書く。
DE:ECを用いてチョウチョウ型の相似をつくる。
AEとBCを延長し、交点をGとする。
△ADE∽△GCEより、CG=①とすると、AD=②
仮定(BC=2AD)より、BC=④
△ADF∽△GBFより、DF:FB=②:⑤
△ABDは、4×⑦/②=14cm2
台形ABCDの上底AD:下底BCに注目する。
△ABD:△BCDの面積比が①:②だから、
台形ABCDの面積は、14×③=42cm2
大問1
計算は全問正解したい。
(4)球の体積・表面積の公式も忘れずに!
大問2
(2)おのおのの確率を出して比較する。
記述式なので、どちらかがあっていれば部分点がもらえると思う。
大問3
(3)Cのグラフは(10、25)を通過する。分数の傾きをうまく使う。
大問4
プランターの合計数が与えられているので、
植物ではなくプランターの大小をそれぞれ文字に置き換えるとやりやすい。
大問5
条件③が厳しいか。直角二等辺の斜辺の長さを移す。
大問6
(2)体積比=底面積の比×高さの比。経験の差が出やすい。
(3)△BPRは不等辺三角形。△OABが正三角形→有名角の活用。
大問7
(2)証明は標準レベル。
(3)延長してチョウチョウ。よくある相似形である。
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