スポンサーリンク

2021年度 栃木県公立高校入試問題過去問【数学】解説

問題はコチラ→PDFファイル
出題範囲の除外は標本調査。

大問1(小問集合)

(1) 94.2%
-3-(-7)
=-3+7=4

(2) 94.3%
8a35÷4a23
=2ab2

(3) 89.4%
a+b2
=2+(-3)2
=2+9=11

(4) 82.6%
2-8x+16
=(x-4)2

(5) 63.1%
a=(2b-c)/5
5a=2b-c
c=-5a+2b

(6) 49.6%
ア:2乗してaになる数をaの平行根という。9の平方根は±3〇
イ:√16は正の数だから、√16=4×
ウ:√5+√7≠√12×
エ:(√2+√6)2=8+4√3、(√2)2+(√6)2=8×

(7) 73.9%

3本目の平行線をひき、同位角や錯角でおろしていく。
x=180-64=116°

@別解@

外角定理で、x=31+85=116°

(8) 74.1%
反比例はxとyの積が比例定数aで一定。
a=3×6=18
y=18/x

(9) 67.1%
6×6×6÷3=72cm3

(10) 79.5%
2+5x+2=0
因数分解ができないので解の公式を適用。
x=(-5±√17)/2

(11) 59.8%
傾きaが負なので、グラフは右下。
x=-1のとき、最大値y=-2×(-1)+1=3
x=3のとき、最小値y=-2×3+1=-5
-5≦y≦3

(12) 29.6%!
『20分以内でBに到着』だから、時間で不等式を立てる。
歩いた時間はa/60分。走った時間はb/100分。
a/60+b/100≦20

(13) 85.7%
AB:DE=AC:DF
5:4=2:x
x=4×2/5=8/5cm

(14) 53.0%

菱形を想起する。
AB=BC、AC⊥BD、∠ABD=∠BCDは菱形(または正方形)の場合。
長方形は4角が直角で等しいほか、対角線の長さが等しい

大問2(小問集合2)

(1) 34.1%

ACの中点がP⇒ACの垂直二等分線。

(2) 61.0%
a-bが正の数になる→a>b
aが6のときbは5通り、aが5のときbは4通り、aが4のときb3通り…
5+4+3+2+1=15通り
確率は、15/36=5/12

(3)① 9.8%!(部分正答含41.6%)

↑まずは座標を確定する。
AB=4-4a

② 
四角形ABDCは上底が4-4a、下底が9-9a、高さが5の台形である。
{(4-4a)+(9-9a)}×5÷2=26
13(1-a)×5/2=26 ←両辺を÷13
(1-a)×5/2=2
1-a=4/5
a=1/5


大問3(方程式&データの活用)

(1) 42.8%(部分正答含65.0%)
答案では途中式も記述する。
大きい袋がx個、小さい袋がy個。
合わせて40個だから、x+y=40
2つ目の式はりんごの個数で等式を立てる。
5x+3y+57=7x+4y
2x+y=57…②

x+y=40…①
2x+y=57…②
②-①で、
x=17
①に代入。y=40-17=23
大きい袋…17枚
、小さい袋…23枚

(2)① 64.1%
最頻値(モード)は最もあらわれる値。
12分

② 70.6%
5分以上10分未満の度数は6人。
6÷15=0.4

③ 1.7%!!(部分正答含12.2%)
推論問題。

範囲は変わらないので、最小値3と最大値20はいじらない。
15人の中央値は8番目の11分。
これが変わらないということは、11の前か後ろで11を超えないように変動する
5+5=10分
12+5=17分
14+5=19分
最大値20を超えてはならない。
したがって、10分、17分、19分。

大問4(平面図形)

(1) 12.4%!(部分正答含59.3%)
△DGE≡△FGCの証明。

BC=②、CF=①とする。
中点連結定理を適用。DE//BC、DE=1/2BC
DE=②÷2=①(=CF)
錯角で2角が等しい。
1辺と両端角相等で合同となる。

(2)① 47.1%

直角三角形OABの内角から辺の比は1:2:√3→AO=4cm
半径OD=OB=2cm
AD=4+2=6cm

② 9.8%!
半円から△BCDをひけばいい。

BからCOに向けて垂線、交点をEとする。
△OBEの内角は30°-60°-90°で辺の比は1:2:√3→EB=√3
△BCDは底辺が4cm、高さが√3cmとなる。
2×2×π×1/2-4×√3÷2
=2π-2√3cm2


大問5(数量変化)

(1) 63.3%
3×6÷2=9cm2

(2) 26.2%!(部分正答含45.1%)
答案では過程も記述する。
(10、15)→(20、0)
右に10、下に15なので、傾きは-15/10=-3/2
y=-3/2x+b
(x、y)=(20、0)を代入。
0=-3/2×20+b
b=30
y=-3/2x+30

@余談@

幾何で考えると切片がすぐ出せる。

(3) 0.4%!!!
図2のグラフの右側がやけに空いているので、そこに付け足す。

四角形BSCRがはじめて15cm2となるのは、RがAB(SがDC)の中点にきたとき。
Pが出発してから、10+5÷0.5=20秒後
30秒後に四角形BSCRは0cm2、40秒後に15cm2となる。
赤い交点が△APQと四角形BCSRの面積が等しくなるときで、
2つのグラフの変化の割合から中点で交わる。

Rは片道20秒、往復で40秒かかるから、
四角形BCSRが再び0cm2となるのは30+40=70秒後
その5秒手前である65秒後が3回目の交点。
t=65

大問6(整数)

(1)Ⅰ 75.9%(部分正答含91.0%)
各シートの最大数は4・8・12…と4の倍数である。
7枚目の最大数…4×7=28


1枚目の最大数は76。
76から1を足していく。
足される回数は間の数に注意!
76+(7-1)=82

(2) 6.0%!!(部分正答含25.9%)
答案では求める過程も記述する。
最も小さいaをxとおく。
a=x、b=x+25、c=x+50、d=x+75

a+2b+3c+4d=ac
x+2(x+25)+3(x+50)+4(x+75)=x(x+50)
10x+500=x2+50x
2+40x-500
=(x+50)(x-10)=0
x>0から、x=10

(3)① 0.3%!!!(部分正答含3.3%)

nは前問のように考えればいい。
mは〇枚目と〇×4が符号するのが最大数なので、
右下の4mを決めてから、残りのマスを引き算で埋める。
(4m-3)+(4m-2)+(4m-1)+4m=16m-6
n+(n+25)+(n+50)+(n+75)=4n+150

16m-6=4n+150
n=4m-39


n=4m-39(0<m<n≦25)

いろんな攻め方があると思われる。
-39の部分を除外して考えると、mが1増えると
nは4増えていく
試しに最大数25をnに代入すると、
25=4m-39
m=16で整数になっちゃった(;’∀’)

ここからmを-1、nを-4ずつ減らしていくと、
(m、n)=(16、25)(15、21)(14、17)(13、13)…
(13、13)はm<nの条件に反するので×!
よって、n=17、21、25

@別解@
仮にmとnが同数である場合を考えると、
n=4n-39
n=13
ちょうど整数なので、(m、n)=(13、13)のときから、
mを+1、nを+4してnが25以下の範囲を調べる。


大問1
(6)平方根の意味と、根号を使わないで表すの違いに注意!
(14)図形の性質を正確におさえておく。イメージも大切。
大問3
(2)③範囲と中央値を崩さないように値を変える。
推論問題は思考力が身につく。
大問4
(2)①接線がきたら、迷わず半径の作図!

②正三角形を真っ二つにした高さの利用。他県でも登場する。
大問5
(3)いろんなやり方があると思われるが、解説ではグラフの作成を試みた。
周期性のある形になるが、変化の仕方を注意深く見極める必要があった。
大問6
(3)①mは右下、nは左上を起点に文字式で表す。
②変化の割合をとらえると、mが1増えるとnが4増える。
関数の知識を整数問題で応用すると、調査がグッと楽になる。
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました