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2024年度 京都府公立高校入試問題過去問・前期【数学】解説

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)
(-3)3+42×9/8
=-27+16×9/8
=-9

(2)
2x-6-(x-7)/2
={2×2x-2×6-(x-7)}/2
=(4x-12-x+7)/2
=(3x-5)/2

(3)
2/5x33÷(-2y)÷(-1/25xy2) ←×{-25/(xy2)}
=5x2

(4)
y=16/xについて、
x=2のとき、y=8
x=4のとき、y=4
変化の割合=yの増加量÷xの増加量=(4-8)÷(4-2)=-2

(5)
a-6c=8b
6c=a-8b
c=(a-8b)/6

(6)
112=121、122=144
√121<√125<√144
√125は11~12の間だから、整数部分は11。

(7)
2x2-18x+12=0 ←÷2
2-9x+6=0
解の公式を適用して、x=(9±√57)/2

(8)
球の表面積S=4πr2
半径4cmの円+半球の表面積
=4×4×π+4π×42÷2
=48πcm2

(9)

累積相対度数は、その階級以下の相対度数の合計。
その差が0ということは、度数が増えていない→X=0
Y=25-(1+0+2+4+3+5+2+1)=7
28~31回の相対度数は、7/25=28/100=0.28
Z=0.60+0.28=0.88
X…0、Y…7、Z…0.88

大問2(確率)

(1)
全体は、24=16通り
100円硬貨2枚表→1通りしかない。
50円硬貨が少なくとも1枚表→2枚の50円硬貨を50、50と識別する
50、50、50と50が表の3通り。
計1×3=3通り、確率は3/16。

(2)
余事象から攻める。
全体-100円未満or250円以上=100円以上250円未満
●300円→すべて表→1通り。
●250円→2枚の50円硬貨のうち、いずれか1枚だけが裏→2通り。
●0円→すべて裏→1通り
●50円→2枚の50円硬貨のうち1枚だけ裏→2通り。
計6通り。
100円以上250円未満は16-6=10通りだから、確率は10/16=5/8


大問3(関数)

(1)
AO;y=-3/2xにx=-6を代入。
A(-6、9)
これをy=ax2に代入すると、
9=36a
a=1/4

(2)
y=1/4x2にx=8を代入→B(8、16)
A(-6、9)→(8、16)
右に14、上に7だから、傾きは7/14=1/2
Aから右に6、上に3移動して、切片は9+3=12
y=1/2x+12

(3)

Oを通るABに平行な線をひく。OC;y=1/2x
等積変形で△AOB=△ACBとなる。

ACの傾きは-5/6→Aから右に6、下に5移動してACの切片は9-5=4
AC;y=-5/6x+4
Cはy=1/2xとy=-5/6x+4の交点だから、
1/2x=-5/6x+4
x=3
y=1/2xに代入して、y=3/2
C(3、3/2)

大問4(平面図形)

(1)
△ABD≡△CEDの証明。

仮定より、∠ADB=∠CDE、AB=CE
△ADCの内角は45°―45°―90°だから直角二等辺三角形
AD=CD
斜辺と他の1辺が等しい直角三角形だから合同。

(2)

求めたいBDをxとおく。
CD=AD=7-x
△ABDで三平方→x2+(7-x)2=52
2+49-14x+x2=25
2x2-14x+24=0 ←÷2
2-7x+12
=(x-3)(x-4)=0
x=3、4
条件よりBD<CD=ADだから、BD=3cm(AD=4cm)
@@

本問の特徴である3:4:5の直角三角形と直角二等辺を活かしたい。
Fから垂線をおろして足をHとし、FH=xとおく。
△FHCは直角二等辺だからCH=x→BH=7-x
先ほどの△ABDの三平方と同じ式で、FH=3cm、BH=4cmである。

DH=4-3=1cm
EFに補助線をひく。ED=FH=3cm
EとFは同じ高さにあり、四角形EDHFは長方形
EF=DH=1cm

∠FBH=、∠BFH=×とする。
EF//BCの錯角で、∠GFE=
△EGFの内角は×―90°だから辺の比は3:4:5
EG=1×3/4=3/4cm


大問5(空間図形)

(1)

等脚台形を3分割すると、正三角形が3つ表れる
1辺8cmの高さを求めればいい。
8×√3/2=4√3cm

(2)
高さはAE=4cm、台形の上底さえわかれば体積が求まる。

等脚台形の端に垂線をひき、相似比が3√3:4√3=3:4の三角形をつくる
4cmを3:1に分け、1cmを上にあげる。

8cmを下にスライドして、対称性から左右は1cm
上底は10cm。
水の体積は、(10+16)×3√3÷2×4=156√3cm3

(3)

等脚台形を延長すると、1辺16cmの正三角形になる
3つの正三角形の相似比は、8:10:16=4:5:8

一番上の容器でない部分の面積比は、4×4=⑯
空気の体積比は、5×5-⑯=⑨
(同様に計算すると、水の体積は㊴)

容器を傾けても空気の⑨は変わらない
空気:全体の面積比は⑨:〇64→相似比は
1辺16cmの正三角形の高さは8√3cmだから、
水面の高さは、8√3×/=5√3cm

大問6(規則)

(1)

ド~ソをひたすら繰り返すので、5音目までを見る。
20÷5=4ループ
余りがない→ソの音で終わった
Cは1ループで4回閉じるから、4×4=16回
オ、16回

(2)
113÷5=22ループ…3
余り3は3音目の回数を見る
Aは1ループで4回、4×22+3=91回
Dは1ループで1回、1×22+1=23回
トーンホールA…91回 トーンホールD…23回

(3)

AとBの差が初めてあらわれるのは4音目。
1~3音目…0回、4~8音目…1回、9~13音目…2回、14~18音目…3回の差。

グループの最後の数字に着目すると、
8音目=1×5+3
13音目=2×5+3
18音目=3×5+3
差が1258回の場合は、1258×5+3=6293音目まで。
つまり、差1258回は6289~6293音目である

5n2+5n-7
=5n2+5n-5-2
=5(n2+n-1)-2
nは自然数だから【5の倍数-2】、言い換えれば【5の倍数+3】回吹いた
6289~6293の中で【5の倍数+3】は6293である。

5n2+5n-7=6293
5n2+5n-6300=0 ←÷5
2+n-1260
=(n+〇)(n-△)=0

nの係数が+1→〇と△の差は1で、〇>△
30×30=900、40×40=1600
〇×△=1260はこのあいだ→〇と△の範囲は30~40。
1260は10の倍数だから【偶数×5の倍数】→一方は35が確定
他方は34か36→1260は6の倍数だから36。

2+n-1260
=(n+36)(n-35)=0
n>0だから、n=35


大問1
京都前期の計算は公立高校入試の世界では少し難しめ。慎重にいきたい。
(7)先に共通因数2で割っておく。
(9)累積相対度数が変わらない=度数0
大問2
(2)余事象の方が少ないと察知する。
以上⇒未満、未満⇒以上に切り替わる。
大問3
ここは取りやすかったと思われる。
(3)前問のABからOCはy=1/2x
傾き-5/6からACの式を求め、2直線の交点からC座標が求まる。
大問4
(2)BD…この流れは公立入試でもよく見かける。
 斜辺5cm、他2辺の和が7cmから想像もできてしまう。
EG…難しい。GはADとBFの交点→BF=5cmに着目する。
なんとなく、BFを斜辺とする直角三角形で3:4:5が作れそう。
試しにFから垂線をひくと、右側で直角二等辺が利用できる。
EとFは同じ高さ。EGを1辺とする三角形で3:4:5が作れないか。
大問5
(1)辺の比が1:1:1:2の等脚台形の分割は覚えておきたい。
(2)等脚台形の対称性を利用。
(3)水槽の問題は中受ではよくみかけるが、高受では少なく正答率が低い。
水と空気の体積比を求める必要がある。
延長して容器のない部分をつくると馴染みの方法で算出できる。
傾けても体積は変わらない。五角形の水ではなく、正三角形の空気に目を向ける。
空気の面積比が㉕を超えると、空気が五角形になってしまう点に注意。
大問6
(2)までは同じ方法。1ループで区切る。
(3)例年通りの難問。規則に整数問題が絡む。
ABの差は4音目で+1回、そこから5音目で+2回。
差1258回となるのは6289~6293音目と幅がある。
5n2+5n-7から6293と特定。
最後の因数分解も難度は高いが、やり方は昨年と同じである。
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