スポンサーリンク

2018年度 京都府公立高校入試前期【数学】解説

大問3からレベルが上がり、最後の規則は複雑です。
問題はコチラから→リセマムさん
京都府教育庁指導部にもありました。
2019年度解説はコチラ⇒前期 中期

大問1(小問集合)

(1)-22-8÷(-5)
=-4+8/5=-12/5

(2)4a2b÷(-2/5ab)×7b2
=-70ab2

(3)(2x-1)2-(x+3)(x-6)
=4x-4x+1-(x2-3x-18)
=3x2-x+19

(4)n角形の内角の和→180(n-2)を使う。
180(30-2)÷30=168°

(5)連立方程式
代入法でも加減法でも。
x=5、y=-4

(6)いきなり代入するのではなく、式を整理する。
2y-2xy=xy(x-2)
=(√6+2)(√6-2)(√6+2-2)=(6-4)・√6=2√6

(7)(3x-5)(x+1)=0

(8)(yの増加量)/(xの増加量)=傾き
(yの増加量)/6=4/3  yの増加量=8

(9)なかなか面白い出し方です。
Xをつかって、平均値=中央値となる一次方程式を立てる。
中央値は、5とXの平均になる
(2+2+5+X+13+15)/6=(5+X)/2
37+X=3(5+X)
2X=22
X=11

大問2(関数)

(1)
A(-3、12)をy=ax2に代入する。
12=9a  a=3/4

(2)
B(3、12) C(0、24)
傾きは右に3で下に12だから、-4
よって、y=-4x+24

(3)
ひし形全体の面積が、6×24×1/2=72cm2
△ABCはその半分なので36cm2
△ADCが12cm2なので、△ABCの面積の3分の1である
BCを底辺にみると、BD:DC=2:1にする。
よって、D(1、20)

大問3(確率)

(1)
袋Aで1がでたら、袋Bで〔1・2〕以外を出す確率は4/5
袋Aで2がでたら、袋Bで〔1・2〕以外を出す確率も4/5
袋Aで3がでたら、袋Bで〔3・4〕以外を出す確率も4/5・・・
袋Aで4~8をだしても同様。よって、4/5

(2)
袋Aの数字で場合分け。
袋Aで8を出す。袋Bで何をだしても積は8の倍数となる。→5通り
袋Aで4を出す。〔2の倍数×4の倍数=8の倍数〕なので、袋Bで偶数を出せばよい→5通り
袋Aで2を出す。4の倍数をもつ〔3・4〕〔7・8〕→2通り
偶数である6も、2と同様。→2通り
他の奇数(1、3、5、7)は〔7・8〕のみ→各1通りで計4通り
袋Aと袋Bの取り出し方は、8×5=40通りなので、
(5+5+2+2+4)/40=18/40=9/20

大問4(平面図形)

(1)
△DCM∽△CAMの証明。
ACに補助線。
問題文から∠CDM=90°
円周角定理から、直径AMに対する円周角∠ACM=90°
∠CMDが共通角。 2角が等しいので相似。

(2)
AFに補助線。
直径AMに対する円周角から、∠AFM=90°
問題文から∠EDM=90°
△FMAと△DMEにおいて、∠EMDが共通角だから、
残りの角も、∠FAM=∠DEMとなる。
半径から、AM=EM=4cm
1辺と両端角から、△FMA≡△DEMとなる。

上の合同から、FM=DM
(1)の相似を利用。
AM:CM=CM:DM=4:3 DM=3×3/4=9/4cm
したがって、FM=9/4cm

(3)
EMを右下にのばし、円周との交点をGとおく。
2つの直径に挟まれる2つの三角形は合同。△MGB≡△MEA
つまり、△MEAの面積を調べればよい
高さEDは、△EDMで三平方。
ED=√(162 -(9/4)2 )=5/4・√7
△EDM=4×5/4・√7×1/2=5/2・√7cm2

大問5(空間図形)

(1)
△ABCは、1:1:√2の直角三角形→AC=6√2
その半分で、AH=3√2cm

正四角錘の高さOHは、△OAHで三平方。
OH=√{(6√3)2-(3√2)}=√(108-18)=√90=3√10cm
よって、体積は、6×6×3√10×1/3=36√10cm3

(2)
方針:O-ABCD(正四角錘全体)→O-ABD→B―OPQ
O-ABDは、正四角錘の半分。
O-ABD:B-OPQ=△OAD:△OPQ
(底面を△OADとすれば、高さが同じだから)
PとQは中点なので、辺の比→面積比から、△OAD:OPQ=4:1
以上から、36√10×1/2×1/4=9/2・√10cm3

(3)
△OABを正面にして、平面で考えよう。
点Eを作図し、PHに補助線。

点Pと点Hはともに中点。
△ABOで中点連結定理が使える(OBを底辺としてみるとわかりやすい)
PH//OB、PH:OB=1:2
△EPH∽△EBOとなり、辺の比は1:2
OE:EH=2:1
(1)より、OHは3√10だから、3√10×2/3=2√10cm

大問6(規則)

(1)
1~23の玉を3コずつ入れていく。
23÷3=7・・2
→8箱目の2つ目に23の玉が入り、余りの1つに次の1の玉が入る(表でも確認)。
8箱目の玉は〔22・23・1〕。23個いれるたびに、余りの1で1コずつズレる
つぎの23の玉がはいるときは、1コズレて、〔23・1・2〕となる。
よって、求める解は2回目の23の玉をいれるとき
もっというと、はじめの1の玉から、23×2=46個目の玉をいれたとき。
玉は1箱3つずつなので、46÷3=15・・1 →16箱目
箱の種類はA~Dの4種類。16÷4=4 →余りなしなのでD

(2)
8回目の1の玉→1~23を7周+8回目の1=23×7+1=162個目
前問と同様。
162÷3=54 →54箱目
54÷4=13・・2 →余り2からB

(3)
1の玉を聞かれているので、1の玉が何箱目にくるかを考える。
1の玉は23ずつ足していって、
1個目、24個目、47個目、70個目、93、116、139、162、185、207、230・・
1箱に3コずつだから、上の数字を÷3し、あまりがでたら商に+1をする。すると、、
1箱目、8箱目、16箱目、24、31、39、47、54、62、70、77箱目・・に1の玉がくる。
基本的に+8で、3回ごとに+7

○箱目÷4の余りで箱の種類が確定するので、1の玉が入る箱は、
A、D、D、D、C、C、C、B、B、B、A・・・
(1)でやったように、余りの1で玉が1個ずつズレるので、3個ズレると手前の箱に収まる
(A・D×3・C×3・B×3)と計10周の【1~23】がきて、次に1の玉が箱Aに入る。答えは、230個目の1で、77箱目。

式であらわすと、
23×(1+3×3)+1=230個目
230÷3=76・・2  →77箱目

@@

30回目にAの箱に入る1を求める。
ここは捨てて良いと思います(笑)

1の玉が入る箱の種類は、
A/DDD・CCC・BBB・AAA/DDD・CCC・BBB・AAA/DD・・・と続く。
30回目のAがくる箱の順番が答え。

DDD・CCC・BBB・AAAで区切りたいところですが、サボのおすすめは【ADDDCCCBBBAA~(次のAの手前まで)】。
1の玉がAに入る1回目は1箱目、〔1、2、3〕
2回目は前の問題より77箱目、〔22、23、1〕
次は+8して、85箱目、〔23、1、2〕
次は+8して、93箱目、〔1、2、3〕
となると、92箱目がちょうど〔21、22、23〕と区切り良く終わるので、93箱目を新しい周期のはじまりとすれば、1箱目の〔1、2、3〕と同じ規則でスタートし、23コの玉をかたまりとして倍にしやすいからです。

1周期をADDDCCCBBBAA~(次のAの手前)とし、92箱分とする
30÷3=9周期・・2
1周期が92箱分で、最後の余り2は〔ADDDCCCBBBA〕の85箱分。
92×9+85=913箱目

最後は他に良い方法があるかも(汗)見つけた方はお問い合わせにて教えてくださいませm(_ _ )m
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました