平均54.7点(前年比;+0.3点)
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*直訳にこだわっていません。
大問1(リスニング)-63.0%
〔問題A〕 1回目の放送のあとに5秒、2回目は10秒の解答時間がある。
<対話文1>ウ 92.6%
トム:姉の誕生日プレゼント買うつもりなんだけど。リサ、一緒に来てくれる?
リサ:もちろんよ、トム。
トム:明日ひま?
リサ:ごめん、明日は行けないわ。誕生日いつなの?
トム:来週の月曜さ。だったら、次の土曜か日曜はどう?
リサ:土曜なら大丈夫よ。
トム:ありがとう。
リサ:いつどこで会いましょうか?
トム:駅に11時でどう?
リサ:OK。じゃあ、またね。
問題―トムとリサはいつ、彼の姉の誕生日プレゼントを買う予定か?
ア:明日 イ:次の月曜 ウ:次の土曜 エ:次の日曜
*『Are you free tomorrow?』=あした暇?
freeは『available』(入手できる・利用できる・手が空いている)で代用可。
<対話文2>エ 70.9%
ボブ母:もしもし。
ケン:もしもし。ケンです。ボブと話せますか?
ボブ母:はぃ、ケン。ごめんなさいね。今出かけちゃって。
ボブに後でかけさせましょうか?
ケン:ありがとうございます。ですが、もう出かけなければならないので。
メッセージお願いできますか?
ボブ母:もちろんよ。
ケン:明日、僕の家で宿題をやるのですが、数学のノートを持ってくるよう彼に頼んでください。
いくつか彼に聞きたいことがあるので。
ボブ母:OK、わかったわ。
ケン:ありがとうございます。
ボブ母:どういたしまして。
問題―ケンはボブに何をしてもらいたい?
ア:後でケンにかけ直す イ:メッセージを残す
ウ:ボブの宿題をする エ:彼の数学のノートを持ってくる
*電話では自分を伝えるときは『I am~』ではなく、『This is~』を用いる。
『Do you want O to ~?』=Oに~してもらいたいですか?=Oに~させましょうか?
『ask O to~』=Oに~を頼む
<対話文3>イ 69.3%
ユミ:やぁ、デイビッド。どんな本を読んでるの?
デイビッド:やぁ、ユミ。浮世絵についての本さ。先週、美術の授業で習ったんだ。
ユミ:なるほど。私も習ったよ。今、市の美術館で浮世絵が見れるわよ。
デイビッド:マジ?行きたいなぁ。僕の国にも浮世絵を所蔵する博物館があるよ。
ユミ:ええ、本当?それを聞いてビックリだわ。
デイビッド:一度、そこで浮世絵を見に行ったことあるよ。日本でも見たいなぁ。
ユミ:先週末、市の美術館に行ったんだけど、とても面白かったわ。あなたも行くべきよ。
問題―なぜ、ユミは驚いた?
ア:ディビッドが先週末、美術の授業で浮世絵を習ったから。
イ:ディビッドが自分の国にある博物館に浮世絵があると言ったから。
ウ:ディビッドが自分の国で浮世絵を見なかったから。
エ:ディビッドが先週末、日本の市の美術館に行ったから。
*「I am surprised to hear that.」のthatの内容。
このtoは感情の原因を表す副詞的用法。手前にあるディビッドのセリフが答え。
〔問題B〕問1が5秒、問2が15秒の解答時間。
私たちの学校へようこそ!私はリンダ、この学校の2年生よ。今日は学校について紹介しようと思います。私たちの学校は2015年に建てられました。だから、まだ新しいです。今、私たちは体育館にいます。初めに図書館に行って、その利用方法を教えます。そして、教室や音楽室を周り、最後に食堂に向かいます。そこで、他の生徒や先生たちに会います。
そのあと、歓迎会を行うつもりです。私はあなたたちにもっと話したいことがあります。学校の前で集合写真を撮りました。もし、写真が欲しかったら、明日、先生に伝えてください。質問ありますか?では、始めましょう。私についてきて下さい、
<問題1>ウ 64.8%
問題―日本の生徒たちは、どこで他の生徒や先生と会うか?
ア:体育館 イ:図書館 ウ:食堂 エ:学校の正面
*ゴールの食堂。
<問題2>They should tell a teacher. 17.5%!
問題―日本の生徒たちが写真を欲しい場合、明日、彼らは何をすべきか?
*最後の写真のくだり。代名詞oneは、a group pictureを指す。
tellは第3文型でも第4文型でも使える。
大問2(短文読解・自由英作文)-46.1%
マリ:私はボランティアの仕事に興味があって、サマーボランティアプログラムに参加したいの。
ジェーン、このサイトを見て!事前説明会に行く必要があるそうよ。私と一緒に来てくれない?
ジェーン:もちろんよ。どの日にする?
マリ:3日のうち1つを選ばなきゃ。今日は6月11日木曜日。来週が良いな。
ジェーン:ごめんなさい。来週の火曜は夕方に用事があって行けないの。
マリ:来週の(A)土曜はどうかしら?
ジェーン:OK。その日に行きましょう。場所も選ばなきゃね。
マリ:うーん。ウェストシティホールがサウスステーションに近いけど、あなたの家から遠いわ。
だから、(B)イーストボランティアセンターの方があなたには良いわね。歩いて5分の場所よ。
ジェーン:ありがとうマリ。うん、そこにしましょ!
(1)ア 45.4%
*A:今日は11日の木曜。来週で火曜以外の日を選ぶ→6月20日の土曜日
B:前文でウェストシティーホールがジェーン家から遠いので別のほう。
マリ:こんなに多くの人々が説明会に来てる!
ジェーン:多くに人がサマーボランティアプログラムに興味を持っているのね。
マリ:そうね。2種類のプログラムがあるわ。1日のプログラムと3日のプログラムよ。
事前説明会によると、1つのプログラムから1つだけ活動を選べるとのこと。
ジェーン:どの活動に参加したい?
マリ:えっと、清掃活動のどれかに参加したいな。あ、ラッキー。
私は8月の7日と8日は空いてるのよ。(A)ビーチの清掃活動に参加するわ。
この活動を通じて海を守りたいのよ。
ジェーン:良いわね。私はアメリカで清掃活動の経験があるのよ。
日本では違う活動をしてみたいわ。
マリ:そうね、あなたは植物が好きって聞いたけど。
ジェーン:うん。花を植えたことがあるの。植物を関する物事に興味があってね。
2~3日間、ボランティアの仕事をしたいわ。
マリ:じゃあ、(B)植林活動はどう?一度もやったことがないのにしてみたら?
ジェーン:そうね。それにする!
(2)エ 31.7%!
*A:うしろに『the sea』とあるのでbeachの清掃。
川の清掃が海の保護につながると考えても、Clean a Riverは8月5~7日か19~21日。
8月7日と8日が空いているマリは参加できない。
B:『a few days』なのでThree-Day Programsのどれか。
植物に関係する活動でジェーンがやったことのないもの。現在完了の経験用法に注目。
(3)
マリへ。
私が日本に滞在していた間、助けてくれてありがとう。日本について学んだり、たくさんの友人ができて楽しかったよ。私はサマーボランティアプログラムに参加したことが、とくに印象深かったです。環境保護がとても大切であることを学びました。今、それについてもっと学びたいです。
先日、日本で経験したことを他の生徒たちにスピーチする機会がありました。サマーボランティアでの活動や、その活動を通じて学んだことを彼らに話しました。生徒の多くも環境保護にたいへん興味を持っていました。スピーチが終わると、彼らは私に活動についてたくさん尋ねてきました。彼らが関心を抱いてくれて嬉しかったです。
先週、私は同級生の何人かと保育所を訪れました。エコフレンドリーなおもちゃを知っていますか?木材やリサイクルされたプラスチックで作られたおもちゃのことです。それには電池がついていません。子供たちはそれで遊んでいました。保育園でエコフレンドリーなおもちゃが使われていたことにとても驚きました。
環境保護について考えをシェアしましょう。私たちは、よりエコフレンドリーな生活を送るべきだと思います。私たちは何ができるでしょうか?何か考えがありますか?あなたからの便りを心待ちにしています。
①ウ 60.7%
ア:ジェーンは日本で、サマーボランティアプログラムでのマリのスピーチを聞いて環境保護を学んだ。
イ:ジェーンがスピーチした後、多くの生徒たちが保育所への訪問に興味を持ち、それについてたくさんの質問を尋ねた。
ウ:ジェーンが何人かの同級生と一緒に保育所をいったとき、そこで使われていたエコフレンドリーなおもちゃに大変驚いた。
エ:ジェーンが日本で滞在していた間、彼女はエコフレンドリーを学ぶためにサマーボランティアプログラムに参加した。
*第3段落最後。『I was very surprised that they were used there』.
代名詞を具体化すると、they=eco-friendly toys、there=a nursery school
② 46.6%
こんにちは、ジェーン。
メールありがとう。楽んで読みました。環境保護についてもっと知ることが重要だと思います。あなたの質問に答えようと思います。よりエコフレンドリーな生活を送るために私たちができることが1つあります。それを話します。
(空欄)
私たちがまた会えたときに、これについて詳しく話したいです。
もう一度あなたに会えることを楽しみに待っています。
マリ
解答例―Fish and animals die because of plastic waste.
So, we should reduce the number of the plastic bags we use.
We can save a lot of lives just by taking our own bags with us when we go shopping.
『魚や動物たちはプラスチックごみのせいで死んでいる。
だから、私たちはレジ袋の使用枚数を減らすべきだ。
買い物に行くときに自分のカバンを持っていくだけで、多くの命を救うことができる』
*千葉や神奈川でもプラゴミ問題が出ている。
『because of~』=~のために、~せいで
『reduce』=減らす
『plastic bag』=レジ袋 『take 物 with 人』=物を(人が)持っていく
『just by V-ing』=~しただけで
大問3(対話文)-57.5%
遥と順一は東京在住の高校2年生。スーザンはアメリカからやって来た高校生。
昼食後の教室で、彼らはイギリス出身のALTであるジョージと話している。
遥:私の姉の写真を見て。
スーザン:おぉ、着物を着ているね。彼女は成人式にいったの?
遥:そうよ。先週の月曜日、都市で開かれたの。
スーザン:ニュースで観たよ。(1)成人式について詳しく教えてよ。
順一:もちろんさ。成人式は二十歳になった人や、これからなる人を祝う式典さ。
遥:昔から日本人は、大人になった人を祝う式典を開いていたの。
成人年齢は、以前はもっと低かったのよ。
ジョージ:それは知らなかった。他にも昔は違う点があったのかい?
ジュンイチ:はい。例えば髪型や身に着ける着物の種類を変える人がいました。名前も変えたんですよ。
ジョージ:興味深いね。成人になることは日本人にとって重要だったんだね。
順一:その通りです。約70年間、各都市で成人式が催されています。
ジョージさんはそのような式典がありましたか?
ジョージ:(2)なかったな。
僕がパーティを開いたのは21歳になったときと大学を卒業したときだったな。
スーザン:私も16歳のときに盛大な誕生日会を開いたわ。
遥:あなたもなの?その年齢で大人になるのかしら?
スーザン:いえ。私の州では成人年齢は18歳よ。州によって違うの。
順一:なるほど。日本では20歳になると、法律上成人になるよ。
2022年には18歳に変わるけどね。僕も大人になるのを楽しみにしてるよ。
遥:私も同じ。だけど、成人に達したら自分自身の決断に責任を持たなければならないわ。
スーザン:(3)その通りね。だけど、私は年齢によっていろんな違いが生まれるとは思わないわ。
例えば、私は日本に来て、ここで勉強を頑張っているけど、それは決断に責任を感じたからよ。
ジョージ:スーザンに同意だね。順一、遥、君たちもすでに多くの決断をしてきたと思うよ。
例えば、進学先を決めたり、部活を決めたり、将来何をすべきか決めることもできるよね。
遥:そうね。そのような考え方はしたことがなかったわ。
ジョージ:君たちが大人になる前は親の同意なしにできないことや、合法的にできないこともある。
(4)しかし、君たちは自分の人生をより良くするためにすべきものを決めることができる。
遥:そうですね。私が英語の勉強を頑張っているのは、スーザンのように海外にいって勉強して、
人々からたくさんの物事を学びたいからです。
スーザン:わぉ、そうなの?嬉しいわ。
ジョージ:順一はどうだい?
順一:現在、僕は親に養ってもらっている。職に就いて自立したいです。
ジョージ:良いね。どんな仕事に就きたいのかな?
順一:スポーツ科学を使った仕事です。僕はスポーツ科学に興味があります。
大学ではそれを研究したいです。今、一生懸命、勉強をしています。
ジョージ:なるほど。(5)スーザンはどうだい?
スーザン:私は高齢者を助けることをしたいです。今、その方法を考えている最中です。
ジョージ:どれも良い考えだと思うよ。目標に向かって全力を尽くしてね。
あぁ、もう行かなきゃ。君たちと話せて楽しかったよ。また話そう!
遥・順一・スーザン:ありがとうございます、ジョージ。
(1)イ 62.3%
*itの内容を問う。
『Tell me more』=詳しく教えてよ
遥の姉が参加した成人式の写真をきっかけに、スーザンは成人式について尋ねた。
後ろの順一のセリフでは成人式の説明が書かれている。
ア:遥の姉の写真 イ:成人式 ウ:成人式のニュース エ:遥の姉が着ている着物
(2)ウ 67.2%
*I didn’t( have such a ceremony ).
そのような式典はなかったな。
such a ceremonyの内容は1個前の文。各都市が催す成人式。
ア:ジョージは、昔の日本の成人年齢を知らなかった。
イ:ジョージは先週末、成人式にいかなかった。
ウ:ジョージが住んでいた都市では、成人式が開かれなかった。
エ:ジョージは、彼の誕生日と大学卒業時にパーティをしなかった。
(3)ア 60.3%
*下線部を直訳すると、”年齢が違いをつくるとは思わない”。
うしろに、未成年者でも責任をもった決断を下す具体例が書かれてある。
ア:大人になる前でも後でも、人々は自分の決断に責任を持たなければならない。
イ:スーザンは正しい決断ができず、責任を持てない。
ウ:正しい決断ができて、その決断に責任を持てるのは大人だけ。
エ:順一と遥は、20歳になって法律上の大人になることを楽しみにするだろう。
『both A and B』=AとBの両方
(4)エ 58.8%
*遥は〔 〕を決めることができる。
未成年者である遥が、自分の生活をより良くするためにする決定事項を選ぶ。
ア:遥の親が彼女に賛成しなければ、法律上できない物事をすること
イ:遥が日本で大人になる年齢
ウ:いつ成人式を開くべきか
エ:遥が将来、何になりたいか、将来のために今何ができるか
『agree with~』=~に賛成する
(5)イ 66.9%
*ジョージが順一にした質問「What kind of job do you want to get?」を受ける。
『get a job』=仕事に就く
ア:誰があなたを養うのか? イ:将来、何の仕事をしたい?
ウ:何の科目に興味ある? エ:何を決めることができる?
『What do you do?』=お仕事は何ですか?
これにwant to~in the futureを足して、将来なりたい仕事を尋ねる。
(6)エ 35.9%
*「大人になる〔前〕に、人々は多くの物事を決断するとジョージは考えた」
本文をきちんと訳せれば難しくはない。
(7)ア 51.2%
*更なる英文が(´゚д゚`)
今日、遥と順一、ALTのジョージと一緒に日本の成人式について話しました。長い間、日本人は大人になった人をお祝いしてきました。お祝いの(A)仕方が興味深いです。昔は、大人になった後で(B)異なる名前を持つ人もいました。
順一と遥は大人になることを心待ちしていると言いました。私たちは将来の計画についても話しました。みな(B)違うものでした。遥は海外で勉強を、順一はスポーツ科学を使った仕事に就きたいと言いました。今、私は高齢者を助ける(A)方法を考えています、私には何ができるのか?頑張りたいと思います。自分の決断には責任を持ちます。
@制限行為能力者制度@
元法学徒として少しだけ言及します。
民法上の成年は主に契約責任を果たせる者を指します。契約違反をしてしまうと、損害賠償責任などの法律上の責任が発生します。このような契約の拘束力を受ける根拠は、自分の意思で契約を締結した自己責任原則にあります。
一方で、契約内容を理解できなかったり、自己の利益を防衛するための交渉ができないなど、契約を結ぶにあたって十分な判断能力を持っていない人はその意思決定が不十分ですから、自己責任を追及するのは酷な話です。(自己責任の追及は意思決定に問題がない場合のみ成立)そこで、このような人たちを制限行為能力者とくくり、事後的な契約の取り消しを認めました。
例えば、未成年者が法定代理人である親権者の同意なくして契約をすると、法定の期間までに一方的な取消権を行使することで契約の拘束力から解放されます。もちろん、判断能力は各々個人差がありますが、主観的な要素の判断は難しいものですが、契約の都度、本人の判断能力の確認を要求すれば、制限行為能力者の保護を疎かにし、ひいては取引の安定性も損なわれてしまいます。
そこで未成年者となるボーダーを設定し、○歳以下は制限行為能力者であると画一的に決めました。
こうすれば年齢の確認だけで意思決定の有効性を判断できます。
@余談@
・昔の日本では成人年齢が今より下だったのは元服のことだと思う。
・スーザンが16歳で盛大な誕生日パーティを開いたとありましたが、
2015年の千葉前期で出てきた「sweet sixteen party」のことかもしれない。
大問4(長文読解)-41.0%
ミサは高校1年生です。10月のある日、オーストラリアの高校生がミサの学校にやってきました。彼らは日本文化や日本語の勉強に興味がありました。彼らの1人、エレンはミサの家に泊まりました。ミサはとても喜びました。英語を話す良い機会を得たからです。学校の初日、ミサは英語でエレンにいろんなことを説明しました。エレンは言いました。「ありがとう、ミサ。いつもとても助かっているわ」ミサはそれを聞いて大変喜びました。
ある日、エレンはミサと一緒に、オーストラリアにいる彼女の友人のために千代紙という特別な折り紙を買いに出かけました。エレンはミサに言いました。「昨夜、買い物のために日本語を練習したの」。お店で、エレンはいくつかの種類の模様が描かれた千代紙を買おうとしました。店員の1人に日本語でその説明をしたのですが、店員は彼女の言っていることがわかりませんでした。ミサが日本語で店員に説明して、エレンが欲しがっていた千代紙を買いました。ミサは嬉しかったです。
次の週末、エレンはミサに本を見せて言いました。「この本をご存知?」ミサはいいえと答えました。エレンはがっかりしたようです。エレンはミサに言いました。「これは私のお気に入りである日本人の作者が書いた本なの。彼女は日本語で書くけど、これは英語の翻訳書よ」「わかったわ。読んでみるわね」とミサは答えました。そして、エレンはその作者の討論会に行きたいと言いました。ミサはその場所への行き方を調べ、エレンに説明しました。ミサはエレンに聞きました。「私も一緒に行こうか?」エレンは笑顔で答えました。「大丈夫よ。一人で行けるわ。ありがとう」そして、彼女は討論会に向かいました。
翌日、ミサ、エレン、ユウスケとブライアンは博物館に行きました。ユウスケはミサの同級生の1人で、ブライアンは別のオーストラリアの生徒です。日本の歴史に関する展示がありました。ミサが英語で歴史の説明をしました。その後、ユウスケは日本語でミサに話しかけました。彼はオーストラリアでのエレンやブライアンの学校生活に興味があると言いました。彼もまた、彼らがよく考えている物事を知りたかったのです。ユウスケはエレンとブライアンにそのことを尋ねました。彼は流暢な英語を話さず、ときどき日本語を交えましたが、エレンとブライアンは彼の言っていることを理解しようとしました。そして、ブライアンはミサに聞きました。「何か質問はあるかい?」ミサはしばらく考えてから聞きました。「生徒は他の言語を学ぶべきだと思う?」ブライアンは言いました。「うん。人生をより味わい深いものにさせてくれるからね」ブライアンは日本のアニメが好きで、日本語で理解できるようになりたいと言いました。エレンも同じだと言い、日本語の本を読みたいと言いました。彼女は言いました。「私も日本人と一緒に、本や作者について話したいわ」ミサは心のなかで思いました。「それは知らなかったわ。エレンが昨日、本を持ってきたのは、彼女がそれについて私と話したかったからだと思う」彼女は申し訳ない気持ちになりました。そして、エレンはミサに聞きました。「ミサはなんで英語を勉強しているの?」ミサは答えました。「海外からやって来た人々に、日本のことを説明できるようになりたいからよ」ブライアンは言いました。「なるほど。じゃあ、僕が質問するとき、君に聞いてもいい?」ミサは言いました。「もちろんよ」
そのあと、彼らは昼食をとるために、博物館の近くにあるハンバーガーショップに行きました。エレンとブライアンが注文したとき、ミサは彼らの助けに入りました。ユウスケはミサを止めました。「彼らが日本語を実践する良い機会だよ」ユウスケは言いました。エレンとブライアンは日本語で昼食を注文し始めました。エレンはメニューにある絵を指しました。ブライアンはジェスチャーを使い、彼が店で食べたいものを伝えました。エレンとブライアンがミサとユウスケと一緒にテーブルに座ったとき、ブライアンは言いました。「僕たち自分の昼食を買えたよ!」エレンは言いました。「日本語の会話を理解するのって私には難しいわ。もっと勉強しなくちゃ」しかし、彼女は嬉しそうでした。新しい言語を実践することは楽しいことなんだとミサは気づきました。
家に帰る途中、エレンはミサに言いました。「今日は本当に素晴らしい日だったわ。あなたが英語の学習を頑張っている訳や、私のことをたくさん助けてくれる訳が分かったの」ミサは笑顔で言いました。「私も素晴らしい日だったわ。どうして、あなたが昨日その本を私に見せたのか考えることができたからね。私はエレンと本についてもっと話したいわ。たぶん、日本語で話すべきね。あなたのお気に入りの作者が書いた本を私に紹介してくれない?」エレンは答えました。「もちろんよ。あなたの好きなことも知りたいわ」ミサは言いました。「明日、図書館に行って本を探しましょうよ」
長いわ!
(1)エ 54.5%
*ミサは〔 〕から、とても喜んだ。
ア:彼女はエレンと英語で話すことができて、英語を話す良い機会となった
イ:オーストラリアから来た高校生の1人であるエレンが、彼女の学校に来た
ウ:エレンが日本文化や日本語の勉強に興味を抱いていた
エ:彼女は学校で英語を話すことで、エレンを大いに助けることができた
『~to hear that』のthatの内容は、直前にあるエレンの感謝の言葉。
(2)エ→ア→ウ→イ 19.0%!
*エ:エレンはミサが知らない本をミサに見せた。
ア:エレンはお気に入りである日本人の作者の討論会へ一人で言った。
ウ:ミサは、エレンが本や作者について彼女と話したいと考えた。
イ:ミサはエレンと一緒に日本語で彼女のお気に入りである作者の本について話したかった。
『by oneself』=一人で、独力で
『imagine』=想像する、推測する、思う、考える
(3)①ア 29.5%!
*エレンが欲しがっていた千代紙を買うためにミサとエレンが店に行ったとき、〔 〕。
ア:エレンがミサと一緒にそれを買えたから、ミサは嬉しかった
イ:ミサはエレンのお気に入りである模様を英語で店員に説明し、それを買った
ウ:エレンは店員にお気に入りの模様を説明したが、店員は彼女の英語がわからなかった
エ:日本語を使うことで、エレンはオーストラリアにいる友人のためにそれを買った
第2段落の後半。ミサは店員に対し、日本語で説明した。
②ウ 50.6%
*博物館でユウスケは、エレンとブライアンにオーストラリアでの学校生活について尋ねた。
なぜなら〔 〕。
ア:英語を話す良い機会だと考えたから
イ:博物館の展示について、英語で説明することができなかったから
ウ:彼女たちの学校生活に興味を持ち、彼女たちが考えていることを知りたかったから
エ:エレンとブライアンに日本語の実践をしてもらいたかった
『want O to~』=Oに~をしてもらいたい
③イ 44.6%
*ハンバーガーショップでエレンは幸せそうだった。なぜなら、〔 〕。
ア:ユウスケが彼女を助けて、彼女は自分の昼食を買うことができたから
イ:日本語を使って、自分の力で昼食を買ったから
ウ:ユウスケの日本語を理解するのが難しくなかったから
エ:ジェスチャーを使ったり、絵を指すことなく、昼食を注文したから
『without v-ing』=~なしに
(4)①イ 49.8%
*ハンバーガーショップでエレンの嬉しそうな表情を見て、ミサは何に気づいた?
ア:エレンが食べ物をとても喜んでいるのに気づいた。
イ:新しい言語を実践するのは楽しいことに気づいた。
ウ:エレンは日本語の会話を理解するために、より日本語の勉強をしなければならないと気づいた
エ:もっと英語を実践しなければならないと気づいた。
②ア 39.1%
*博物館を訪れた後日、ミサとエレンは何をする予定だったか?
ア:図書館にいって、彼女たちのお気に入りの作者が書いた本を探す
イ:現在、彼女たちが各々学んでいる言語の学習をより頑張る
ウ:日本語で他の人々と本や作者について話す
エ:一緒に討論会に行き、エレンのお気に入りの作者について話す
以下、公式の検査結果を参照。
大問1
リスニングの正答率は高め。
B(2)You(We) should tell a teacher.やTake a picture in front of the school.の誤答が見られた。
2回目の放送で該当箇所を狙いにいく。
大問2
(2)ウの誤答が多かった。Bの後ろ、”一度も経験したことがないもの”を見落とさない。
(3)②理由を含め、3文で収める英作文。46.6%も正答している。
配点が12点と高いので、空欄は避けたい。
大問3
(6)ウの誤答が多かった。
decisionsは下線部(3)のスーザンのセリフ以降にでてくる。その次のジョージのセリフ。
(7)ウの誤答が多かった。
大問4
内容は英文でよくあるネタだが、語数が多いので少しでも早く読みたい。
(2)イとウを取り違える誤答が多かった。
博物館の話が選択肢にない。エレンの思いをimagine(ウ)してから、(イ)につながる。
(3)①ウの誤答が多かった。
千代紙の話は第3段落。パラグラフ(段落)で整理しよう。
*昔は折る紙を千代紙といい、千代紙を折って作品を作ることを折り紙といったらしい。
→大丸藤井セントラル
令和3年の出題範囲除外→『関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法※ 同様の働きをもつ接触節も出題しない』
@2020年度(都立)@
数学…平均61.1点 数学(分割後期) 社会…平均57.0点 理科…平均53.4点
その他は下記リンクの目次からどうぞです。
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