平均50.7点(前年比;-0.8点)
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大問1(小問集合)
指示された8問について答える。
(1) 82.2%
4-(-6)×2
=4+12
=16
(2) 69.8%
(x-2y)/2-(3x-y)/6
={3(x-2y)-(3x-y)}/6
=-5/6y
(3) 56.1%
(x-3y)(x+4y)-xy
=x2+xy-12y2-xy
=x2-12y2
(4) 63.3%
a2+2a
=a(a+2) ←代入
=(√3-1)(√3+1)
=(√3)2-12
=3-1
=2
(5) 70.8%
3/2x+1=10
3/2x=9
x=9×2/3=6
(6) 70.0%
紅茶450mLに混ぜるべき牛乳の量は、450×3/5=270mL
足りない分は、270-180=90mL
(7) 84.5%
x+4y=-1 …①
-2x+y=11 …②
①×2+②をすると、9y=9
y=1
①に代入。x=-5
x=-5、y=1
(8) 79.0%
2x2-5x+1=0
解の公式を適用して、x=(5±√17)/4
(9) 83.3%
平均値…(1×1+2×2+3×3+4×4+5×6+6×3+7×1)÷20=85÷20=4.25冊
中央値…20人の場合、10番目と11番目の平均で4.5冊。
最頻値…5冊
ウ
(10) 34.2%
10<√n<11 ←2乗
100<n<121
√(7n)の根号を外すには、7nが平方数となればいい。
n=7では範囲外→n=7×(平方数)
100に近い7の倍数は105(=7×15)
次の7の倍数は112(=7×16)で16は平方数。
n=112
(11) 87.8%
外角定理より、x=44+62=106°
(12) 61.%
5×5×π×240/360=50/3πcm2
(13) 29.5%!
△ABOは正三角形→∠AOB=60°
この円周角にあたる∠ACB=60÷2=30°
△ABCの内角より、∠BAC=180-(78+30)=72°
(14) 73.9%
(ABを軸とした回転体):(BCを軸とした回転体)
=(3×3×π×2×1/3):(2×2×π×3×1/3)
=6π:4π
=3:2
3/2倍
(15) 10.7%!
立方体の体積が1000cm3⇒立方体の1辺は10cm。
DからEGに垂線、足をIとする。
HからDIに垂線、足をJとする。
三角錐H―DEGの体積は、10×10÷2×10÷3=500/3cm3
△ADEは1:1:√2の直角二等辺→DE=10√2cm
△DEGの各辺は側面の正方形の対角線→いずれも10√2cmの正三角形。
△DEIは1:2:√3の直角三角形→DI=5√6cm
△DEGの面積は、10√2×5√6÷2=50√3cm3
HJ=500/3×3÷50√3=10√3/3cm
@別解@
立方体の対角線HB=√(102+102+102)=10√3cm
断面DHFBで捉える。
△DBJ∽△IHJで、DJ:JI=DB:IH=2:1
正三角形DEGにおいて、IはEGの中点だからDIは中線。
中線DIをJは2:1に内分するので、Jは正三角形DEGの重心である。
そして、正三角錐H―DEGの頂点Hから底面の△DEGにひいた垂線の足は、
△DEGの重心Jと一致する。
HJ:JB=1:2だから、HJ=10√3×1/3=10√3/3cm
大問2(小問集合2)
(1)① 58.2%
答案では求める過程も記述する。
x=1のとき、y=6
x=3のとき、y=2
変化の割合…(yの増加量)÷(xの増加量)
=(2-6)÷(3-1)=-2
② 28.0%!
a>0で下に凸、a<0で上に凸。
aの絶対値が大きくなるほど開きは小さくなる。
c<d<b<a
エ
*ア・イ選択者がそれぞれ27.7%、ウ選択者が16.6%だった。
(2)① 88.9%
10マスで1周期。
6行目1列目は30。
② 46.6%
3列目の数字を拾うと【3、8、13、18、23…】
初項3、公差5の等差数列。
3+5(n-1)=5n-2
(3) 21.7%!
∠BCD=∠BPDとなるような、辺CA上のPを作図する。
弧BDに対する円周角を考える。
B・C・D・Pは同一円周上にある→円の作図を試みる。
半円の弧に対する円周角は直角だから、∠BDC=90°
直角三角形BCDの斜辺BCが円の直径にあたり、その中点が円の中心Oである。
①BCの垂直二等分線→交点が中心O
②円の作図。ACとの交点がP。
(4)アイ…50.4%、ウエ…62.7%
混乱したら図を描いてみよう。
速さがわかっているので、距離と時間で等式を立てる。
ア…30、イ…x/12+y/9、ウ…3、エ…12x+9y
大問3(平面図形)
(1) 56.2%
三角形と比の定理。
共通角+DE//BCの同位角=2角相等→△ABC∽△ADE
(2)① 38.5%
四角形EFGHが平行四辺形である証明。
AE=EB、BF=FC
中点連結定理より、EH:BD=FG:BD=①:②
EH=FG=①
EH//BD//FGだから、EH//FG
1組の対辺が平行で、かつ長さが等しく、四角形EFGHは平行四辺形である。
② 33.5%
菱形は4辺の長さが等しい。
EHとFGの長さはBDによって決まる。
EFとHGの長さはACによって決まる。
AC=BDであれば、EF=FG=GH=HEとなる。
エ
*イ選択者が32.5%、ウ選択者が14.9%だった。
(3) 15.4%!
長方形EFGHの面積★★を求めたい。
△ABDと△CBDの面積は等しいとは限らないが、●▲★■の比の関係は同じ。
四角形ABCDを●●▲▲★★■■に分けたうちの★★は、
△ABDを●▲★■に分けたうちの★と割合が一緒。
△ABDの面積を18cm2と仮定したときの★を求めればいい。
△AEH…②×【2】=④
△ABD…③×【3】=⑨
四角形EBDHの面積比…⑨-④=⑤
直角を頼りに、両サイドの三角形を合わせる。
△EBD…①×【1】=①
求めたい長方形の面積比は、⑤-①=④
18×④/⑨=8cm2
大問4(確率・整数)
(1)① 66.2%
全体→5×5=25通り
x>yとなる(x、y)の組み合わせを調べる。
x=5のとき、yは4通り
x=4のとき、yは3通り
x=3のとき、yは2通り
x=2のとき、yは1通り
1+2+3+4=10通り
確率は、10/25=2/5
@別解@
x=yとなる確率は1/5。
(1回目に”何か”を出す。2回目にその”何か”が出るのは1/5)
x>yとx<yは、それぞれ同じ確率になる。
(1-1/5)÷2=2/5
② 58.2%
今度は同時に2個取り出す。
全体…5C2=10通り
【少なくとも1個は偶数=全体-2つとも奇数】
2つとも奇数…3つの奇数から2つをとる。3C2=3通り
少なくとも1個は偶数…10-3=7通り
確率は7/10
(2) 30.5%!
100a+10b+c-(a+b+c)
=99a+9b
=9(11a+b)
11a+bは整数だから、9(11a+b)は9の倍数である。
大問5-Ⅰ(関数)
Ⅰ(1) 45.0%
Bから垂線、x軸との交点をDとする。
AD=8-2=6cm
△ABDで三平方→AB=3√5cm
(2) 40.6%
答案では求める過程も記述する。
B(2、3)⇒A(8、0)
右に6、下に3だから、傾きは-3/6=-1/2
Bから左に2、上に1移動して、切片は3+1=4
y=-1/2x+4
(3) 4.4%!!
CB:BA=2:6=【1】:【3】
△COPと△AOPは底辺OPを共通とするので、
面積比は高さの比にあたるCB:BA=①:③
△BAPは△COPと等積だから面積は①。
△BAO=③-①=②
△BAO:△BAP=OB:BP=〔2〕:〔1〕
Pのx座標は、2×3/2=3
大問5-Ⅱ(関数)
(1) 61.1%
答案では求める過程も記述する。
Cはy=3x-5とx軸との交点→y=0を代入。
0=3x-5
x=5/3
C(5/3、0)
B(0、3)⇒C(5/3、0)
傾きは、(0-3)÷(5/3-0)=-9/5
切片はBのy座標だから、y=-9/5x+3
(2)① 8.7%!!
BD=PD=3-(-5)=8
PDを斜辺とする直角三角形で三平方の定理。
直線(イ)の傾きが3なので、横をxとすると縦は3x。
x2+(3x)2=82
10x2=64
x>0、x=4√10/5
② 0.0%!!!
ポイントは他とくっつける。
四角形AQODをつっつけると、△ABDと△PODの面積が等しい。
底辺はBD:OD=8:5だから、高さは逆比で5:8。
(y軸~A、y軸~Pの距離が5:8になる)
Pのx座標は、3×8/5=24/5
大問1
(4)いきなり代入しない。
(6)小学生でも解けるよ!
(10)nの範囲を確定。ルートを外すにはその中が平方数である。
(13)正三角形が見えたか否か。
(15)方針は立てやすいが、計算が少しめんどい。
大問2
(1)②放物線はaの絶対値が小さいと開き、大きいとすぼまる。
(3)Pの場所をイメージする。△BPDは変な形なので直接描きにくい。
円周角定理をつかえば、円から∠BPDが作れる。
大問3
(2)①BDをはさみ、上下で中点連結定理。
②平行四辺形から菱形に昇格するには、隣り合う2辺が等しいか対角線が直交するかを指摘する。
(3)いろいろなやり方があると思われる。解説では算数で解いた。
大問4
(2)位の和はa+b+c。あとは定石通り。
大問5
Ⅰ(3)座標から面積比パズル。
Ⅱ(2)BDを求める。BPを斜辺とする三平方。
傾きから2辺の長さはxと3x。もう少し正解したい。
(3)相似でもない2つの三角形が等積の場合、
他の部分を巻き込んで大きな三角形にしてしまうのも手。
(底辺の比)×(高さの比)が等しいから、底辺の比と高さの比は逆比になる。
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コメント
大問3 (3)は対角線が直交していることを利用すれば、もっと簡単に解けると思います。
四角形ABCD=ACXBDX½=18より、ACXBD=36
△ABCでEF: AC= 1:3より、EF= ¹∕₃ AC
△ABDでEH: BD= 2:3より、EH= ²/₃ BD
四角形EFGHの面積は EF X EH = ¹∕₃ ACX ²/₃ BD = 2/9 ACX BD = 2/9X 36 = 8
平行線と線分の比を利用してすっきり解けて、中学生にもわかりやすいと思います。
コメントありがとうございます。
私の解法は独特でわかりづらかったと思います。
大澤さんのように、平行線と線分の比⇒文字式に持ち込んだ方がわかりやすいですね。